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日本の再生可能エネルギー(水力除く)は、現在エネルギー全体の1.6%ほどを作り出しています。まだまだ割合は小さいですが、ぐんぐんと拡大中です。
2003年にRPS法ができてから増え始め、年率8%ぐらいで増えていましたが、2009年に余剰電力買い取り制度が導入されると、年率13%ほどと、さらに増加の勢いが増しています。昨年夏から、固定価格買い取り制度が導入され、さらに増大の勢いが加速しつつあります。
この調子で増え続ければ、再生可能エネルギーには、2020年には、水力発電もあわせて、日本のエネルギーの15%ほど、2030年には20%以上を支えていくだけの実力が十分にあります。そうなれば、しっかりと頼れるエネルギー源の1つになってくれます。
ただし、この調子で増やしていくためには、家庭や中小企業も含め、固定価格買い取り制度の費用を薄く広く負担し、再生可能エネルギー発電事業への投資を支え続けるること、さまざまな規制緩和を進め、新たな再生可能エネルギーの開発をやりやすくすること、「再生可能エネルギーがたくさんあるところ」と「エネルギーをたくさん使うところ」を結ぶ送電網を拡充するための投資を新たに進めていくことが必要です。
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