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東京都市大学で、研究室をもってゼミ活動をはじめて1年ちょっとになります。「社会を変えながら、社会を変えられる人を育てる」をキャッチフレーズに、さまざまな取り組みをしてきました。これまでの取り組みをベースに、新たな展開につながる取り組みを、エダヒロ研のゼミ生、ゼミ合宿以来つながりのできた熊本・水増(みずまさり)集落、そして、世田谷区で活動されている方々とのネットワークで6月22日に行います!
どのような取り組みか、どのような思いでおこなうものか、プレスリリースをご覧ください~。
http://www.es-inc.jp/news/2016/nws_id008448.html
取材等のお申し込みも以下にありますので、ぜひおいでいただければと思います。新しい都市と地方の関係性づくりのきっかけの1つになれば、と願っています。
~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~
―地域と都市と学生が連携して「こども食堂」に挑戦!―
熊本・水増集落 × 東京都市大・枝廣研究室 × 世田谷 こども食堂
開催のご案内
2016年6月3日
有限会社イーズ
代表 枝廣淳子
この度、熊本県上益城郡・水増集落と東京都市大学環境学部の枝廣研究室、および世田谷区のこども食堂実践者の3者が協働で、1日限定のこども食堂を開催することになりましたのでご案内いたします。
1. 開催の目的
こどもの貧困と孤食の問題解決を目的とした「こども食堂」が首都圏を中心に全国各地で開設されています。世田谷区内でもすでに数多くのこども食堂が展開され、さらなる開設を望む声も多く寄せられています。こども食堂がそのミッションを果たし、地域のこどもの居場所となっていくためには、今後さまざまな支援やネットワークづくりが必要になります。
一方、地方では人口減少と高齢化が進み、集落や農業の維持など危機的な状況を迎えています。東京都市大学枝廣研究室が2015年から研究活動を行っている熊本県上益城郡山都町島木の水増集落も、10世帯18人、平均年齢72歳という、いわゆる"限界集落"の一つです。
しかし、地方には都市にないものもたくさんあります。おいしい空気や水はもちろんのこと、お米や新鮮な野菜、栄養満点の大豆、そしてそれらを生産する人たちのあたたかさや、その土地に根ざした歴史や文化などは、都市の人たちにとってはなかなか手に入れることのできない"宝物"です。
「水増のお米や野菜を都会のこどもたちにもいっぱい食べてほしい」――そんな水増集落の皆さんの思いを受けて、今回枝廣研究室では、世田谷区のこども食堂実践者のご協力を得て、水増の食材によるこども食堂の開催を企画しました。
これは、従来の都市-地方の概念にありがちな「都市が地方を支援する」関係性ではなく、「地方が都市を支援する」新たな形を模索するものであり、地方創生の新しい展開の実験的な取り組みです。
今回の交流が、地方と都市が協働してこども食堂を運営するきっかけになるとともに、都市のこどもたちが水増や地方のことを知り、つながりを育むことができる場になることを願っています。
2. 概 要
日 時:2016年6月22日(水)16時~20時頃
会 場:東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー4階
せたがや文化財団 生活工房 ワークショップルームA
アクセス 東急世田谷線「三軒茶屋」駅直通
東急田園都市線「三軒茶屋」駅 三茶パティオ口徒歩5分
東急・小田急バス 三軒茶屋停留所 徒歩1分~5分
主 催:熊本県水増集落、東京都市大学環境学部枝廣研究室、
NPO法人せたがや福祉サポートセンター
協 力:「おとこの台所」有志、Take Energy Corporation株式会社、熊本電力株式会社、
マルキン食品株式会社、イーズ
参加費:こども無料、おとな300円
(いただいた参加費は熊本地震の被災地へ寄付させていただきます)
定 員:約20名(予定) ※事前にイーズ(03-5426-1128)までお申し込みください
プログラム(予定)
16:00 オープン 主催者・来賓挨拶
水増のご紹介
16:40頃 食事の準備 (こどもたちも一緒に!)
17:30頃 食事スタート 食材紹介
メニュー紹介
=食後は大学生のお兄さん、お姉さんとの交流会を予定・宿題のお手伝いも=
20:00 クローズ
メニュー:水増の食材(お米や野菜、豆乳等)を中心に「おとこの台所」有志チームが腕によりをかけてつくります
竹の子とグリーンピースの炊き込みご飯 (お米は「日本の棚田百選」にも選出されました!)
野菜たっぷりの豚肉味噌煮 (九州地方料理)
生野菜のアンチョビ・マヨネーズソース (新鮮な野菜を直送!)
豆乳スープ (水増の幻の大豆、八天狗を使用) などなど
※当日は水増集落の皆さんも熊本から上京し、子ども食堂に参加してくれます。
※お子様の撮影はご遠慮いただきますようお願いいたします。(事務局にご確認ください)
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―10世帯18人、平均年齢72歳の水増集落の挑戦とは-
"幸せ実感日本一の集落づくり"
「水増おとな食堂」のご案内
今回こども食堂を主催する熊本県水増集落とはどのような地域なのでしょうか。こども食堂オープン前の30分、同会場で、水増集落が現在挑んでいるプロジェクトをご紹介させていただきたいと思います。
水増では集落と地元のベンチャー企業が組んでソーラー事業を展開し、売電収益で得た一部を地域に還元、「子どもたちが帰ってこれる村づくり」の取り組みを住民全体で進めています。その構想はすでに確実に集落の再生につながっており、今後他の地域のモデルになることが期待されています。
地元で採れる幻の在来種大豆「八天狗」を使った豆乳や納豆など、当日は集落の方々が水増の"食"をご用意して皆さまをお待ちしております!
―――6月22日(水) 水増おとな食堂・こども食堂 取材のお申し込み―――
本件に関する取材をご希望される場合には、以下の内容をFAXもしくはメールに
てご連絡ください
有限会社イーズ宛(担当:横山) FAX:03-6413-3762 電話:03-5426-1128
E-mail:info(@)es-inc.jp
※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい
ご希望の取材 15:30~おとな食堂から参加 / 16:00~こども食堂から参加
御社名
御所属
お名前
ご連絡先 電話 FAX
E-mail
媒体名
~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~
先週末、都市大の環境学部のある横浜キャンパスは学園祭でにぎわっていました。エダヒロ研のゼミ生たちは、水増集落から送ってもらったお米や野菜などを「売り上げと募金は全額、熊本地震の被災者支援に寄付します!」と一生懸命アピールしながら、販売してくれました。「残ったら、せっかく送ってくれた集落のみなさんに申し訳ない」と大汗をかきながら。。。
熊本地震で、水増集落では全壊1棟、半壊1棟の被害が出ています。幸い人的被害は出ていません。無事だったおうちでも、しばらくはクルマの中か、玄関すぐのところに布団を引いて、すぐに飛び出せるようにして寝ていた、とのこと。
6月22日にはその水増集落からも何人かがわざわざ上京して参加してくれます。ゼミ生たちも、昨年9月のゼミ合宿でお邪魔して以来の再会を心待ちにしています。学生と地方のつながりができた去年。そして、そこから都市の子どもたちにもつながっていけばうれしいなあと思っています。
※有限会社イーズは、2017年12月25日に移転いたしました。
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