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えだブログ

2009
Nov
01

初レース!

2009年11月01日

昨日は、自由学園の女子高等部の1〜3年生を対象に、環境の話をした。この学校は、日本にもこんなにすばらしい教育をしている学校があったのねーと感動するような学校である。1学年1クラス。「生活そのものが教育である」という方針で、いわゆる「お勉強」以外の、人生に重要なことを身をもってじっくり学ぶ。とことん話し合うという、すばらしい風土を持っていて、「日本に必要!」と私があちこちで実践し始めている「ワールドカフェ」を自然に生徒たちがやっている、という学校である。

生き方も多少含めて、環境問題について、45分話した後、高3と高2の有志を対象に、さらに45分の質疑応答セッション。なかなか鋭い質問が出て、あっという間だった。あとで、可愛らしい高1の子たちが、質問と感想を言いに来てくれた。

このダイアリーには、家族は登場させないことにしているのだけど、今日は例外として書くと、下の娘がまえの中学でとてもつらい状況になってしまったことがある。そのときの経験から、その娘と一緒に、『負けないで』を書いたのだけど、中学に話をしに行っても「あー、こりゃ、だめねー」という感じだったので、早々に転校先を探すことにして、自由学園にお世話になることになったのである。

転校した彼女は、水を得た魚のように、生き生きと中学生らしく、いまは高校生らしく、楽しい学園生活を送っている。ありのままの自分を認めてもらえる、自分のよいものを引き出してもらえるというのは、こんなにすごいことなのだなあ、と感心し、そして学校にはとても感謝している。

というわけで、少しでもご恩返しができればと、娘の学校での講演となったのであった(さきほどの「可愛らしい高1」は娘とその友達である。高3に比べたらかなり可愛らしいというか何というか。^^;)

先生方とコーヒーをいただきながらいろいろおしゃべりしたあと、失礼する。学園の生徒が育てたというお花を切って作ってくださった手作りの花束をいただいて。

電車で、座れるときはゴアさんの翻訳を、立っている間は、武田邦彦先生と江守さんとの鼎談の本の校正をしながら、オフィスへ。得意の?焼きうどんのお昼ご飯を食べて、ゴアさんの翻訳を進める。

15時過ぎにオフィスを出て、16〜18時、都内の某社でのプロジェクトミーティング。末吉さんもごいっしょ。「エダヒロさんのいうこともそうなんだけど、でも」と、本質的な指摘をしてくれてありがたい。ほかのメンバーの方々も、守備範囲が違う方々なので、とても勉強になる。

終わって、末吉さんと「じゃ、次は忘年会かな-」と別れ、海オフィへ。初レースの前ということで、ビールも控えて(っていっても、いつも小瓶か缶ビール1本なんだけどね)、早めに寝る。

今朝は、3時頃起きて、7時までゴアさんの翻訳。そのあと、初レースへ!

ちょうど1ヶ月前、やはり海オフィでこもっていて走りに出たときに見つけた「湘南定例マラソン」(毎月第1日曜)である。

初参加の登録の列がすごーく長くてびっくりしたけど、係の方も(ボランティアで運営されている)珍しいと言うほどの混み方みたい。やはりブームなんだねえ。

ゼッケンをもらって、スタート地点へ。せっかくの初レースなんだけど、今日のコースのコンディションは、これまた常連さんが珍しいというほどの悪条件。海からの風が強くて、飛砂がすごい。体にびしばし当たるし、目を開けていられない。砂嵐の中にいるみたいである。

それでも、家族連れも多く、ファミリー競技や1キロマラソンでは、ちっちゃい子もがんばって走っている。5回連続、または10回通算で参加すると、ゼッケン番号入りのシャツがもらえるのだけど、それを着ている子たちもいるゾ、すごいなー。

私は今回10キロにエントリー。10キロがいちばん走る人が多い。ヨーイ、ドン!走り出したけど、すごい向かい風と砂嵐に、早くも後悔し始める。でもまあ、走るしかないわけで、走っているうち、先にスタートしていたハーフの人たちとすれ違う。人によっては、砂に好かれやすいのだろうか、汗のせいなのか、びったりと砂がこべりついている人たちもいる。まるで砂の彫像が走っているようで、けっこうコワイ。。。私もあんなになったらどうしよう……。(^^;

悪条件の中でも、まあ、まわりも走っているから、いっしょに走っているうちに、何とか5キロの折り返し地点に到着。時計を見ると、けっこうよいタイムである。悪条件でこれだけ走れるなら帰りはもうちょっとマシかも、と気合いを入れ直して走りつづける。

無事にゴールイン! 手元の時計によると、62分20秒。あれだけの悪条件にしては上出来である。初出場にして、自己最高タイムである!(初めてなんだからこれが最高なのはあたりまえなんだけどさ)

置いておいた荷物のところへ行ったら、砂に埋もれていた。自分も砂まみれである。電車に乗るのは気が引けたので、1時間近く歩いて帰った。クールダウンね。途中で、しらすを買う。

海オフィに戻って、シャワーを浴びて(すごい砂だった……)、ストレッチをして、しらすを食べながらお昼ご飯を用意して、初レース完走にセルフ乾杯。

しかし、あのまま、あの4倍は走れないな-。あと3ヶ月半、がんばらなくちゃ!

90分だけお昼寝をして、翻訳に戻る。これもマラソンみたいなもんなんだよなー。照りつける日差し。強い向かい風。砂嵐。時間制限。ふー。

夜まで食い込んでしまったが、何とか予定まで終わらせる。CCSについての章だったので、ゴアさんが二酸化炭素の回収・貯留についてどう考えているか、興味深かった。なるほどねー(守秘義務があるので、内容は明らかにできない……もうじき、原書が発売されるから、そうしたら書けると思うけど)。

今日は1日、海も荒れていた。今も海鳴りが大きい。
明日の夕方までこもって、オフィスに戻る予定。

 

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