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今、巷では、コンビニコーヒーが大盛況。大手5社がほぼ全店舗で「淹れたて」のサービスを展開し、手ごろな価格で味も良いと、売れ行きは好調だそうです。確かに便利でよいのですが、その一方で、そのために使い捨てられているカップはどのくらいあると思いますか?
FoE Japanが「脱・使い捨てNEWS」という情報発信をしていて、私もとても重宝させてもらっています。
「脱使い捨てNEWS Online」Vol.28(2014.01.28) から、許可を得て、ぜひ考えていただきたいことをお届けします。
http://archive.mag2.com/0000269008/index.html
コンビニコーヒーのうち、マイボトル持参で買える(10円割引!)と案内しているのは1社だけとのこと。買うならココで! 別系列ならお店で聞いてみよう、と思いました。
~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~
◆コンビニコーヒー大盛況で懸念される使い捨て容器の増加
今、巷では、コンビニコーヒーが大盛況。大手5社がほぼ全店舗で「淹れたて」のサービスを展開し、手ごろな価格で味も良いと、売れ行きは好調です。
しかし、懸念されるのは、そのマーケット規模に比例した使い捨て容器の増加。最大手のセブンイレブンが全国約16,000店舗のほぼすべてでサービスを展開しているのを始め、大手5社で年間7億杯もの売上げになっているといいます。あっという間に、ファストフードやコーヒーチェーンのテイクアウト市場を上回る規模に達しています。
では、コンビニコーヒーは、マイボトルを持参して買うことができるでしょうか?大手5社のうち、ローソンの「マチカフェ」だけは、店頭で「マイボトル利用で10円引き」の案内をしていますが、その他のチェーンは特に案内はありません。
そこで、FoE Japanは、大手5社のコンビニコーヒーの容器とマイボトル対応について調査してみました。
(以下、店舗数は2013年末の国内全店舗数、マイボトル対応は各社のお客様相談室の回答、容器は各社ともホットは紙コップ、アイスはプラカップ)
◇セブンイレブン「セブンカフェ」16,020店舗
販売方法:セルフサービス(マシンで1杯ずつ抽出)
マイボトル対応:店舗判断、アイスコーヒーの氷のみ提供は不可
◇ローソン「マチカフェ」11,684店舗
販売方法:店員が入れる
マイボトル対応:可能、割引あり(10円)
◇ファミリーマート「ファミマカフェ」10,245店舗
販売方法:セルフサービス(マシンで1杯ずつ抽出)
マイボトル対応:高さがマシンに入れば可、アイスコーヒーの氷のみ提供は不可
◇サークルKサンクス「淹れたてコーヒー」6,304店舗
販売方法:セルフサービス(マシンで1杯ずつ抽出)
マイボトル対応:高さがマシンに入れば可、アイスコーヒーの氷のみ提供は不可
◇ミニストップ「エムススタイルコーヒー」2,189店舗
販売方法:セルフサービス(まとめて抽出したものをポットから提供)
マイボトル対応:不可(量の調整が自動でないため)
ミニストップ以外は、マイボトル利用ができないわけではないものの、積極的にマイボトル利用を呼びかけたり、割引サービスを提供しているのはローソンのみという状況です。また、セブン、ファミマ、サークルKの3社は、アイスコーヒーの容器と氷がセットで用意されているため、マイボトルに氷を入れるためには、結局、このプラカップを利用せざるをえないシステムです。
コンビニ各社は、淹れたてコーヒーの販売拡大とあわせて、マイボトルへの積極的な対応と、使い捨て容器の回収拠点づくりなどを進めていってほしいものです。
(瀬口 亮子)
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