ツバルには、国内向けラジオ放送はありますが、テレビは近年になって普及しつつあるパラボラアンテナによる衛星放送だけです。この衛星放送はオーストラリア(と言っていたと思う)からのものなので、ツバル国内のニュースは流れません。CNNやその他のチャンネルを通じて、世界のニュースがツバルのお茶の間に流れています。
今回のツバル・エコツアーの団長、NPO法人ツバル・オーバービューの遠藤さんは、「日本のニュースって、ほとんど流れないんですよねー。でもたまに、北朝鮮の話題や、地震の報道があると、ツバル人はみんなで『おまえの国はだいじょうぶか?』と真剣に心配してくれます」。
日本はツバルで病院や港湾・エネルギーインフラなどたくさん援助していて、JICAをはじめそういった活動をされている方々もがんばっていらして、ツバルの人々はそれをとてもありがたいと思っているようですが、一方で、ツバルのいろいろなところを見学したり、話を聞いたりするたびに、「おまえの国はだいじょうぶか?」という問いが聞こえてくるような気が......。
ツバルにいながら、日本のことを考えつつ、「沈みゆく国って......?」
そうそう、今回のツバル・エコツアーの参加者のプロフィールをご紹介しましょう。団長の遠藤さん、ツバル・オーバービューの理事さんを含め、全部で15人のグループです。(なにせ、島で唯一の国営ホテルの部屋数が16室ですので、、、)
男性が6人、女性が9人。所属欄を見ると、高校生、大学生、大学院生、会社員、NPO職員、主婦、という感じですが、学生さんも会社員さんも主婦さんもほぼ、それぞれ地域や組織での環境NGO活動に携わっているようです。ご夫妻で参加されている方も。
遠藤さんやみなさんとの情報交換やおしゃべりも楽しみつつ、あと2日のツバル滞在です。
今日は日曜日なので、ツアーも自由時間の1日です。今朝はじめて、雨ではない朝だったので、朝6時ごろ、久しぶりのジョギングに出かけました。でも曇っていて風も吹いているとはいえ、やはり30℃ぐらいの気温のせいか、あまり走れませんでした。。。(_ _;;;
何だかとってもゆったりと時間が流れているここで、「走る」というのも何だかそぐわないなあと(確かに、まわりから浮いていました。。。)。あちこちのおじいちゃんたちがニコニコと「タロファー」って見送ってくれるのはうれしかったし、自転車の子どもたちやイヌがついて走ってくれたり(走る人は珍しいらしい。確かに走ってなんていられない気候ですが。^^;)。
途中、海岸の岩に腰掛けて海を見ながら休憩していたら、すごーくでっかいツバル人がやってきて(ツバルの人たちはみんなでっかい)、「何してるの? 何見てるの? 日本から来たの? 温暖化の研究しにきたの?」と人なつっこくいろいろ話しかけてくれました(でも「オレ、昨日村で飲んで、いま帰ってきたんだよ」と言うとおり、あまり脈絡のない話だったので、気を悪くしないように、「あ、朝ごはんを食べに帰らなくちゃ、ありがと、じゃね!」と失礼しました)
明日が最後の日になるので、晴れるといいなー、波がおさまってボートが出るといいなーと思っています。ボートが出れば、ラグーンの島へいったり、シュノーケルしたり、ツバルの紺碧の海を楽しめそうです。今は雨期ですから、雨が多いのもふつうなのですが、さあて、お天気はどうなるかな〜。
島で見つけた仲良し。(^^;