岡山での講演、どのトピックも聞きたい！という方も多く、どれにもたくさん手が挙がったのはうれしい誤算だったけど、特に多かった、②エネルギーについてしっかり知る、③二項対立の思考停止から脱却する、④本当に大切なものを大切にする、を中心にじっくり話をさせてもらった。

そのあとに、意見交換(質疑応答）の時間もゆったりとってもらっていたので、カバーできなかった内容は質問への答えに折り込みながらお伝えする。

今回のように、伝えたい内容をモジュール化して準備しておき、聞き手の関心や希望に応じてその場で組み立てるやり方、けっこうよいかも。もう少しくふうしながら、ときどきやってみようと思う。

金曜は、朝いちの来客打ち合わせのあと、ジムへ。パーソナルトレーニングである。ここ数ヶ月、週１回というよいペースで通えているので（これもすべて優先順位である。。。時間があってもなくても、優先順位にしたがって行動するのだから）、体の調子がとてもよい。肩こりも腰痛もほとんど感じなくなり、体がしなやかな感じがする。

数年前にちゃんと定期的に運動を始めるまえは、まるで甲羅か兜をかぶっているような感じがするほど、ぎしぎしと硬くて重い体だったのだけど。これだけ体が軽く柔らかく、ラクになると、今度は体が「そろそろウンドーだよ」と求めてくる。「ウーン、ドーしようかな」なんて下らない返事を自分にしながら、イソイソとジムへ行ったり、走ったり。(^^;

その後、打ち合わせや企業プロジェクトの会合などがあり、夜は幸せ研の研究会。広井先生の「グローバル定常型社会」を読む。これがすごくいい本で、いろいろ考えられて、いろいろつながって、本当に幸せな時間であった

土〜日は、半年に１回の「一年の計」ワークショップ。各地からの参加者10数名を那須高原で迎え、ゆったりじっくり、自分の今の課題やこれからのビジョンについて自分と対話する時間。２日目はやりたいことを進めるための行動計画づくり。これもじっくりと自分とのつきあい方を学びながら。

参加者の様子を見ていて、コメントや感想を聞きながら、この場は精神のデトックスなんだなあ、と思う。プチ断食とかで体の毒素を出すデトックスというのがあるけど、ここはテレビもないし、ネットもつながらない。森の中のコテージ。研修室も全面森に囲まれ、日の光が差し込み、森の中にいるみたい。風の音しか聞こえない。自分たち以外の人の姿はまったく見えない（というか、ほとんどいない）。まわりは、抱えている課題や向かう方向はそれぞれだけど、同じように自分に向き合おう、自分らしく生きていくために、この時間を使いたい、という仲間たち。

本当に安心して、自分を拓き、自分との対話ができる、こんな場は、日常の慌ただしいコンクリートジャングルでは無理だ。だからときどき戻ってきてくれるリピーターも多い。運動の気持ちよさを知った体と同じで、精神のデトックスの気持ちよさを知ったココロはこういう場と時間を求めるようになるのだと思う。そして、それはとても健全で素敵なことだ。私自身も、プロセスのお手伝いをしながら、緑の中の静かな時間を過ごせて、静かなエネルギーが満ちてきた気がすることであるよ（それ以上満ちなくていいー、というスタッフの声が聞こえそうであるが。^^;)。

２日目は14時過ぎに那須塩原駅に戻って解散。みんな立ち去りがたく、集合写真を撮ったあとも、あちこちで話し込んでいたり、新幹線を変更してお昼を食べながらもうちょっと話すことにしたり。今回もよい一計になったなあ、と感謝。

私は予定どおりの新幹線で東京へ。遅いお昼を食べてから、東京駅の近くで探しておいたランニングステーションへ。東京駅って皇居ランコースのすぐ近くなんだよね。17時まえに走り出す。日焼けしちゃいそう、、、という天気だったけど、すぐに日がかげって走りやすくなる。しばらくまとまった距離を走っていなかったので、４周（20km)。平日は遅くまで走っている人がいるけど、週末はそうでもなくて、走っている間にランナーが減っていくのでちょっと心細くなりつつ、最後はけっこう暗い中（ここも節電中なのだ、、、）何とか走り切る。相変わらずペースは遅いけど、これぐらいの距離は平気で走れるようになったね。

昨日は、幸せ研オープンセミナーで、半農半Ｘの塩見さんをお招きしてお話をうかがう。セミナーのまえに、幸せ研ウェブサイト用のインタビューもさせていただいて、じっくりお話をきけてよかった。自分の理解が半農半Xの本質にかなり近づけた気がする。セミナーは参加者にも好評で、それぞれにとって「本当に大事なこと」を考えるよいきっかけになったようだ。よかった。

今日は、企業プロジェクトのインタビュー、それから環境省の委員会が18時まで。委員会の場所が、今度は半蔵門に近い側の皇居近くなので、ランニングシューズ＆ウェアを持っていこうかどうしようか、思案中。(^^;