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グリーン購入の取り組み、ダントツで最下位の自治体は?

2016年08月21日 |ニュース

環境問題をこれ以上悪化させないためには、環境に与える負荷ができるだけ小さい製品の優先的購入(グリーン購入)に切り替えていく必要があります。グリーン購入法では、大口購入者でもある地方公共団体は取り組みに努力する義務があるとしています。

果たして、地方自治体の取り組みはどのくらい進んでいるのでしょうか? トップランナーはどこでしょう? そしてあまり取り組んでいない自治体はどこでしょう?

つい先日、グリーン購入ネットワークは、全ての地方公共団体 (1,788 団体)のグリーン購入の取り組み度を評価した結果を公表しました。調達方針の有無、組織的に取り組む分野の数、8割以上調達できている分野数の3つの観点から取り組み度を評価したものです。

満点をとった地方公共団体が13ありました。金メダルですね! 北海道、福井県、長野県、長崎県、宮城県仙台市、山形県東根市、埼玉県久喜市、千葉県市川市、神奈川県横浜市、岐阜県多治見市、長崎県長崎市、そして、北海道猿払村、神奈川県山北町です。大きなところだけでなく、村や町でもしっかりがんばっているところがあるのですね!

でもその一方で、非常に点数の悪い、つまり、法律で努力義務になっているにもかかわらず、あまり取り組みをしていない地方公共団体もあります。それぞれの地域では大きな購買者である、つまり大きな影響と違いを生み出せるにもかかわらず、グリーン調達の調達方針をまだ作っていないところもあるのです。こちらにその結果がありますのでご覧下さい。
http://www.gpn.jp/archives/gpnnews/archive/2016/08/000978.php

都道府県・政令指定都市(67 団体)を見ると、ダントツの最下位は和歌山県です......。

県庁所在地(47 団体)では、最下位は宮崎県宮崎市。福井県福井市、茨城県水戸市も一ケタ得点のビリ3自治体となっています。ちょっと恥ずかしいですね......。

中核市(47 団体)では、なんとO点!というのが大阪府豊中市と山口県下関市。特例市(37 団体)にも0点の地方公共団体が......神奈川県小田原市です。

こちらに、全地方公共団体のグリーン購入の取り組み度があります。ご自分の地域や出身地、関わりのある地域の"成績"をぜひチェックしてみて下さい。
http://www.gpn.jp/archives/gpnnews/archive/2016/08/000978.php

ランキングの下のほうの自治体に住んでいる方、ぜひ「もっとちゃんとやってください!」と声を挙げましょう。自治体のグリーン購入は、実際の環境負荷の削減につながるだけでなく、自治体職員の意識啓発にも、地域の企業など納入業者へのメッセージという意味でも、とても大事なのです。

次の調査で大きく順位を上げるところはどこでしょうか? ぜひ注目していきたいと思います!

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※8月22日更新:グリーン購入ネットワーク(GPN)の評価結果訂正に伴い、一部内容を修正しました
http://www.gpn.jp/archives/gpnnews/archive/2016/08/000985.php

※9月13日更新:グリーン購入ネットワーク(GPN)の評価結果に下記注が追加されました
http://www.gpn.jp/files/release_160809.pdf

注)和歌山県より、組織的に取り組む分野数が 20 分野である旨の訂正の報告がありました。これにより、和歌山県の 合計点は 26 点となります。なお、上記表は公開されている情報を基に作成していますので訂正していません。 (2016 年 9 月 9 日)

 

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