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9月6日(水)、このような番組に出演する予定です。番組案内より。
「効率性を追求するタイパが流行し、瞬時に答えがでるチャットGPTが登場した時代、真逆の概念が注目を集めている。「ネガティブケイパビリティ」=すぐ解決できない事態に結論を急がず、答えのない状況に耐え迷う、「モヤモヤする力」ともいわれる。新たなアイデアを生み出す創造性にもつながると指摘され、ビジネスや教育、医療などで幅広く活用が進む。「モヤモヤする力」に秘められた可能性に、最新研究を交えて迫る。」
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明日9月6日(水)午後7:30~7:57のNHK「クローズアップ現代」です。テーマは「モヤモヤする力」=答えを急がない勇気、ネガティブ・ケイパビリティです!
ちなみに、BS1は明後日9月7日(木)午前5:30~午前5:59の放送です。
よろしければぜひご覧下さい。
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/Z18N3MPX51/
番組のプロデューサーの方から、「この本を読んだんです」とご連絡をいただいたのでした。
『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』(イースト・プレス社)
https://amzn.to/3JGURKJ
今年の春先に出した本ですが、あちこちで取り上げていただくことも増えていて、「答えを急がず、立ち止まる勇気」への世の中の関心が高まってきていることを感じます。次世代経営者を育成している大学院大学至善館の授業でも紹介していますが、「ますます加速する状況の中で、本当に必要!」という声を聞きます。
『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』の目次です。
はじめに 答えを急いではいけない時がある
第1章 ネガティブ・ケイパビリティとはそもそも何なのか
第2章 「わからない」という不安を受け容れる~2つのキーワードから
第3章 判断を性急に下さない~ホールドとサスペンド~
第4章 ありたい自分に近づき、他人に寛容になり、物事の本質が見えるようになる
第5章 ネガティブ・ケイパビリティを高める方法
第6章 「何もしない」ことの大切さ~人を育てる
第7章 「わからない」と正しく向き合う~リーダーシップとチームや組織の中で
第8章 共有ビジョンと"結論を出さないルール"の「場」~地域ぐるみでネガティブ・ケイパビリティを発揮する
第9章 東洋思想の叡智とネガティブ・ケイパビリティ
おわりに 本当に大事なものを見落とさないために
また、この「ネガティブ・ケイパビリティ」については、本の要約サービスflier(フライヤー)の動画編でも取り上げていただいています。よろしければご覧下さい。
答えを急がない勇気を伝えたい!翻訳家・環境ジャーナリスト枝廣淳子が語るネガティブ・ケイパビリティ
「葛藤する人ほど成長できる」
前編配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=CDkzIxfz3Uc
後編配信URL
https://www.youtube.com/watch?v=mV1WgFrLrWA&t=0s
環境問題や社会問題など、持続可能性に関わる問題は、まさに「これまでどおりで何とかなる、加速すれば通りぬけられる、と思考停止で突き進むのではなく、本当の問題とはなにか? 本質的な解決策とはどこにあるのか? とたちどまって考えること」が求められているのだと思います。
幸せ経済社会研究所の読書会も一貫して、「答えを急がない」「立ち止まってじっくり考える」ための機会として位置付けています。
次回の読書会は9月14日、注目!の書籍『資本主義の次に来る世界』を題材に考えてみます。このままでよいとは思っていないのだとしたら、「次に来る世界」を一緒に描いてみませんか?(本を読む時間がとれなくてもご参加いただけます)
書籍「資本主義の次に来る世界」はこちらです。
https://amzn.to/3LbtZ5r
9月14日開催 「幸せと経済と社会について考えるオンライン読書会」
『資本主義の次に来る世界』を読む
詳細とお申し込みはこちらをご覧下さい。
https://www.ishes.org/news/2023/inws_id003445.html
明日の番組でもお伝えできたらと思っているのですが、「答えを急がない」ということは、「答えを出さない」ということとは違います。優柔不断や問題の先送りとは違うのです。
答えは出します。しかも、よりよい答えを。そのために、「これが答えだ!」と飛びついて思考停止しないこと。急がずに、考え抜くこと。モヤモヤし続けること。これは「即決断・即行動!」よりもエネルギーが必要なのです。だから、よりよい答えにつながる。成長につながる。創造性につながるのだと思うのです。
明日の番組は生出演なので、どういう展開になるか、私自身も楽しみです。ネガティブ・ケイパビリティを発揮しながら、有益な時間を過ごせたらと思っています!