昨日の土曜日、「マラソン完走クラブ」の練習会に参加した。ふつうのお勤めをしながら、マラソンが好きであちこちで優勝・入賞している選手たちがボランティアで練習会を開いてくれるのだ。ありがたいことである。
練習会場はあちこちなのだけど、昨日は「こどもの国」の外周4kmコースだった。こどもの国へは何度も行ったことがあるけど、マラソンコースがあるとは知らなかった〜。この4kmコースを、1km4分〜7分の30秒刻みでグループをつくってペースメーカーと一緒に5周し、そのあとは(走りたければ)自分のペースでさらに2周するという、計28kmランである。
事前にリーダーからのメールにあった「アップダウンが多いので、いつものペースより遅めのグループに入るほうがよいですよ」とのアドバイスにびびって、いちばんゆっくりのグループに入ることにした。
で、正解であった。「アップダウンが多い」っていうか、「アップとダウンしかない」っていうか……。うち2つのアップは急坂で、歩いてもしんどいだろうなあと思うほどの斜度である。ふー。
それでもペースメーカーが先導して走ってくれるのはとってもラクだった。何も考えずに、ただついていけばよいもの。私はペースメーカーのすぐ後ろだったので、(余裕のあるうちは)おしゃべりしたり、アドバイスをしてもらったりしながら走ることができた。われらがペースメーカーは小柄な可愛い若い女性選手である。
それにしても、ペースメーカーってすごい! 「あなたは1km○分○秒で走ってね」と言われれば、そのペースできちんと走れちゃうんだから。われらがペースメーカーも、4kmごとのラップをわずか±1〜2秒の範囲できちんと刻みながら、我々のグループを先導してくれた。登りはゆっくりなるし、下りは速めになる。それでもぴったりあっているので、もうびっくり〜!(@_@);;;;
遅いグループは先に出発したのに、走っているうちに速いグループに何度も抜かれた。すごいなー、1km4分のグループなどがあっという間に駆け抜けていく。このグループはフルマラソン2時間45分ぐらいらしい。すごいー。1km5分のグループには女性ランナーもいた。すごいなー。このアップダウンをそのスピードで走っていくんだから。
同じ練習仲間なので、抜く方も抜かれる方も声を掛け、エールを交わし合って、離れていく。そして、私たちと逆方向に走っているスタッフが何人もいる。なかには走りにくいだろうに、カバンを持って走っているスタッフの人もいる。私たちとすれ違うたびに「ファイト!」と声を掛けてくれる。
「なんで逆方向にあんなに走っているんだろう?」と思って、気がついた。私たち練習生が万一怪我したり、脱落したときのために、パトロールで走ってくれているんだ。そしてあのカバンはきっと救急用品が入っているんだ。だから走りにくいのに、抱えて走ってくれているんだ。にこにこと「ファイト!」と声を掛けながら。
ありがたいなー。がんばって走ろう!と思った。ペースメーカーと一緒の5周が終わったら、残り2周走ってもいいし、やめてもよい、というルールだったのだけど、やっぱりがんばるぞー!
というわけで、5周終えた後の2周も、がんばってマイペースで走った。自分でもびっくりしたことに、20km走ったあとだというのに、ペースがアップしていた。前より脚力がついたかもー。
でもゴールイン後は「もう走りたくないー」って感じで、がぶがぶドリンクを飲み、給水ポイントにあったおやつを食べ、「そうだ、こどもの国はソフトクリームが絶品なんだった!」と思い出して、ソフトクリームを食べ、帰りにはこれまたここ特製のミルクラーメンを食べ、帰ってからは「やっぱりタンパク質を補給しなくちゃ」といっぱいお肉を食べ、「完走おめでと!」とビールでセルフ乾杯し……。
翌朝体重を量ったところ、30km近く走ったというのに、まったく減っていない!ってどういうこと〜!?(^^;