メールニュースにもしばしば登場します「日刊 温暖化新聞」は、企業団体パートナーと個人サポーターのご支援に支えられて活動しています。(残念ながら現在は「情報発信」「情報提供」の受益者から対価をいただくことが難しいため、このようなコラボレーション型で活動しています)
企業団体パートナー向けには、年に5回ほど異業種勉強会を開催し、「業界の会合はいろいろあるが、このように業種を超えて、勉強したりネットワークを広げられる機会ははじめて」と好評をいただいています。
事務局体制が整ってきたので、個人サポーターの方々への特典にも力を入れるようになってきました。ご支援へのお礼として、毎月1回「ざっと眺めれば、世界の動きがわかる」メールの配信を開始しました。簡便な情報のアップデートや、あとで調べたいことが出てきたときの備忘録目次など、お役に立てると思います。
先月お出ししたメールを、ご紹介まで引用します。よろしければぜひ「日刊 温暖化新聞」を個人サポーターとして、支えていただけたらうれしいです。
また、「日刊 温暖化新聞」の活動は、単なる情報発信にとどまらず、さらに積極的な取り組みも進めていきます。関わって下さっている方々を中心に、政府や企業などと、セクターを超えた率直な対話(ダイアログ)を推進することで、望ましい社会を描き、実現に向けて進めていく「共創の場」をつくっていきます。
8月上旬には、個人サポーターの方々と、企業団体パートナーとして同じく「日刊 温暖化新聞」を支えてくれている企業が、温暖化への取り組みについて、率直な意見交換をおこなう場を開催します。
みなさんの声やお考えを聞かせていただくことで、一緒に社会や政府/企業を変えていく力を貸していただけたら、と願っています。
また、夏の終わりには、個人サポーターの方々にご参加いただけるデニス・メドウズ氏を囲む会も開催する予定です。
以下の「毎月新しい情報がまとめて届く」便利さや、企業や政府にモノ申す機会や特別講演会へのご参加などの特典を得ていただきながら、情報発信活動のご支援をいただければうれしいです。
お問い合わせは:「日刊 温暖化新聞」個人サポーターの会 担当:飯田
E-mail:info@daily-ondanka.com
TEL:03-5426-1128/FAX:03-6413-3762
ぜひご一緒に。お待ちしております〜。
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(先月、個人サポーターの方々へお送りしたメールの引用です)
個人サポーターのみなさまへ
「日刊 温暖化新聞」の活動を支えて下さり、本当にありがとうございます。
地球温暖化問題について、深く考え、行動する人を増やしたい、持続可能な社会の実現に向けて、勇気ある一歩を踏み出そうとする人たちといっしょに進んでいきたい--。
その思いで、1年半前に「日刊 温暖化新聞」のウェブサイトを立ち上げて以来、マスコミや人々の会話に「温暖化」という言葉が上ることは格段に増えましたが、その間ずっと、私たち人間の排出する二酸化炭素(CO2)は増え続け、世界各地からの温暖化の悪影響を報告する報道も増えてきました。
そして、温暖化懐疑論者も健在です。(_ _;;;
温暖化に関する基本的な情報や最新の世界の動きを伝え、意識を行動に結びつけるためのさまざまなきっかけを提供していく役割を果たすべく、「日刊 温暖化新聞」はもっともっとがんばらなくちゃ!と思っています。
一般の方々への情報提供は、それがどんなに大事な情報であっても、それに対する金銭的な報酬をいただくことが難しいため、この「日刊 温暖化新聞」を持続可能に運営していくために、日々試行錯誤しています。そういう点からも、みなさまからいただいているご支援と年会費を本当にありがたく思っております。
「日刊 温暖化新聞」の事務局体制も少しずつ整ってきましたので、今月から、個人サポーターのみなさまへ、「日刊 温暖化新聞」サイトの更新情報を中心に、お知らせをお届けすることができるようになりました。
みなさまのおかげで、日本中に情報提供させていただいているニュースの見出しやレポートなどを通して、世界の動きは最新の知見をダイジェストで見ていただくことができます。
温暖化関連の情報の整理に、みなさまそれぞれの「伝える」活動に、お役に立ちましたら幸いです。
今年は、個人サポーターの方々に優先的にご参加いただけるイベントのほか、「日刊 温暖化新聞」の企業団体パートナーとの懇談の場など、「市民」「企業」「政府」などのセクターを超えた対話の場を設けていく予定です。
計画が定まりましたらご案内いたしますので、どうぞお楽しみに!
「日刊 温暖化新聞」はこれからも、温暖化というテーマを通じて、「伝える」「学ぶ」「変える」ために、できるだけのことを進めていきたいと思っています。
どうぞ今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。
枝廣淳子
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●○● 「日刊 温暖化新聞」2010年4月の更新情報 ●○●
4月も「日刊 温暖化新聞」では国内外のさまざまな温暖化に関する情報を発信してきました。
温暖化NEWSでも、依然として多くの国で森林消失が続いているという報告や
人間活動による二酸化炭素排出量の増加によって地球温暖化だけでなく海洋の酸性化も進むといった気になるニュースもありましたが、4月は特にエネルギーの分野で前向きなニュースが多くありました。
ざっと見ただけでも、ドイツや韓国、アメリカで活発な動きが見られます。
ドイツ:再生可能エネルギー消費量の割合、初めて1割を超える
韓国:環境省、エネルギー自給率向上のための試験事業開始へ
報告書:米地熱発電業界、2009年に26%成長、15州で188件の新規計画進行中
オバマ政権、スマートグリッドの労働力養成と開発に1億ドル投入
この3カ国では、いわゆる「グリーン・ニューディール」(*)と呼ばれる政策も進められており、今後も再生可能エネルギー導入に関するさまざまな動きがあるのでは、と期待しています。
それでは、4月の更新情報をどうぞ。
(*)「グリーン・ニューディール」:国際的に共通な理解や定義づけが確立されていないが、概して、「環境、特に再生可能エネルギーの分野への投資によって、短期的には雇用の創出、景気の刺激を図り、長期的には環境への負担を削減するための産業構造や社会構造の変革を目指す政策」を指す。
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【温暖化REPORT】
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このコーナーでは、温暖化の現状や対策について、より深く知るために役立つレポートをまとめていきます。興味深いレポートや、知っておいて欲しい最近の動向など、海外のものから国内のものまで、ピックアップしてお届けしますので、ぜひご一読ください。
●「気候変動パフォーマンス・インデックス2010」/ジャーマン・ウォッチ、気候行動ネットワークヨーロッパ(2009年12月)
ドイツの環境NGO「ジャーマン・ウォッチ」と国際NGO「気候行動ネットワークヨーロッパ」は2009年12月、世界57カ国のCO2排出量や気候変動防止政策を評価・比較した「気候変動パフォーマンス・インデックス」2010年度版を発行しました。ブラジル、インド、メキシコなどの新興経済国が先進国にまじって上位にランクされているなど、特筆すべき点があるほか、日本も前回の43位から順位を上げているものの57カ国中35位にとどまり、さらなる取り組みが求められているなど、興味深いレポートになっています。
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【温暖化FAQ】
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<江守正多さんに聞く、温暖化の今>4月から始まった新コーナーです。国立環境研究所 温暖化リスク評価研究室長の江守正多氏に、温暖化に関する疑問へのお答えや最新の情報などを教えていただきます。
Q.前回のIPCCの報告書は2007年に出ましたが、次のはいつ出るのですか?
Q.クライメートゲート事件って結局どうなったのですか?
Q.アイスランドの火山爆発は、温暖化に大きな影響を与えますか?
Q.今年の冬はとっても寒かったですが、これは温暖化の影響ですか?それとも寒冷化が始まったのですか?
<温暖化のサイエンス>Q.CO2が増えると温暖化する、というはっきりした証拠はあるのですか。
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【あの人の温暖化論考】
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私たちが温暖化問題について学び、とるべき行動の選択に迷うとき、いろいろな考え方に耳を傾けることは、非常に大切なことです。
ここでは、エダヒロがみなさんに是非読んでいただきたい!と願う「あの人」たちの「論考」を掲載しています。4月は竹村真一さんにご登場いただきました。眼と耳と心を広く開いて、さぁ、どうぞ。
●「10年後の日本をどう創るか?」
/竹村真一氏(京都造形芸術大学教授、Earth Literacy Program代表)
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【エダヒロはこう考える】
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●"エネルギー基本計画見直しのヒヤリング"での発言録(4/8付)
●経産省"環境・エネルギー政策に関する国民対話"での発言録と今後の予定(4/22付)
●日経エコロジー5月号より「沈みゆくツバルの現状」(4/28付)
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【温暖化NEWS】
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世界の温暖化をめぐる動きや進んだ取り組み、温暖化の現状などをお伝えするニュースコーナー。日々更新中です! 見出しを見ているだけでも世界の動きが伝わってきます。気になるニュースはぜひクリックしてご覧ください。
2010年04月01日
FAO世界森林資源評価:森林消失は減少したが、多くの国で憂慮すべき状況
2010年04月02日
国連環境計画:都市における温室効果ガス排出量の測定基準を統一
2010年04月03日
ロサンゼルス市水道電力委員会、炭素削減割増料金を承認
2010年04月04日
ドイツ:再生可能エネルギー消費量の割合、初めて1割を超える
2010年04月05日
非食用原料によるエタノール製造コストを大幅削減する新製法
2010年04月06日
韓国:環境省、エネルギー自給率向上のための試験事業開始へ
2010年04月07日
コペンハーゲン合意への排出削減目標、気温上昇を2度以下に抑える道筋へと大きく前進
2010年04月08日
滑走路方針酷評の判決で、英政府のヒースロー空港拡張計画破綻へ
2010年04月09日
カリフォルニア州:グリーン技術を使った製造設備の消費税免除へ
2010年04月10日
研究論文:IPCCの第4次評価報告書は気候変動の影響を過小評価
2010年04月11日
研究報告:"悪魔の双子"が世界の海洋を脅かす
2010年04月12日
英国政府、各省による気候変動対策計画をまとめて発表
2010年04月13日
英国:2009年の温室効果ガス排出量は前年比8.6%減(暫定値)
2010年04月14日
10年04月14日ミシガン州立大学:「中国とインド両国は地球環境のために協力しなければならない」
2010年04月15日
世銀、南アの超臨界石炭火力発電と風力・太陽光発電に37億5000万ドル融資
2010年04月16日
EUの世論調査:「生物多様性」の意味を知っている市民はわずか38%
2010年04月17日
EC、環境問題をビジネスチャンスに変えるプロジェクトに3,500万ユーロの支援
2010年04月18日
米国世論調査:原子力の支持率、過去最高を記録
2010年04月19日
ブータンの水力発電プロジェクト、世界初の国境をまたぐCDM事業に
2010年04月20日
WFP、タジキスタンで貧困層と環境に成果もたらす植林事業を実施
2010年04月21日
研究報告:温暖化が進むほど、土壌からの二酸化炭素放出量も増加する
2010年04月22日
報告書:米地熱発電業界、2009年に26%成長、15州で188件の新規計画進行中
2010年04月23日
オバマ政権、スマートグリッドの労働力養成と開発に1億ドル投入
2010年04月24日
シドニー大学、炭鉱メタンガスを一時的に削減する技術を開発
2010年04月25日
国連報告書:酪農業、世界全体の温室効果ガス排出量の4%を占める
2010年04月26日
米国務省、米州エネルギー気候パートナーシップ下の新イニシアチブを発表
2010年04月27日
報告書:アジアの食品・飲料産業は気候変動と水不足に対して脆弱
2010年04月28日
中国:低炭素型社会の実現に向け、重大な岐路に
2010年04月29日
コペンハーゲン合意以降、1/3の国が低炭素経済成長で進歩あり
2010年04月30日
オーストラリア:バイオ航空燃料生産に向けた検討プロジェクト進行
※有限会社イーズは、2017年12月25日に移転いたしました。
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