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えだブログ

2010
Jul
25

apbank fes 2010

2010年07月25日

apbank fesは今年もよかったなー。3日間とも超晴天の下、日陰を求めながら、ずーっと聴き入っていた。毎日ゲストのアーティストは違うのだけど、ミスチルとbank bandのセクションは同じ構成。

1日目、曲を聞いて、思わず熱いものがこみ上げて、うるうる。2日目、同じ曲が始まったとたんにうるうる。3日目、その曲が始まる!と思っただけでうるうる。(これを「うるうるの三段活用」という。または、「パブロフのうるうる」という。漢字で書けば、涙腺崩壊曲線かな)

こういう曲が何曲もあるわけだから、けっこう忙しいのである。いや、忙しいのはハンドタオルなんだけど。いやー、いいんだなー、これが〜。そしていつもはなかなか考える時間のないような、テツガク的な思いやアイディアが浮かんでくるんだなー。うるうるしながら、忘れないうちにと必死にメモをとっている姿って、けっこうオカシイと思う。(^^;

午前中のトークは、去年が1日に2コマあったのに対して、今年は1日1コマずつで、去年は森林やエネルギーなど環境テーマが並んでいたのだけど、今年は貧困とかグローバル化といったテーマで、私が出た回は「環境と欲望」というテーマ設定だった。

控え室へ行くと、しばらくしてGAKU-MCがやってくる。「この時期になるとお会いできて、七夕みたいですねー」と握手。ゲストの現代アート作家のエリイさんもやってくる。最後に小林武史さん登場。

こうして、毎年呼んでもらって、その都度のテーマで考え、小林さんやゲストの考えを聞き、自分の考えや思いを話し、それへの反応をもらって、また考える機会をもらえて、本当に幸せなことだと思う。

今年の小林さんは特に、「Aはいい、Bはよくない」といった単純な二分法でエコを考えるのはもうやめよう」という思いが強くなっていたようで、おかげで議論が深まってとても面白かった。「バックキャスティングが常によいわけでもなく、できるだけでもない」「割り箸を使うことを気にすることが常に正しいわけでもない」といった土俵に立たされてはじめてカタチになって出てくる思いや考えがある。

Ustreamへのツイッターのコメントも拾いながらの45分間のトークはあっという間だった。「共に進化する」という意味の「共進化」という言葉が浮かんだ。apbank fesや小林さんとご一緒することで、私なりに共進化させてもらえてうれしいなあ!と。

ところで、このトークがあった2日目には、絶望チームが掛川に集結したのであった。環境活動家の田中優さん、漫画家の山田玲司さん、編集者の大森さん。関係者コーナーの芝生でのんびりビールを飲みつつ、真っ赤に日焼けしつつ、フェスを満喫、夜は居酒屋へ。用事があって来られなかった江守さんの話題でひとしきり盛り上がる(大森さん曰く「コワクてこの会は欠席できないですね〜」)。

盛り上がりついでに、本の企画も飛び出し、「やろうやろう!」とまた盛り上がる。なにせ、書き手も漫画家も編集者もいるのだからね、このメンツには。問題は、みんなかなーり忙しい人たちだってことだけど……。

こうして、今年のapbank fesが終わり、暑い夏が始まったのであった。

 

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