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8月20日、私たち人間は今年の「借金生活」に入ってしまいました!
私たちの命は地球が提供してくれるものによって支えられています。地球は毎年、植物を成長させ、水を浄化し、大気中の二酸化炭素を吸収するなどして、私たちに食べ物や衣料、その他の原材料、きれいな水や空気などを提供してくれています。
地球の大きさは決まっているので、地球が毎年提供できる量には限りがあります。いまの地球が2013年の1月1日から12月31日の間に提供してくれる食べ物や原材料、水や二酸化炭素の吸収量などを、私たちは今日使い果たしてしまいました。まだ、今年が始まって7ヶ月と20日しかたっていないというのに、今年分の自然の予算を使い切ってしまったのです。
今年の残りの期間は、借金生活です。本来なら今年手をつけてはいけない魚や木、その他の自然の資源に手をつけ、大気中には地球がもはや吸収しきれない二酸化炭素を出し続けて生活することになります。
1961年の時点では、地球が提供できる自然の資源のうち、人間が使っていたのは3分の2だけでした。しかし、人口増加とさまざまな資源への需要が急増し、1970年代初めには、私たち人間は、地球が再生できる量以上の自然資源を使うようになってしまいました。
グラフの縦軸は「何個の地球が必要か」です。1970年代初めに「1」を超えていることがわかります。現在の人間が使っているものを提供するためには、地球は1コでは足らず、1.5コ必要なのです。このままでは、今世紀半ばを迎えるまえに、2コの地球が必要になってしまうでしょう。そして、内訳が示しているように、特に大きく増えているのは二酸化炭素吸収源、そして農地です。
Global Footprint Network から届いた知らせをお届けしました。
こちらに2012年版のレポートがあります。
「農業が温暖化を解決するとは? リジェネラティブな農業とは?」