昨日は、翻訳道場その2の第1回だった。安心して任せられる翻訳者をもっともっと育てたい!(そうして自分がラクになりたい!)と思って、5月と7月に翻訳道場を開催した。合計で70人以上が参加してくれたと思う。
そのときに、「あー、もっと一文ずつきっちり一緒に訳していくトレーニングが必要だなあ」と思った。どういうところに気をつけて、何をチェックしながら、どうやって訳語を選んでいけばよいか、少なくとも私がどうやっているかは伝えられる。みんなにも自分のやり方を意識して、少しでも効果的・効率的にできるよう、改善していってもらえるはず、と思ったのだ。
それで、翻訳道場参加者を主な対象に、今回の「翻訳道場その2」を開催することにしたのだ。夏休みをけずって2日捻出し、2回限定としたのだけど、両回とも満員御礼である。
今回は15〜16人の少人数制で、一人ずつ訳を発表してもらいながら進めるという、「道場!」って感じ。蝉時雨の中、みんな一生懸命取り組み、一生懸命考え、一生懸命次への手がかりを持ち帰ろうとがんばっている。一人ひとりの課題や現在地はそれぞれだけど、翻訳が好きで、もっとじょうずになりたい、仕事にしていきたいというみんなは「同志」である。レベルの高いもう一歩の人たちが集まって、こうして切磋琢磨しているようすは美しいなあと思う。
予定時間を上回ってびっちりトレーニングをしたあとの、夕食会も楽しく、盛り上がった。また開催してほしいとの声もいくつもいただいたので、時間がとれそうな時に(次は冬かな?)考えようと思う。
というわけで、怒濤の7月に続き、怒濤の7日が終わって、少し夏休みモードに切り替え。
今日は部屋の片づけなどをして、夕方ジムへ。明日はオフィスのミーティングぐらいで、夜は鎌倉の花火大会へ。絶望組の漫画家山田さん、科学者エモリサン、編集者オオモリサンなどのほか、JFSやオフィスのスタッフやその家族も含め、大所帯で楽しみである。
今週は、オフィスの夏休みもあり、対外的な仕事もお休みのため、「立て直す週」にできれば、と思っている。どうしても、忙しい日々が続くと、やるべきこともたまってしまうし、本当に進めたいマイプロジェクトを進める時間や、勉強のための時間がとりにくくなる。
こうなってくると、スキーでいう前傾ではなく、後傾姿勢になってきてしまうので、あまりよろしくない。ので、こういうバッファーみたいな時間がとれるとほっとする。メールニュースもその他も、部屋の片づけも資料の整理も、やるべき勉強も、いっぱいたまっている。何とか立て直せるかな〜。