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えだブログ

2010
Mar
21

幻のフルマラソン

2010年03月21日

今週の後半は、日経エコロジーに掲載予定の「ツバルは本当に沈んでいるのか?」という記事の執筆にほぼ捧げることとなった。

ツバル・ツアー主催者のツバル・オーバービューのエンドウサンや、研究者の方、そして、同僚のオダサンや、編集者の方のすばらしいヘルプとフォロー。本当にありがたいことである。

こうして、原稿を書くことになると(自分から「書かせて下さい〜」とお願いしたのだが)、それまでモロモロとしていたさまざまなデータや、現地で見たこと・聞いた話、ちらと考えたことなどが、少しずつ凝縮していく。凝縮しないと原稿にならないのだけど、何を核に、どういう感じで凝縮していくか、それは自分の考えや思いしだいである。

原稿書くって、お豆腐づくりに似ているなー、と思った(思ったとおりになかなかなってくれないことも含めて……)

そして、土曜日は、「英単語暗記法」の新しい書籍の打ち合わせ。自分が米国でがんばって勉強していた2年間、データベースで英単語を管理してたくさん覚えていったのは『朝2時起きで、なんでもできる!』に書いたけど、どうやって「覚えて」いたのか、そのときの経験をベースに、「確かにこれなら最小時間で最大効果が出そう!」というプログラムだ。乞う、ご期待!

そのあと、ジムへ。パーソナルトレーナーのスズキサンに、コンディショニング(調整)をしてもらう。なんたって、翌日21日は、フルマラソン・デビュー!なのだ。

東京マラソンに抽選で落っこって、すぐに申し込んだのが先着順の荒川マラソンだ。私みたいな人がいっぱいいたらしく、あっというまに定員になって締め切ったとか。この荒川マラソンをめざして(そしてその名物の35キロ地点の給食所のシャーベットをめらして!)トレーニングをしてきたのである。

ちなみに、フルマラソンでは給水所のほかに、バナナとか置いてある給食所を5キロとか10キロごとに設けてくれることが多いのだけど、荒川マラソンはすごいのである! 何せ3キロごとに給食所があって、レーズン、バナナ、パン、オレンジ、エナジータブ、おにぎり、シャーベットと、メニューもいろいろである。

経験者によると、パンも給食所ごとに、あんパン、クリームパンなど中身が違うらしく、「まるで長距離のパン食い競争だった」と笑っていた人もいる。

私は走りながらパンを食べる勇気はないけど(むせそうな気がしない?)シャーベットは楽しみにしていたのである。

そうして、ゴール後は、いろいろな屋台が出ていて、有名なのは「完走ラーメン」。「祝 完走」って書いたノリが入っているらしい。これも食べたい〜!と思っていた。

しかし、そんな夢のすべては、今朝の突風に流されてしまったのであった。

朝すごい風の音で目が覚める。いやな予感。が、中止連絡のあるはずのウェブサイトが、たぶん殺到したためだろう、ダウンしていて、中止かあるかがわからない。

「ある」つもりで準備を進めて、6時過ぎに家を出た。雨も降っていないし、できそうな気がする。

が、埼京線の最寄り駅で降りたとたんに、「今日の荒川マラソンは中止です」と駅員さんのアナウンス。あちゃ〜。まあ、確かに、強風警報や落雷警報が出ていたから、主催者としては安全優先だもんね。

でも、きっと大量に仕入れちゃった給食、どうするんだろう???困っちゃうだろうなー、もう風も止んでいるから、パン食い競争に種目変更したらどう?なんて、バカなことを考えながら帰途に着く。

ところで、マラソン前には「カーボン・ローディング」をする。これ、走る間のエネルギーとして、できるだけ炭水化物を体に入れておくってこと。フルマラソン初挑戦の私はスナオに、前日からご飯も多めに食べ、今朝は無理してお餅を3コも食べて行った。

で、マラソン大会が中止になったからといって、ローディングされた私の炭水化物が消えてくれるわけではないわねぇ。。。まずい〜。このままだと、永久ローディング、つまり身になっちゃう〜!

というわけで、家に戻ってから装備を整え直して、多摩川へ。最初はくやしいから42キロ走ろうかと思ったけど、大会でみんなが走っていて、あちこちに給水や給食があって、あの雰囲気があるから走れるんだなー。よいお天気の川沿いは気持ちよかったけど、あちこちにツクシを摘んでいる人がいて、走りながらも生えているツクシが見えるので(私は「山菜動体視力」はよい)ふら〜とそちらへ行きそうになる自分を引き留め引き留め、20キロだけ走った。

家に戻って体重計に乗って、ほっとひと安心。ローディングされたカーボン(炭水化物)は無事降りてくれたようで。(^^;

で、今から実家と夕食。今度は、ビア・ローディングである。今日は忙しいなぁ。(^^;

 

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