「欲望が宣伝や販売術や外交員の巧妙な手管によって合成されうると言う事実は、その欲望がそれほど差し迫ったモノでないことを示している。本当に飢えている人は、食物の必要性について聞かされる必要はない。……　不自由する物がなくて、何が不足しているかわからないような人に対してのみ、宣伝は有効に働くのだ」

明日の幸せ研勉強会で取り上げるガルブレイス『ゆたかな社会』より｡この本はけっして読みやすい本ではないけれど、実に示唆に富む、幸せ×経済×社会を考える上での必読書の1冊。明日の勉強会でみなさんとじっくり考えたいことがいっぱい。
(ご興味ある方がいらしたら音声受講もあります）http://ishes.org/news/2012/inws_id000017.html