ホーム > えだブログ > ダボスより

えだブログ

2009
Sep
14

ダボスより

2009年09月14日

ブダペスト空港からチューリッヒ空港へ飛び、電車を2回乗り換えて、ダボスに着き、タクシーでホテルに着いたのは23:15頃だった。デニスとステファニーとおしゃべりしながらの電車の旅は疲れず、楽しかった。デニスは気むずかしく見えるけど、よくおしゃべりして、楽しませてくれる。

昨日は日曜日でフリーだったので、朝食で会ったデニスと相談して、お昼から3人で出かけることに。スイスっぽく、町のすぐそばまで山が来ていて、どこを見ても、ホテルの部屋の窓からも、緑がすぐ近くに見えるのはよいなあ。

ホテルでバス・電車・ケーブルカーの無料パスをもらったので(これ、すごくよいやり方ね。これで旅行者はみんな外に出るもの。買い物とか、食べにいくとか)、バスに乗って、ケーブルカーの乗り場へ。

5分ぐらいで標高2000メートルの山の上へ。曇っていた空も晴れてきて、眺めがとってもいい。気持ちのよい山小屋のレストランで、ランチ。この山の上で醸造しているという地ビールと、デニスが薦めてくれた地元のメニュー(鹿肉や地元のキノコなど)をおいしくいただく。

山腹にスライド(モーグルみたいなものに乗って、作られている道を滑り降りる、というもの)があるのだけど、デニスが行きたい、やりたい、とにぎやかなので、食事のあと行ってみる。デニスは喜々としてチケットを買って、またがって上っていく。うれしそうなデニスの写真を撮ってあげた。私にもしきりにやってみるよう、けしかけてくれたけど、私はジェットコースターもだめなので、ありがたく辞退。(^^;

ケーブルカーで町まで降りて、プレゼンの準備をするというデニスと別れて、ステファニーと帰りの電車のチケットを買いに行って、バスに乗らず、歩いてホテルに戻る。食べ過ぎたランチのあとのよいお散歩。

戻ってからはホテルで仕事をしていたら、会議の主催者からレセプション・ディナーにどうぞ、という電話。着替えて出かけたら、朝ホテルの朝食で挨拶した主催者の事務局の人が、「初めまして!」と握手して挨拶してくれた。朝も会ったじゃない……まあ、朝はGパンにトレーナー、ぼさぼさ頭にメガネだったからねー、、、それにしても認識できないほど違う???(^^;

20人ぐらいでのにぎやかなディナーだった。今回声を掛けてくれたシュミット・ブレーク氏が「来てくれてうれしいよ」とハグしに来てくれた。元気そうでよかった。日本で通訳者として何度かお会いしたあと、なぜか私が自分でも取り組んでいることを知ってくれて、声を掛けてくれたのだ。ありがたいことである。会合では、同じく日本で通訳させてもらったファクター4のワイツゼッカー氏にも再会できるのが楽しみ。通訳としてお会いしたのは10年前だけど、そのあとJFSも応援してくれていて、ありがたいことである。

隣に座ったFaye Duchinさんと、ブータンの話、価値観とライフスタイルの話などなど、話が合って盛り上がる。彼女は1日目の全体会でプレゼンをすることは知っていたけど、あとでプログラムを見たら、2日目のパネルでご一緒することがわかり、うれしい。

こういうパーティーやディナーのとき、「抜け時」がわからなくて、最後までつきあって疲れちゃうこともあるのだけど、デニスがじょうずに抜けるのを見て、マネする。こういうところでも先生である。(^^;

おかげで早めに戻れてよかった。そうそう、ディナーはそれぞれがメニューから頼むやり方だったので、地元の季節モノという「アップルスープ」をいただいたのだけど、とってもおいしかった〜。

そして、いまは月曜日。8:30にセッションが始まり、いまデニスともう一人の基調講演が終わってコーヒーブレイク。デニスの話は何度聞いても新しく、明晰で勉強になる。今日は、私がずっとひっかかっている「割引率」についても自分の考えを話してくれたので、とてもよかった。「温暖化などの問題を考える上では、割引率はまったく関連なく意味がない」ときっぱり。その理由も簡単に話してくれたけど、あとでもう少し詳しく教えてもらおう。

この会合は名古屋での会合と同時開催され、両方向での中継で、両側からのプレゼンと質疑応答をしている。大きなスクリーンには名古屋会場の様子が映っていて、当然ながらほとんどが日本人なので、私がこちら側にいるのが何かちょっとヘンな感じ。こちらの参加者リストを見ていたら、日本の人は私の他に数人いらっしゃるもよう。

次のプレゼンは、昨夜盛り上がった彼女である。とっても楽しみ。

そうそう、ホテルでネットにうまくつながらず、会議場ではつながるのだけどメールの送受信ができない。もし急ぎのメールを送ってくれた方がいらしたら、オフィスに送って下さい。オフィスとはチャットなどでやりとりができるので。

もうひとつ、つながっている間に。私には「これから書きたい本」のリスト(けっこう長い)があるのだけど、バラトンの午後の自由セッションの1つで、それに重なるテーマをデニスが取り上げたのに参加した。とても参考になった。あとでデニスに、「実はこういう本を考えているので、とても役に立った」と言ったら、「その本は、絶対売れるよ! アメリカでも出したらいいよ」とお墨付きをくれたうえ、あちこちで私を紹介してくれるときに、「ジュンコはいまこういう本を進めているんだ。すごく大事だと思う」とPR(?)してくれる。おかげで、自分の中での優先順位がぐっと上がった。早く書こうっと!(^^;

 

このページの先頭へ

このページの先頭へ