北海道・下川町は今日は1日電力が復旧しませんでした。予定していた役場職員研修は延期、その分打ち合わせはたっぷりできましたが、夜の部会も延期となり、せっかくだからと有志のキャンドルナイト勉強会となりました。
今回大変なタイミングで北海道にいることになりましたが、いろいろ感じること、考えることが多かったです。コンビニもあっという間に商品がなくなって買い物もできなくなった私のために、ご飯や畑の野菜を持ってきてくれた方々のありがたかったこと。町の喫茶レストランが私のような夕食難民のために定休日にもかかわらず夕食を作ってくれたことがどんなにかありがたかったか。ここのマスターが店の前の道路に立って、道行く知り合いに声を掛け、食べ物や燃料を配っていらしたということも聞きました。「隣のおばあちゃんがIHでご飯炊けないと言っているので炊き出しして持って行ってあげた」とか「隣のひとり暮らしのおうちのようすを見に行った」という話がいっぱいあったこと。町役場が非常用電源を使って「携帯の充電をどうぞ」を呼びかけて、たくさんの町民が町役場に集まっていたこと。
そして、何よりも、電気がすべて消えている夜の星空のすごいこと!「降ってきそう」「掃いて捨てるほど」という表現はこのためにあるんだーと思うような、観たことのない星空です。宇宙にはこんなにいっぱい星があるんですねー。しばらく突っ立って夜空を見上げてホテルの部屋に戻ったところです。
ホテルの方が懐中電灯のほか充電式のランプを用意してくれていて、本当にありがたいです。日々の暮らしがどれほど電力に依存しているかとともに、人々のつながりがどれほどありがたいものなのかを痛感しています。あとは明日旭川空港から飛行機が無事飛ぶことを祈っています。