冬至の時期がやってきました。今年もぜひキャンドルナイトで、スローな夜を。忙しい毎日になかなか思いを馳せることができない「大事なこと」とのつながりをぜひ取り戻してください。
ゆるめるきっかけにも、ぜひ!
『地球とわたしをゆるめる暮らし (Slow down,enjoy more)』
(大和書房)1,365円
100万人のキャンドルナイトの「キャンドルスケープ」、今年も快調です。こんなに簡単に参加できます。よろしければぜひ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
100万人のキャンドルナイトに参加しよう。方法は郵便番号とメッセージを送るだけ。メッセージを投稿すると「candle scape」という地図のあなたの住んでいる地域にココロノアカリが灯ります。100万人のキャンドルナイトに参加するひとたちが作り出す、ココロノアカリをリレーする参加型プロジェクトです。あなたもココロノアカリをつないでみませんか?
http://www.candle-night.org/jp/message.html
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私もメッセージを送ってみましたら、つながりのメッセージが届きました。
> "ココロのあかり"のリレーは、あなたの前に 東京都渋谷区笹塚 から、
> 1716 人目にあなたの住む 神奈川県川崎市多摩区三田 に届き、
> そして 神奈川県横浜市鶴見区東寺尾 に繋がりました。
前回は確か、東北地方から届いたんだっけ。今年のリレーは割とお近くさんだなぁ、どんな人がどんな思いでメッセージを送ったのだろう? 私の思いも載せて、こうしてキャンドルスケープが日本と世界のあちこちに灯りを照らしていくなんて、ステキだな〜と思いつつ、キャンドルナイトのニュースレターを読んでいました。
みなさんにもお届けします〜。ゆるゆるとお読み下さいー。(^^;
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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キャンドルナイト・ニュースレター No.27
2008年12月10日号
キャンドルナイト実行委員会
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日本は寒波のために今週は急激に寒くなってきました。いよいよ、冬至も近づい
てきました。皆さん、今年はどんなキャンドルナイトで過ごしますか?
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<目次>
●1000年以上も前の平安王朝の夜を再現
〜京都御苑の森でライトダウン〜
●韓国のNGO、キャンドルナイトの本を出版!
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どうぞ、お友達へもキャンドルナイトニュースレターをご紹介ください!
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http://www.candle-night.org/english/
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●1000年以上も前の平安王朝の夜を再現
〜京都御苑の森でライトダウン〜
平安時代(794年)から、長らく都として長い歴史を刻んできた京都。今も多くの歴史を色濃く残すその京都市中心部に63haの敷地を持つ「京都御苑」が広がります。ここは、明治維新とともに首都が東京に移った後に京都御所を囲む公家町(貴族屋敷が建ち並ぶ特別な町)が取り払われ、公園として整備されました。豊かな森の中には、旧公家屋敷跡などの遺構が多く点在しています。
源氏物語千年紀、京都御苑130周年にあたる今年2008年、この苑内で平安王朝の夜を再現しようとライトダウンが行われました。
苑内には、現在外灯が128基設けられていますが、10月15日、16日と11月10日、11日に、南側部分で外灯が消され、宮邸跡の室内では音楽演奏や講演も行われました。
4日間の来場者数は約7900人。明かりの多い現代生活で、この闇が訪れた人たちに何を教えてくれたのでしょうか?
ライトダウンの企画、準備を、共催の源氏物語千年紀委員会とともに中心になって行ってきた環境省京都御苑管理事務所長の小沢晴司さんは「今回は、満月かそれに近い日が選ばれています」と、初の試みについて、話してくれました。
10月の2回は、天気が良く、煌々とした月の光が見事に苑内を照らしました。
11月10日は、あいにくの曇り。ところが「会場で月に関する講演があり、それが終わって外に出ると、にわかに雲が切れて、突然その合間から月の光がさしこんできたのです。まったくの驚きでした。月の光の強さをまさに感じました」。暗い苑内に届いた光の美しさに多くの人が魅せられ、立ち止まった瞬間でした。
平安時代、京都御苑の東部には、藤原道長の邸宅土御門第(つちみかどてい)があったと考えられています。ここで娘の一条帝中宮彰子に仕えていたのが、「源氏物語」の作者である紫式部。このころに書かれた日記が、この偉大な長編文学の存在を示す最初の記録であったとされます。
源氏物語」は、華やかな平安朝を舞台に、貴公子・光源氏と彼を取り巻く数多くの女性たちの人生を延々と描いたものです。そのゆかりの地に立ったとき、闇に輝く月、風にゆらめく木々の音や、葉の香りなど、千年も昔の世界へと思いを馳せた人も多かったのではないでしょうか。
御苑内には、そんな五感に伝わってくる広大な自然があります。200本を超える巨木を含む5万本の樹林や、野鳥、チョウなどたくさんの生き物がいるのです。
小沢さんたちは、この豊かな生物多様性を守るためにも、また、地球温暖化対策のためにも、ここ2年間にわたって、外灯の光害防止の工夫をしてきました。ランプのまわりに遮光リングをつけ、電球を150wから70wへ変えるなどの整備を、今も続けています。
ライトダウンしたとき、雲りの日なら、街の明かりが雲にぼんやりと反射して見えるとのこと。現代ならではの、繁華街の強い光の集合体が、高い高い雲に投影されるのです。晴れていれば、月の光が強く、雲の切れ間からは、より強烈な印象の光が舞い降ります。
訪れた人たちは、「ライトアップイベントが華やかな今日、いろいろと深い示唆を与えてくれました」「千年の都の中心にある森から、光を抑えることで地球温暖化対策を訴えたことがすばらしい」など、それぞれの感慨があったようです。
明かりを消して初めて見えてくるものは、無数にあったのですね。
新月になれば星が目立ち、「今度は星明りを感じるイベントもいいかもしれません」と、小沢さんたちはそんな話もしているようです。(大野多恵子)
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●韓国のNGO、キャンドルナイトの本を出版!
日本と連携して韓国でキャンドルナイトを行っているNGO韓国女性環境ネットワーク(Korean Women's Environmental Network ,KWEN)がキャンドルナイトの本"a small book for the people today"を出しました。こちらのサイトからダウンロードできます。
http://candle-night.or.kr/bbs/board.php?bo_table=news&wr_id=1
(左のPDFと書かれているところをクリックするとダウンロードできます)
内容は、
1) History of Candle Night in Korea
2) A slow life story from people who slow down (+Keibo)
3) Actions for a slow life - slow food, slow fashion, eco-tour
4) Books for a slow life
5) Day for a slow, eco life
6) People slow down for candles in Korea (organizations, schools, buildings, individuals)
日本のキャンドルナイトの代表幹事のお一人、辻信一氏も登場しています。
本文はほとんどが韓国語ですが、豊富にちりばめられている写真を見るだけでも、韓国のキャンドルナイトの様子がわかります。どうぞご覧になってください。
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●冬至に向けて、サイトも少しずつ充実しています。メインビジュアルも、変わっていますので、夏のときのものと見比べてみてください。
http://www.candle-night.org/english/
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(編集後記)
家族が増えるなどの事情で、これまでは家を建てます「増築」が日本では主流でした。大きな家は、ステータスでもあります。しかし、最近は歳をとった夫婦で住むには大きな家は必要ないなどの理由で、あえて部屋数を減らす「減築」という方法もとられるようになっています。ライフスタイルに合わせる方が、より快適。拡大することが幸せや成功のバロメーターではないと思いませんか。(岸上祐子)
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世界中で行われているキャンドルにまつわる情報を、常時募集しています。キャンドルナイトのイベント、お祭りや行事などの情報がありましたらぜひ、こちらまでお寄せ下さい。
e-mailアドレス:eninfo@candle-night.org
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それではまた次号をお楽しみに。このニュースレターを関心ある方にどんどん転送して、「地球大の闇のウェーブ」を広げてくださるとうれしいです。
ニュースレターは
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お問い合わせ、ご意見はeninfo@candle-night.orgまで
皆様からのフィードバックをお待ちしております。
キャンドルナイト実行委員会
(以上)