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つながりを読む

英国:企業に男女間の賃金格差の公表を義務づけ

2017年12月14日
英国:企業に男女間の賃金格差の公表を義務づけ

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SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みも広がり、さまざまな不平等への取り組みも進みつつあります。英国では、従業員250名以上の企業に、男女間の賃金と賞与の格差を毎年公表することを義務づけています。

幸せ経済社会研究所のニュースよりお届けします。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~


英国:企業に男女間の賃金格差の公表を義務づける―民族や障がい者の賃金格差にも拡大される可能性


(Apoliticalより)

英国では、2017年4月に施行された法律により、従業員250名以上の企業は、男女間の賃金と賞与の格差を毎年公表することが義務づけられました。

例えば、英国の男性のCEOは平均120,000ドルの賞与を受け取っているのに対して、女性は20,000ドルしか受け取っていないなど、この法律の施行によって、賃金や賞与の格差に注目が集まっています。

また、10月にロンドンで行われた「性別による賃金格差会議2017」で、女性担当大臣(Minister for Women)であるアン・ミルトン氏は、この法律は透明性を重視する新時代の始まりに過ぎないとして、「はっきりしていることは、次は、民族と障がい者ということです。サー・ジョン・パーカー氏が、この領域拡大の取り組みを率いています」と、人種と障がい者などについても同様の取り組みを行う可能性を示唆しました。

ただし、多くの人が現状を知ることは、問題に取り組む上で不可欠である一方で、格差を公表することによって、「守ろうとしている人々」をリスクにさらす可能性もあります。

リスクのひとつは、このようなデータによって、不利な立場におかれる分野に参入することを女性が避けることになり、それがジェンダー差別とステレオタイプを強める可能性です。また、女性が行なっている業務を外部委託することによって、企業が男女格差の監査結果を良くすることができることも問題です。

(新津 尚子)

※この記事の原文は、社会奉仕のイノベーターのための国際的プラットフォーム「Apolitical」に掲載されたものです。


~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~


幸せ経済社会研究所のウェブにはほかにもいろいろと興味深い記事があります。SDGsでも特に環境以外の取り組みについては、日本はまだこれから、というところなので、海外の動きはぜひチェックしておいていただければと思います。

幸せ研ウェブ更新状況(2016年12月~2017年11月)をお届けします。
「!」「?」という見出しがありましたら、ぜひお読み下さい。


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●インタビュー

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~~~~~~~~~~~~~ご紹介ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~


世界での取り組みは本当に多岐にわたり、めまぐるしく展開しています。幸せ研では、そのほんの一部でも、日本に伝えていきたいと思っています。時々のぞいてみていただけるとうれしいです。
http://ishes.org/

また、13日の勉強会は、国内の事例(海士町、下川町)を、とくに地域経済の視点から取り上げ、議論を深めます。ぜひご参加下さい。
http://ishes.org/reading/

 

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