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つながりを読む

「2024年を振り返って~持続可能性に関わるアンケート」の結果

2025年02月11日
「2024年を振り返って~持続可能性に関わるアンケート」の結果

昨年末にご協力をお願いした「2024年を振り返って~持続可能性に関わるアンケート」の結果がまとまりましたので、ご報告します。有効回答71件でした。みなさんの感覚やお考えと、ぜひ比べてみて下さい。

~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~

(1)2024年を振り返って、以下のそれぞれについて、どのように感じていますか?それぞれ選び、そう思った理由をいくつでも挙げてください。

a.地球環境

少し良くなった:1%
変わらない:3%
少し悪化した:17%
悪化した:79%

○「悪化した・少し悪化した」と思う理由
地球温暖化の影響(夏の暑さ、極端気象など)(41人)
戦争や紛争の拡大(9人)

b.世界の持続可能性への取り組み

少し良くなった:14%
変わらない:24%
少し悪化した:20%
悪化した:42%

○「少し良くなった・良くなった」と思う理由
企業の取り組み(4人)
人びとの意識の高まり(3人)

○「悪化した・少し悪化した」と思う理由
戦争や紛争の拡大(18人)
トランプ氏再選(6人)

c.日本の持続可能性への取り組み

良くなった:1%
少し良くなった:25%
変わらない:31%
少し悪化した:16%
悪化した:27%

○「少し良くなった・良くなった」と思う理由
SDGs/サステナビリティの拡がり(2人)
カーボンニュートラルへの対応(2人)
人びとの意識の高まり(2人)

○「悪化した・少し悪化した」と思う理由
原発回帰(10人)
夏の高温など地球温暖化の影響(3人)

(2)2024年の「持続可能性に関わる10大ニュース」を選ぶとしたら、どのようなものが挙げられるでしょうか?
※挙げられた順位に関わりなくカウントしました

地球温暖化の影響(記録的な猛暑、世界の平均気温上昇が1.5℃を上回る、特に能登などでの豪雨災害など)(47人)
ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルとパレスチナの戦争など(27人)
トランプ氏再選(18人)
能登地震関連(10人)
原発回帰(10人)
COP29関連(8人)
漁業や農業、食料関連(8人)
再エネの進展(7人)
TNFDなど生物多様性関連(6人)
AIの普及(6人)

(3)2025年、持続可能性に関わるどのような動向に注目しますか?

戦争や紛争の行方(20人)
トランプ政権の政策(18人)
再エネ推進の動き(17人)
地球温暖化、自然災害(15人)
脱炭素、気候変動対策など(14人)
国際情勢(11人)
エネ基、NDCなどエネルギー政策(11人)
漁業や農業、食料関連(11人)
EVの動向(10人)
プラスチックなどゴミ削減(10人)
原発関連(9人)

(参考:回答者の属性)
男性:69%
女性:28%
回答しない:3%

20代:1%
30代:3%
40代:16%
50代:24%
60代:35%
70代:14%
80代:7%

北海道:6%
東北:3%
関東:59%
中部:13%
近畿:8%
中国:1%
四国:3%
九州:7%

~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~

ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!

前号でも書いたように、世界の情勢が望ましくない方向に向かっていく中でも(だからこそ)、希望が持てる動きや取り組みに注目していきたいと思っています。

さて、ご案内です。今月の読書会で取り上げる「なぜ多様性が大事か」の論拠と具体的な取り組みやアドバイス満載の「なぜ多様な意見は正しいのか」です。心と頭の栄養素としてぜひどうぞ~!

~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~~~~

(2月20日)「幸せと経済と社会について考えるオンライン読書会」
『「多様な意見」はなぜ正しいのか』を読む 

【第154回】
 日 時:2025年2月20日(木)18:30~20:30(開場18:15) 
 会 場:オンライン(Zoom使用予定)
   (申し込みされた方にURLをご案内いたします) 
 課題書:『「多様な意見」はなぜ正しいのか』
      (著:スコット・ペイジ)
 参加費:1回 2,200円(税込) 
         お申し込み:こちらからどうぞ(外部サイトへ移動します)
https://peatix.com/event/4272301/view 

2月は、スコット・ペイジ氏の書籍、『「多様な意見」はなぜ正しいのか』を、課題書に取り上げます。

「多様性」の重要性について、最近特に言われるようになっています。多様性のあるグループのほうがよりよい解決策を作る可能性が高い、それはなぜなのでしょうか。私自身もさらに深く知りたいと思い、課題書にしました。

多様性とあわせて、さまざまな人を巻き込んで進めていくにあたっては、ネガティブ・ケイパビリティや対話なども必要な要素となってくると思います。そういった観点も持ちながら、「答えのない複雑な問い」の多い現代において、よりよい解決策を見つけ出すためのポイントについて、一緒に考えましょう。

課題書を読んで感じたことや、考えたことをお互いに持ち寄り、話すことで、より理解が深まることと思います。
ぜひ多様な視点から一緒に学びませんか。みなさんのご参加をお待ちしております。

枝廣淳子

 

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