私は14日間乗船する予定なので、ちょうど折り返し地点を越えて、後半に入ったところである。

昨日の夜は海に沈む夕陽を見た（22時！）。今朝は、７時過ぎに海から昇る朝日を見た。だいぶ風や空気が冷たくなってきていて、北欧に向かいつつある、という感じがしてくる。（まだスペイン沖だけど）

前回がシンガポールからセーシェル諸島まで、ずっと真夏だったこともあって、何となく今回も夏の洋服しか持ってこなかったので、長袖は着た切り雀の私である。。。

それから、前回はシンガポールからセーシェル諸島までノンストップ（ずっと船上）だったのだけど、今回は３日ごとぐらいに寄港地があって、そのたびに１日＋寄港地説明会などの時間がとられるので、なかなか前回本を１冊書き進めたように（『エネルギー危機からの脱出』、今回の「マイ・プロジェクト」は進まな
いなあ……。

今日は環境スクールの講座で「システム思考」の話をし、そのあと、希望者を募って「システム思考ゼミ」をおこなった。講座では全般的な話をして、ゼミでは、実際にループ図を描いてみる練習。

船には、いつもの講演やワークショップではなかなか会えないような普通の方々がたくさんいらっしゃるので、話の仕方や言葉の選び方などについても、いろいろ考えさせられたり、調整が必要なことがあって、勉強になることであるよ。

午後、講座とゼミをやったら、そのあとは「船上マスカレードパーティー」の特別イベントだった。ヨーロッパに入っていくので、仮面舞踏会をしましょう、というイベントだ。思い思いに仮装や仮面を準備して（準備するための企画もある）、プールサイドに集まってくる。私もワンピースに着替えて、スタッフのゴウダサ
ンが作ってくれたビーズのきれいな仮面を目のまわりにつけて参加。（ワンピースのおかげか、仮面のおかげか、だれも私だとわからなかったみたい。^^;）

船に専属のバンドが生演奏している。海はきらきらしていて、空は明るくて、みんなにこにこしていて、よい雰囲気。そして、こんなに若者が乗っていたんだー、とびっくり。こういうイベントには張り切って出てくるのね。若い女の子たちのおしゃれがカワイイ。

プールサイドのバーには缶ビールしかなかったので、かたくなに飲まずにいたら、「じゃ、下に降りましょうか」とピースボートのスタッフが声をかけてくれて、いっしょに環境スクールをやっている仲間たちといっしょに、下のバーで、生ビールで乾杯。わいわいとにぎやかにおしゃべりを楽しんでいるうちに、ディナータ
イムである。

これまでほとんど和食だったのだけど、今日は「フルコースのフレンチ・ディナー」だという。正装でいらしてください、と書いてある。席には船からのプレゼントという赤ワインがきらきらしていて（まだ日が高いのだ）、生ハムのオードブルから、スープ、ステーキ、デザートというコースをおいしくいただいたので
あった。インターナショナルなウェイターさんたちも仮面をつけて盛り上げている。けど、業務上前が見えなくなると困るので、みんな顔ではなく、髪の上に載せているので、何だか、保育園の学芸会的雰囲気で、おかしい。(^^;

あちこちでダンスも始まっているようで、夜はこれから！という感じだったが、私は先に失礼して、いつもどおりに寝に戻った。日の入りが22時過ぎなので、船室はまだ明るくてまぶしい。カーテンを引いて、お休みなさい〜。