日本の環境への取り組みを英語で世界に発信することで、世界と日本を持続可能な方向に推し進めていこうと活動しているジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)のウェブサイトがリニューアルしました。(サステナさんとgreenz.jpさんにお世話になりました)
http://www.japanfs.org/ja/ (日本語)
http://www.japanfs.org/en/ (英語)
トップページには、日本を伝える写真を月替わりで出していきます。記事にもできるだけ写真などを添え、ビジュアル的にも魅力的になりました。ぜひのぞいてみてください〜!
今回のリニューアルでは、さらにJFSの情報などが使いやすくなりました。そのひとつとして、これまで法人会員・個人サポーターとして経済的にJFSを支えて下さっている方々へのお礼としてお出ししていた日本語のニュースレター(毎月、3本ずつの特集記事を出しています)を、3ヵ月後に、ウェブからも読めるようにしました。
トップページ右下の「ニュースレター」をクリックしていただくと、これまでの膨大なニュースレターのタイトルが表示され、それぞれの記事を読んでいただくことができます。
http://www.japanfs.org/ja/ (日本語)
英語のニュースレターはどなたでも無料で登録いただけ、またウェブサイトからも配信とほぼ同時に読んでいただくことができます。
ウェブサイトの英語ニュースレターのコーナーです。
http://www.japanfs.org/en/search/?tag=Newsletter
登録とカテゴリー別バックナンバーはこちらにあります。
http://www.japanfs.org/en/mailmagazine/
ニュースレターでは、ほぼ毎号1本、私も担当しており、日本の大きな動向をお伝えすることを目的に、記事を書いています。よろしかったらぜひご覧ください。
そして可能でしたら、ぜひJFSを支える法人会員・個人サポーターになっていただけたらありがたいです。
特典やお申し込み、お問い合わせはこちらから。よろしくお願いいたします〜!
http://www.japanfs.org/ja/join/
またJFSのボランティア活動の説明もあります。どんな活動をしているのか、ボランティアをするってどういうことなのか、写真やボランティアさんの声も持っていますので、ご興味のある方、ぜひのぞいてみてください。
http://www.japanfs.org/ja/join/volunteer/
来月はみんなで事務局に集まって楽しく過ごすクリスマス会もありますし、一緒に活動してみようかな?という方、ぜひどうぞ〜!
少し長くなりますが、先日、JFS事務局が毎月サポーターやボランティアさんたちに出している事務局便りが届きましたので、ご紹介します。損保ジャパン環境財団から来てくれている大学生のインターン生が作ってくれています。
共同代表からのひと言のコーナーもあり、今月は私が「これからのJFS」について、夢と思いを語っています(いつも「ひと言ではない〜」と言われちゃうのですが。^^;)。ボランティアさんの活動の雰囲気や、世界から注目されているJFSの活動の広がりも伝わるかなー。インターン生のエコエッセイもぜひどうぞ。
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Japan for Sustainability 事務局便り
第67号(2008年11月)
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木の葉もだんだんと色づいてきました 。
秋ならではの彩り豊かな景色が楽しみですね。
<Contents>
■ 事務局からのお知らせ
■ 共同代表からひとこと(枝廣淳子)
■ 世界に広がるJFS
■ ありがとうのコーナー♪
■ JFS活動報告:世界チーム
■ インターン企画「エコエッセイ」:漁港と田園の都市 いすみ 瀧 太駿
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◆◇◆◇◆ 事務局からのお知らせ ◆◇◆◇◆
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★JFSのウェブサイトが新しくなりました!!!
JFSでは、かねてより、より使いやすく楽しいサイトをご提供するべく、ウェブサイトのリニューアルを準備してまいりましたが、本日、11月14日に、無事にサイトをリニューアルすることができました。
画像も豊富に掲載し、新しいコンテンツ「JFS Newsmap」などもあります。検索は「SEARCH」によるフリーワードでのサイト内検索が行えるほか、右サイドの「KEYWORDS」でカテゴリー別にも行えます。文字サイズも、お好みで変えていただくことができますし、RSS(サイトの最下段・左端)やブックマークもご活用いただけるなど、新しい機能も盛り込みました。また、月が替わると、何かが起こるかもしれません…!?
みなさま、ぜひ、新しいサイトを楽しんでくださいね(^^)。
★エコプロダクツ展、お手伝い募集!
今年も、12月11-13日に東京ビッグサイトにて、エコプロダクツ2008が開催され、JFSも「N-49」で参加をします。海外からの来場者のための通訳ツアーも実施します(要・事前予約)。
会場にいらっしゃる方は、ぜひ、ブースを訪ねてくださいね。
また、当日、こちらのブース展示と通訳ツアーについて、お手伝いいただける方を募集します。
交通費の補助くらいしか御礼はできませんが、JFSを広くお知らせするためのお手伝いをしてくださる方は、事務局担当・三枝:saigusa@japanfs.org まで、ご連絡ください。
★JFS恒例、クリスマス会、日程決定!
ベテランのみなさまは良くご存知の、JFS毎年恒例、クリスマス会(手打ちそば&キャンドルナイト♪)の日程が決まりました。12月21日(日)です。詳しい時間などは、追って、お知らせいたしますが、ぜひ、スケジュールをご調整くださいね(^o^)。
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●○●○● 共同代表からひとこと ●○●○●
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みなさん、いつもありがとうございます。
今日、ジャパン・タイムスでコラムを書いていらっしゃる大学の先生がJFSの事務局に取材に来てくれました。この方は、JFSを立ち上げた頃から、私たちの活動に関心を持ってくれ、応援して下さっています。
まえに取材を受け、JFSの活動についてお話ししたのは、2004年頃でした。4年以上前のことです。今回の取材の最初の質問は、「まえにお会いしてから、この4年ほどの間の、環境をめぐる動きや変化を教えて下さい。政府、企業、市民やNGOはどう変わってきたのでしょう? JFSの活動はどのように展開してきたのでしょう? そしてあなた自身の活動はどうでしょうか?」
"Well, "と口を開きながら、頭の中は大忙しでした。さて、この方は何時間聞いてくれるかなー、と思いながら。(^^;
みなさんはJFSとの出会いがあって、一緒に活動をしてくれるようになってからのこの数年間の変化をどのように見ていらっしゃるでしょうか? 日本や世界の変化、温暖化をめぐる状況、JFSの展開やご自分の活動、などなど。
ときどきこうやって振り返り、そして少し遠い未来に目を向ける機会はよいものです。JFSとしても、自分自身としても、そんな時間を取りながら進んでいきたいと思いました。
さて、かねてより、JFSをAFS(Asia for Sustainability)へ、そして、ゆくゆくはWFS(World for Sustainability)へ進化させていきたいと考えていました。先日中国政府主催の会議に参加した折、中国の環境政策についていろいろなお話をうかがう機会をいただき、JFSの趣旨にも賛同していただけたので、「中国が何を考え、何に取り組んでいるか」を今月号のJFSニュースレターで発信する予定です。JFSのプラットフォームで、少しずつアジア発の情報を世界に伝えていきたいと考えています。
また数年後、この方が「前回会ってから、どんな展開がありましたか?」と聞いてくださるとき、どんなふうに答えられるかなあ?と楽しみです。
少しでも日本と世界を持続可能な社会へ向けてプッシュしていきましょう!ひきつづき、どうぞよろしくお願いいたします。
枝廣淳子
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▲▽▲▽▲ 世界に広がるJFS ▲▽▲▽▲
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JFSから発信している情報が、どんどん世界に広がっています!
11月初めに、Google 検索オプションを使って、この1ヶ月以内に、どれだけJFS のことについて触れたウェブサイトがあるかを調べたところ、約300件のヒットがありました。学術論文や発表資料に絞っても(google scholar)、約40件ほど出てきます。前回、8月に調べたときは、200〜250件くらいでしたので、着実に広がっていることがわかります。
これも、みなさまの活動のおかげです。
本当にありがとうございます!
今回は、そのうちの一部ご紹介させていただきます。
★お得意さんたち
Treehugger (アメリカ)
環境マンガやキッズの紹介
http://www.treehugger.com/files/2008/10/ranking-3rs.php
AsiaIsGreen.com (シンガポール)
JFSからの情報を多数掲載してくれています
http://www.asiaisgreen.com/2008/10/20/whats-next-for-asiaisgreen/
Humanity 4.0 (ドイツ)
ニュースレター直後に、最新記事をとりあげてくれました。
http://pnyv.org/index.php?id=541&tx_ttnews[tt_news]=1556&tx_ttnews[backPid]=560&cHash=d343199a8f
EnviWeb (チェコ)
コケを使った緑化でヒートアイランド対策の記事の紹介
http://www.enviweb.cz/?env=obecne_archiv_hcjhi&print=true
LOHAS Online
鉄道・運輸機構と国華産業、電気推進のスーパーエコシップ運航開始の記事の紹介
http://www.lohas.com/articles/101628.html
★英語以外の言語にも広がっています。
翻訳できる方がいらしたら、ぜひ、ご連絡ください。
イタリア語
http://it.groups.yahoo.com/group/albeuropa/message/42725
ロシア語
http://www.bluelink.net/index.shtml?AA_SL_Session=efd97329e0c206b699e9ae805342dc58&nocache=invalidate&sh_itm=11176284e2bf7cb606152c0b3b8f6dee&all_ids=1
タイ語
http://eco-town.dpim.go.th/article/detail.php?id=261
ベトナム語
http://vngg.pbwiki.com/
そのほか、枝廣さんへのインタビュー記事などの最新情報も、続々と Media Coverage のページにアップしますので、下記のページを、時々チェックしてみてくださいね。
http://www.japanfs.org/en/aboutus/media-coverage/
※この検索に関しては、海外配信先開拓チームにご協力をいただきました。
ありがとうございました!
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★☆★☆★ ありがとうのコーナー ★☆★☆★
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※『 』内は、各チームからのコメントです。
【2008年10月】
* 情報検索チーム *
安西直美さん、河田裕子さん、國枝多英子さん、高井かおるさん、館岡景子さん、平井澄子さん、
平島安人さん、二口芳彗子さん、松原弘直さん、町田正英さん、三宅真実子さん、若山としこさん
☆『一つ一つの情報を、できるだけ丁寧に扱うことをチーム全体で心懸けて活動しました。』
* 和文記事作成チーム *
嶋田公昭さん、八木和美さん、小柴禧悦さん、橋本裕香さん、笠原由布子さん、原一司さん、
若山としこさん、二口芳彗子さん、遠藤有紀さん 三宅真実子さん、大野多恵子さん、米田由利子さん、綱脇敦子さん 伊藤さなえさん、横内若香さん
☆『今月も2名の新人さん登場。』
* 和訳チーム *
小谷祐子さん、宮島喜久乃さん
* 英訳チーム *
実藤浩一さん、古谷明世さん、小嶋香代子さん、佐守あゆみさん、小谷祐子さん、高田友美さん、
平石純子さん、高橋志麻さん、長澤裕子さん、片倉典子さん、菊地嘉昭さん、小宗睦美さん、
二口芳彗子さん、伊藤恵美子さん、鬼頭ひとみさん、木村ゆかりさん、黒田彩さん、佐藤久恵さん、
鈴木やよいさん、中山明子さん、西村昭人さん、納富繁見さん、水谷佳代さん、宮島喜久乃さん、
矢野由子さん、山口淳子さん、横内若香さん、荒木由紀子さん、大釜みどりさん、河田裕子さん、
神部清香さん、後藤わか奈さん、坂本典子さん、佐藤千鶴子さん、芝千景さん、長房枝里さん、
吹譯典子さん、安井裕子さん
☆『皆様のご協力で、期限内に宣言表が埋まるようになり、確定版の提出も早まりました。』
* ウェブチーム *
井邨泰之さん
☆『ウェブチームでは、新しいウェブサイトの画像掲載を担当します。
ビジュアルになったウェブサイトに乞うご期待!』
* ニュースレター執筆・英訳・校正 *
八木和美さん、浅川博子さん、安井裕子さん、木村ゆかりさん、佐藤千鶴子さん、飯田夏代さん、
二口芳彗子さん、佐藤久恵さん、鈴木やよいさん、岸上祐子さん
* 海外配信先開拓チーム *
大田完治さん、伊藤希さん、坂本典子さん
☆『最新のデータで、JFS登録読者9900人を超え、1万人までのカウントダウンに入りました!!
2008年内には1万人突破をめざしてがんばります!』
* 指標プロジェクト *
岡野雅通さん、船津寛和さん、松原 弘直さん、八木和美さん
* Youth英訳チーム *
高島萌さん、菅澤承子さん、志村敦紀さん、Grainne Toomeyさん、河田裕子さん、佐藤千鶴子さん、
瀧太駿さん、加藤優衣さん
* リサーチチーム *
渋谷亨子さん、松原 弘直さん、角田一恵さん
★みなさま、本当にありがとうございました。
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▲△▲△▲ JFS活動報告 ▲△▲△▲
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☆★☆世界チームの動き(9〜10月)☆★☆
●会議・イベントへの参加
- 9月13日のJFSボランティア・ミーティングには、
JFSのボランティアに興味を持ってくださっている東京在住のイギリス人・
アイルランド人の方々をお迎えしました。
今後、ご一緒にどんなことができそうか、アイデアを交換しました。
●海外メディアからの取材
- アメリカの新聞、Christian Science Monitor
アメリカのテレビ局、Discovery Channel
国際的な化学業界誌 ICIS Chemical Business の取材を受けました。
●ほかにも、、、
- JFSの活動を見守ってくださっている有識者の方にお会いし、
世界に向けての情報発信へのアドバイスをいただきました。
- 英国大使館主催のレセプションに出席、JFSの活動を伝えてきました。
- 12月11〜13日、エコプロダクツ展での英語ガイドツアーに向けて
準備を進めています。
今回は他団体とも協力し、中国語・韓国語ツアーも開催します。
- ドイツ、アメリカほかのメディアにとりあげられました。
詳細は以下のサイトからご覧いただけます。
JFSの情報が世界に紹介されている様子をぜひご覧ください。
http://www.japanfs.org/en/jfs/media.html
- ウェブサイトのリニューアルに向け、準備を進めてきました。
新しいコンテンツもご用意していますので、ぜひご覧ください♪
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■□■□■ エコエッセイはじめました。vol.3 ■□■□■
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-漁港と田園の都市 いすみ-
JFSインターン生 瀧 太駿
皆さんは「いすみ市」をご存知ですか?
いすみ市は、千葉県の房総半島南部に位置する一般市で、平成の大合併によって2005年12月5日に
夷隅郡夷隅町、大原町、岬町が合併し、県内34番目の市として誕生した。
今回は、現在、大学のゼミで、このいすみ市を対象地として、風景について調査を行っている。その調査で、自分が感じたことを書いていきたいと思う。
初めていすみ市を訪れたのは、今年の9月初旬、まだ夏の暑さが残る季節にいすみを大学の調査で回った。大学の研究はこの場所における住民に対して、「いすみの風景のよさ」を伝えて守っていこうとすることを目的として現在調査を行っている。
いすみ市は、山側は、里地里山や田園風景が残る昔ながらの風景と、海側には、漁港があり、これまた
なんともいえない風情のある景色を作り出している。
このような場所は、現代の都市化により、多くがなくなってしまったり、景色を壊してしまったりと、本来あった「良さ」が失われているのが現状である。
いすみの田園風景は、ジブリ映画「トトロ」に出てくるような本当にそこにいるだけでも疲れが吹き飛ぶようなところで、都市部に住む人々にとっては、普段の生活ではなかなか見ることのできない風景である。
このような綺麗な都市を、今後の世代に残していくためには、まずは、地域住民の協力なくしては守っていくことは難しいのではと思い、地域住民の風景についてどう思っているのか聞いてみた。
「今ここにある風景をどう思いますか?」
「どう思うって言われても・・・普段から見てるからね〜別にどうも思わないよ。」
この住民の答えを聞いて、自分はあることにきづかされた。それは、
「普段そこで生活している人にとってはこの田園風景は特別なものではなく、ごく当たり前の風景なんだ」
ということである。
よく考えれば当然のことかもしれないが、自分にとってはかなりの発見だった。またこの答えは他にも多くのことを自分に示してくれた。それは、この風景を守っていくためには、そこに住む人たちに外部から何らかの方法によって、この景色はすばらしく価値あるものなんだということを教えていかなければ、今の意識のままでは、この風景はいずれなくなっていくのではないのかと感じたのである。
今もこのいすみの調査は続いているのだが、今いかにして住民の関心を引いていくのかまた住民の協力を得るのかについて考えて、良い成果を残せるように努めたい。
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今月の事務局便りはいかがでしたか?
事務局便りのご感想、JFSの活動に関するご意見・ご提案・ご質問、ボランティア体験談などを、ぜひ info@japanfs.org までお寄せください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
■編集担当:JFSインターン生 瀧・加藤■
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JFSも立ち上げて6年目。さらにパワーと魅力をアップしたウェブサイトを通して、さらにパワーアップした活動を広げていきたいと思っています。
思いが重なる範囲で、金銭的なサポート、汗をかいてくれるボランティア、みんなを励ましてくれるエールなどなど、ぜひお寄せいただけたらうれしいです。お問い合わせ等、JFS事務局 info@japanfs.org までよろしくお願いいたします〜。