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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2005年06月20日

「環境とエネルギーの授業」(1)-山木校長先生との出会い(2000.12.01)

反響BEST10
 
先日、『エコ・ネットワーキング!』(海象社:1500円)を地元の小学校に一冊お届けしました。 市立小学校ですが、4年前に校長先生が替わられてから、学校の雰囲気がとても明るく楽しくなったと地元でも評判です。着任されて1年目はじーっと学校や生徒の様子をご覧になっていたのではないかと思います。2年目からいろいろな取り組みを始められました。 まず「始業・終業のチャイムをなくす」。あちこちに時計があるのだから、自分たちで時計を見て行動できるでしょう、ということです。この小学校からはチャイムの音は聞こえません。 それから、1時間目と2時間目の休みをなくして、かわりに2時間目と3時間目の休みを「ふれあいタイム」として35分も取っています。細切れでなくこれだけあると、いろいろな遊びが展開するんですね。 6年生が1年生の子に「入れて」と言われて、大綱を回して縄跳びをいっしょにするなど、素敵な光景が広がっているそうです。そして時計を見て30分を過ぎると、言われなくても自分たちで後片づけをして、教室に戻っていくそうです。(こういう様子を校長先生が「学校便り」に書いて外の人に伝えてくれます) 他にも校長先生の学校経営の方針「生きる力を育てる」「自己選択・自己決定・自己責任」があちこちに実践されている様子です。もうひとつは、学校をオープンにする、ということです。校門も学校がある間はいつも開いていて、保護者会や授業参観日でなくても、「ぶらりと」訪れて授業の様子を見せてもらえます。 地域のいろいろな人を「一日先生」に、手芸や昔話、いろいろな遊び、外国の様子などを教えてもらう日があって、子どもたちも楽しみにしているようです。普段でも、父母に先生やアシスタントをお願いする授業がよくあります。校長室のドアもいつも開いていて、「先生、おはよう」「さよなら」と子どもたちが次々と顔を出していくそうです。 このような小学校だと感じていたので、「何かのご参考になれば」という軽い気持ちで1冊お届けしましたが、その日のうちに、校長先生からお手紙をいただきました。先生のご快諾をいただいたので、ご紹介させていただきます(筆でしたためられた美しい筆跡をお見せできず残念です)。
 

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