すこし前に居酒屋さんで食べた「豚しゃぶ肉と野菜のセイロ蒸し」がとってもおいしく、野菜もいっぱい食べられてうれしかったので、自分でも27cmの大型セイロを買った。最近はセイロ三昧。(^^;
よって、朝食は、「キャベツ、人参、ピーマン、卵」だったり、「白菜、長ネギ、小松菜、甘塩鮭」だったり、「ゴボウ、レンコン、カボチャ、サツマイモ、豆腐」とか。野菜がいっぱい食べられて、あっさりしていておいしい。味はシンプルに塩でもよいし、しょうゆ+バルサミコ酢でもいいし、ごまだれも合う。
なんだって蒸しちゃう。前の夜のおかずが残っていたら、小皿に入れて、それもセイロにいっしょに入れちゃう。冷蔵庫に入っていた玄米もいっしょに蒸しちゃう。固くなったフランスパンも見違えるほどおいしくなる。
実家の母が作ってくれるすり下ろし野菜たっぷりの野菜ドレッシングをたっぷりかけながら、今朝もセイロいっぱいの野菜を食べたところ。セイロって、調理時間がテキトーでよいところも私向きである。「あ、蒸しているのを忘れてた!」となっても(よくなるのだけど)、焦げたり固くなったりしないで、じーっと待ってくれている。(青菜は色が悪くなってくるけどね。^^;)
それから少しずつ寒くなってくるこの時期、みのむし布団が本領を発揮し始める。このお布団、数年前に彦根のワタセさんというお布団屋さんに取材にうかがったときに、はじめて知ったのだけど、面白くて、あったかい。肩が冷えないのがいいし、寝相が悪くても布団から飛び出しちゃう心配もない。ほんとにみのむしになった気分。みのむしって、あのミノの中でぬくぬくとあったかいんだろうナァ。(^^;
話は変わるけど、私は本棚がいっぱいで、机の上まで本がいっぱいなのにも関わらず、書評や人の話を聞いて「面白そうだな」と思うと、本を買っちゃう。(いや、そうだから、どこも本だらけになってしまうのであるが……)
買ってもすぐに読めるわけではなく、だいたい積んでおくことになる。本って、置いておいても腐らないからいいよね〜! ある時ふと(仕事の資料などを読まなくてもよいとき)、出がけに、買い置きの大量の本の中から、すっと1冊手にとって出かけて電車で読む。
でもどう考えても、読むスピードより、面白そうな本を見つけるスピードの方が上なので、気がつくたびに本が増えているのだけど。。。
あるとき、「少し本が減ってから追加した方がいいかなあ」と殊勝に思って、それからしばらく、書評などでみても、買わないようにしていた。ところが、先日、ふっと買い置きの山から抜き出して読んだ本が、とっても面白くて(私の「面白い」とは、読んでいる間に自分の活動や仕事に関連して次々アイディアが浮かんでくる、というものだ)、この本を買っておいたいつぞやの自分は偉かったなぁ!と感心すると同時に、だからやっぱり、すぐに読めなくても、本があふれても、出会ったら買っておこう!と思ったのであった。
本には「初見のご縁」と「出会い直すタイミング」があるんだよねぇ。日本だけでも1日に250冊も新刊がでているらしいけど、その大量の本の中から、どこかで初めて出会い、「!」と感じるのは「ご縁」である。
そして、すぐの時もあるし、数年後の時もあるけど、「読むタイミング」が来るんだよね。これも必然のご縁みたいなものなので、「買ったのにもったいない」などと、じたばたせずに、出会い直すタイミングが来るのを待っていればいい。何でかわからないけど、そのとき必要な本が書棚でぴかっと光ったり、手招きしたりするものなのだ。
というわけで、セイロの野菜をゆったりいただいて、みのむしにくるまって、買い置きの本を読む、というのがひとつの優雅な理想ではあるけど、現実はそう甘くなくて、みのむし布団でぐっすり眠って目覚めたら飛び起きて、大急ぎでセイロ蒸しを作って、ばたばたとでがけに本をひっつかんで、駅まで走っていく、という生活である。でも幸せ。(^^;