バラトン仲間のハーマンが4月に来日します。オーストリアの都市計画と交通政策の専門家です。「JFSで何かやるなら協力するよ」と連絡をくれ、佐川急便さんの協賛を得て、フォーラムを開催することになりました。
ハーマンは、いつもいたずらを考えている少年のような(^^;)楽しげな目をしていて、プレゼンテーションでも、とっても面白くかつ考えさせられる写真を見せたり。めったにない来日の機会ですので、ぜひどうぞ!
温暖化×エネルギー危機の時代、都市作りや交通はどうあるべきなのか、どう変えていくことができるのか、欧州の先進事例などの学びながら、いっしょに考えませんか。
そのあと、盛り合わせがつづきます。今回は珍しく分量が少なめだったので、最後にデザート(?)付きですー。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここからご案内〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
フォーラム ハーマン・クノフラッハー氏を囲んで
温暖化とエネルギー危機の時代、都市計画と交通政策を考える
〜Human Behavior in Transport〜 のご案内
2007年11月の国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の報告では、2005年の工業国40カ
国による温室効果ガス排出量が過去最大を記録したと発表し、運輸輸送部門から
の排出量が急速に増加していることを指摘しています。京都議定書の約束期間が
始まり、世界のあらゆる分野でCO2排出量を削減するためのさまざまな取り組み
が行われていますが、日本の運輸交通部門でも大きくCO2が増えています。
通勤や通学などの人の移動および製品の輸送など、人びとの暮らしや産業を支え
る交通システムは、温暖化問題にもエネルギー問題にも、重要な影響を及ぼして
います。化石エネルギーが枯渇しつつある時代、増え続ける運輸輸送部門からの
CO2排出量を抑制するために、自治体、企業、市民はどのような取り組みをすべ
きなのでしょうか。
新しい都市交通理念の形成に尽力している氏の活動や、欧州の先進的な考え方や
事例などをお聞きし、いっしょに学び考える機会としたいと思います。
●日時
2008年4月24日(木) 18:30-21:00
(開場:18:00)
●場所
場所 東京駅八重洲ビジネスセンター:カンファレンスルーム3C
東京都中央区京橋2-9-2 第1ぬ利彦ビル
Tel: 03-3562-7891
http://www.tkptokyoeki-bc.net/access.shtml(会場地図)
http://www.tkptokyoeki-bc.net/conference_3c.shtml
●講師およびプロフィール
ハーマン・クノフラッハー氏
(ウィーン工科大学 交通計画・交通工学研究所 所長
(the Institute for Transport Planning and Traffic Engineering)
ウィーン工科大学科学技術学部博士。交通機関利用者の行動、交通インフラとモ
ビリティ、持続可能な都市開発、交通の安全性、エネルギー消費を専門分野とし、
執筆多数。欧米、アジア、豪州など世界中での交通システムに関する講演は
1,000回を超える。ウィーン、クラーゲンフルト、アイゼンシュタットなど主要
都市から国家レベルまで、持続可能な交通政策に関するプロジェクトチームリー
ダを歴任。
●コーディネータ
枝廣淳子・小田理一郎
●参加費(資料代・諸費用含む)
JFS法人会員・個人サポーター 1,000円
一般 2,000円
●定員
約100名(事前予約制、先着順)
●申込締め切り
4月21日(月)
●参加申込
下記URLからお申し込みください。
http://www.japanfs.org/ja/jfs/event/event080424.html
●お問い合わせは以下へお願いいたします。
Japan for Sustainability 事務局
担当:坂本典子
●主催: ジャパン・フォー・サステナビリティ
●協賛: 佐川急便株式会社
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
CSR・環境セミナー案内
日時:平成20年3月26日(水)14:00〜16:00
会場:福井県国際交流会館 地下1階 多目的ホール(福井市宝永3-1-1)
対象:環境に関心のある方はどなたでも御参加いただけます(無料)
【概要】
『企業の力を子どもたちの環境教育に』
地球温暖化やエネルギー問題など私たちは深刻な環境問題に直面しています。
この解決には、自らのライフスタイルや事業活動を見直すことが絶対条件であり、
次代を担う子どもたちが地球環境に配慮した暮らしや活動ができる大人へと成長
することが、持続可能な社会の実現につながります。
当セミナーでは、子どもたちへの環境教育・学習の充実のために、岡本氏による
CSRについての講演や企業やNPOの先進的な事例紹介を交えて、今私たちが
できることを考えていきます。 ぜひご来場ください。
【プログラム】
1 基調講演
「生き物から学ぶ企業の社会的責任」
【講師】 岡本享二 氏(ブレーメン・コンサルティング株式会社 代表取締役、
立教大学ESDセンター センターフェロー)
2 事例発表
「シャープの環境社会貢献活動〜森と水と子供たち〜」
【講師】 上谷信次 氏(シャープ株式会社)
「企業ができる子どもたちへの環境学習支援」
【講師】 有吉直美 氏(NPOこども環境活動支援協会)
【申し込み方法】
申込用紙に必要事項を記入いただき、FAXにて、下記申し込み先までお申込みください。
申込用紙はホームページからダウンロードできます。
http://info.pref.fukui.jp/kankyou/csrkankyou.html
メールでお申し込みの場合は、件名を「CSR・環境セミナー申込」としていただき、
1 企業・団体名(学校名)、2 住所、3 電話番号・FAX番号、
4 参加者氏名 を明記の上、お申し込みください。
申し込み・お問い合わせ先
福井県安全環境部環境政策課環境立県推進グループ
電話:0776-20-0301 FAX:0776-20-0679
E-Mail:kankyou@pref.fukui.lg.jp
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ライブイベント〜Tokyo Cool Night〜CO2を封鎖せよ
普段のセミナーと趣向を変え、音楽とトークセッションを交えて、
楽しみながらもマジメに温暖化が学べる、ライブハウスでのイベントです。
http://www.aseed.org/info/info08_0307.html
○日 時:2008年3月27日(木) 18:30〜23:00(予定)
○会 場:新宿LOFT(新宿駅東口より徒歩8分)
http://www.loft-prj.co.jp/LOFT/schedule/loft.cgi
○参加費:前売り 3000円 / 当日 3500円(ドリンク代500円は別途当日必要です。)
○主 催:2008年G8サミットNGOフォーラム環境ユニット
○企画協力:国際青年環境NGO A SEED JAPAN / LOFT PROJECT
○後援:ソトコト
○プログラム
ライブ:Sayoko+Oto、S.T.K(SUGIZO×谷崎テトラ×rocomoon)、カクマクシャカ
トーク:Oto、SUGIZO、大林ミカ(環境エネルギー政策研究所)、羽仁カンタ(ASEED JAPAN)
NGO出展ブース(順不同):ピースボート、PARC、足温ネット、ナマケモノ倶楽部 ほか
◆お問合せ
A SEED JAPAN TEL:03-5366-7484 info@aseed.org (担当:三本・小宮)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
名古屋初! 環境系人材紹介・派遣会社のグレイスがお届けする
「環境の仕事と働き方講座+グリーン雇用カフェ」のご案内
仕事を通じて環境や社会に貢献したい
そんな思いを実現する働き方とは?
環境系人材紹介・派遣会社のパイオニアとして、多くの企業や求職者からヒアリ
ングをした生の声を会場にお届けします。
「環境の仕事」には、どんなものがあるか、仕事を探す上でのポイント、未経験
からプロフェッショナルを目指した方々の実例などをご紹介し、これから行動を
起そうとお考えの方々に、様々なヒントをご提供します。後半のグリーン雇用カ
フェでは、少し肩の力を抜いて、会場の皆さんと一緒に座談会形式で「環境の仕
事」や「働き方」について掘り下げていきます。質疑応答や個別相談の時間もとっ
ておりますので、お友達をお誘いの上、お気軽にご参加ください。
★当日は、お茶のサービスがあります。マイカップをご持参の上、ご参加いただ
きますようご協力をお願いいたします。
≪≪こんな方におすすめです≫≫
■環境関連分野への就職・転職に関心がある方
■「環境の仕事」にはどんなものがあるのか知りたい方
■自分に出来る環境貢献の働き方を考えたい方
【日時】
2008年4月12日(土) 13:30〜16:30 (13:00受付開始)
【会場】
愛知県名古屋市中区栄三丁目15番27号 名古屋プラザビル9階「第6会議室」
※地図:https://www.hakuoh.co.jp/pdf/nagoya_map_sakae.pdf
【プログラム】
第1部 講座『環境の仕事とは?』
日本最大級の環境系ポータルサイト環境gooのブログ「グリーン雇用カフェ」で日々、エコロジ
カルな働き方を発信している、当社関西支社長の宮川が皆様に環境の仕事について分かり
やすくお話いたします。
第2部 座談会『グリーン雇用カフェ』
ブログ版「グリーン雇用カフェ」を飛び出し、実写版として参加者の方々と一緒に、環境の仕
事やその働き方について深めます。事前に頂いた質問にお答えしたり、参加者の方のご意
見を聞きながら進めていく予定です。
第3部 『個別相談会』
グレイスのマッチングディレクターが皆様のご相談に個別にお話しさせていただきます。
※参考:「グリーン雇用カフェ」http://blog.goo.ne.jp/green-cafe/
※進行時間の都合上、全ての質問および個別相談についてお受けできない場合がございま
す。予めご了承ください。
【定員】
30名 ※定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにお申込みください。
【参加費】
無料 ※資料・お茶付き(マイカップのご持参にご協力お願いします。)
【申込み】
以下の項目を明記の上、TEL、FAXまたはEmailでお申込ください。
TEL:052-218-7017
FAX:052-218-7018
Email:nagoya@grace-e.co.jp
●セミナー名「環境の仕事と働き方講座+グリーン雇用カフェ」
●名前・性別・年齢(10代 ・ 20代 ・ 30代 ・ 40代 ・ 50代 ・ 60代以上)
●職業
●TEL・FAX・Email
●就職/転職希望先業種(任意)
●このセミナーに期待すること(任意)
●第2部 グリーン雇用カフェにて聞きたいこと(任意)
●このセミナーを知った媒体
※お送りいただいた個人情報は講座受付と各種ご連絡に使用いたします。
【問い合わせ・連絡先】
株式会社グレイス名古屋オフィス 担当:半谷(はんや)
TEL:052-218-7017 FAX:052-218-7018 Email:nagoya@grace-e.co.jp
※TELは9:00〜17:30まで
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
セミナー開催のご案内
第4回 pocopocoセミナー
『未来を決めてしまう10年』 田中優さん(環境活動家)講演会
【pocopoco(ポコポコ)セミナー】
大地を守る会 「フードマイレージ・キャンペーン」で使っているCO2の単位
pocoをひとつのキーワードとして、地球温暖化の事実を知り、生活を変えていく
ためのヒントを、楽しみながら学ぶシリーズ企画です。環境ジャーナリスト枝廣
淳子さんの講演からスタートし、今回は第4回目になります。
今回は地域での脱原発やリサイクルの運動を出発点に、環境問題等多様なNGO活
動に取り組む田中優さんです。世界ではすでに温暖化の被害に遭っている人たち
が沢山います。未来へむけて環境問題の本質を知り、ご自分自身ができることを
考え、気づきを得る機会にしていただければとおもっております。環境問題全般
について総集編に近い内容を予定しています。
【田中優氏 プロフィール】
1994年に立ち上げた「未来バンク」理事長他、多様なNPO活動に携わる、「ap
bank」監事、「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ(足温ネット)」
理事。著書『戦争って、環境問題と関係ないと思っていた』(岩波書店)『地球
温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるのか』(扶桑社新書) 等。
【開催概要】
・日時:2008年4月22日(火) 10:00-12:00(受付開始 9:40)
・会場:津田ホール(JR中央・総武線「千駄ヶ谷」より徒歩1分)
http://tsudahall.com/
・参加費:2,000円(大地を守る会 会員1500円)1ドリンク付
【フードマイレージ・キャンペーン】
http://www.food-mileage.com/
【 poco pocoギフトプレゼント】
ご来場者には地球温暖化防止のタネが少しでも広がり、ちょっとずつでも環境を
守れるように願いを込めて、日本の農村で守り継がれてきたタネをプレゼントし
ます。
【お申し込み方法】
大地を守る会(wa@daichi.or.jp、もしくは FAX.03-3402-5590)宛に、以下6点
をご記入の上お申し込みください。
1.. イベント名
2.. お名前
3.. ご住所
4.. お電話番号
5.. メールアドレス
(一週間以内に返信がない場合は下記までご連絡をお願いします)
6.. このイベントをお知りになった媒体(雑誌の場合、雑誌名等)
●お申し込み締め切りは、2008年4月11日(金)です。
大地を守る会 http://www.daichi.or.jp/
イベント担当 竹田 wa@daichi.or.jp
Tel.03-3402-8903 Fax.03-3402-5590
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ご案内ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さて、最後のデザート代わりに、街づくりを使命の一つとしているUR都市機構の
広報誌 『URプレス14号〈2008年冬号〉』に寄稿したエッセイを紹介します。
「URプレス」は、こちらにPDFがあるそうです。また、UR都市機構からの取り寄
せもできるそうです。 http://www.ur-net.go.jp/publication/urpress/
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2008年メッセージ
枝廣淳子
「なぜそんなに熱心に環境問題に取り組んでいるのですか」と、よく聞かれます。「なぜだろう?」と振り返っていつも行き着くのは、保育園から小学校4年生まで過ごした、宮城県の片田舎での少女時代。
小学校までは歩いて30分(途中でヤギに草を食べさせたり、サルビアの蜜を吸ったり、正真正銘の“道草”をしていたせいでもあるけど!)。学校が終わると、帰るなりランドセルを放り出して、家の前の畑の堆肥の山でミミズを掘り、それを空き缶に入れて、川に釣りへ。春になれば、山や丘の「自分だけの秘密の場所」にフキノトウが出てくるのを楽しみに待ち、夏になれば、公園でセミを捕ったり、大木の根元でオケラ(知っています? 「手の平を太陽に」という歌にも出てくる虫です)を掘ったり。まわりの自然が遊び場でした。
そんな子ども時代が、いまの活動の原動力のひとつなのだろうなあ、とよく思います。私だけではなく、環境活動に熱心な仲間や先輩たちに聞いても、やはり小さいときの「自然との一体感」体験が原動力になっていることが多いようです。
つまり、街のなかに緑や公園をつくっていくことは、単に「ヒートアイランドをやわらげる」とか「人々につかの間の憩いの場所を提供する」というだけではなく、実はもっともっと大きな役割がある――つまり、「ひと」をつくっているのですね。
そのとき、団地の公園であっても、そこには大人の目がないほうがいい。子どもたちが“秘密基地”をつくって自分たちの想像力と創造性を思いきり羽ばたかせることができる――そんな場所を提供する(というより、放っておく)ことが、実は「ひと」をつくっているのだと思うのです。
コロンビアのボゴタ市は、環境先進都市として有名ですが、そこの市長はこう言っています。「公園などの公共空間は、民主的な社会にとってとても重要なのです。なぜなら、そこでは人々は上下の区別なく、対等に会うことができるでしょう? 都市がどれほど物理的に健全か、情緒的にも健全であるかを考えるとき、公園は水道と同じぐらい重要なのです。
これまで都市は『公園なんて贅沢品だ。余裕があればつくればいい』と考えてきました。でも考えてもみてください。道路や駐車場のほうが贅沢品なのではないでしょうか? 子どもや大人のための公園や公共空間のほうが、ずっと重要ではないでしょうか?」
環境オピニオンリーダーとして世界的に有名なレスター・ブラウン氏は、最新刊の『プランB 3.0』のなかで、「駐車場面積に対する公園比率を計算すれば、その都市が自動車のためにつくられているのか、それとも人のためにつくられているのかがわかるだろう」と述べています。
街にとって、その街に住む人にとって、そしてその国の未来にとって、緑や公園はどれほど大切な役割を果たしているのだろう?――公園の木陰で気持ちのよい風に吹かれながら思いを馳せてみませんか?
(了)