昨夜はドイツ使節団の方々との夕食会。ドイツ環境省の方々とざっくばらんなお話(っていっても「日本のエネルギー政策はどうなっているんだ?」から始まったわけだけど)。私もいっぱい質問があるんですけど〜、とドイツでの再生可能エネルギー拡大の仕組みや現状、福島事故後に脱原発を決めたプロセスなどについてもいろいろ話を聞くことができてよかった。こういう情報は広く伝えるべきだから、JFSとドイツ大使館で合同セミナーをぜひやりましょう、という話で終わる(JFSはこれまでに米国、デンマーク、中国の大使館と合同セミナーを行っている)。
もともとは、この使節団の関係者がJFSのニュースレターを読んでくれていて、「日本に行くならぜひ会って話を聞くといい」と推薦してくれたよう。私たちのNGO・JFSには、英国大使館やスウェーデン大使館からも継続的に情報交換の場へのお誘いがある。カナダやスペインなどの大使館からも「環境・エネルギー担当大臣の来日に伴い、意見交換の機会を作るので参加されたい」というお誘いがある。こういった地道な取り組みや姿勢が「世界との関係性」に大きな違いを生み出すのだと思う。
日本の政府や業界の使節団が海外に行くときにも、相手側政府や業界だけでなく、こうやって市民セクターにも話を聞いたり、情報交換したり、ネットワークを作ったりしているのだろうか? 海外にある日本大使館も、こうやって現地のNGOとの関係づくりや情報提供をしているとよいのだけど。