ホーム > 環境メールニュース > 【超短信】訂正とお詫び(2011.03.14)

エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2011年03月14日

【超短信】訂正とお詫び(2011.03.14)

 

[No. 1919] に掲載した「自衛隊が救援物資を受け付けている」との情報は誤報(チェーンメール)だったことがわかりました。

申し訳ありませんでした。

もし転送や掲載して下さった方がいらしたら削除・修正をお願いいたします。末尾に、修正したものを掲載いたします。

よろしくお願いいたします。

枝廣淳子

**********************************************************************
このメールへの「返信」は私にだけ届きます。ご感想などをいただけるとうれしいです。
(個別のお問い合わせ等には対応できませんこと、ご容赦下さい)

枝廣淳子 http://www.es-inc.jp
〒156-0055 東京都世田谷区船橋1-11-12 産興ビル3F イーズ
Tel: 03-5426-1128 Fax:03-6413-3762
***********************************************************************

(以下、修正済みのものです)

*********************************************************************

Enviro-News from Junko Edahiro

No. 1919 (2011.03.13)

********************************************************************

<内容>

■福島原発に関する原子力資料情報室 記者会見

■原発事故に備えるための情報リンク

■通信各社の災害用伝言板などの情報

■気仙沼出身の若者からのお願いのメッセージ

---------------------------------------------------------------

東北地方太平洋沖地震と津波による被害の大きさに言葉を失っています。被害に遭われた方々への心からの気持ちを表するとともに、救助が一刻も早く進みますよう、被災地が1日も早く復旧されますよう、心から祈っています。

バラトンメンバーやNGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)を通じて、世界からも祈りと励ましのメッセージが次々と届いています。世界と日本をつなぐJFSとして何ができるか、何をすべきか、考えているところです。

そして、史上最悪の事態となってしまった原発の状況が心配です。政府発表やマスコミを通じて入ってくる情報と、原発に懸念を有する方々のコミュニティからゾクゾクと入ってくる情報があまりに違っているので、いったいどう考えたらよいのか、悩んでしまいます。

もともと原子力は技術的にも複雑で、なかなか素人が簡単に理解・判断することが難しいという特徴を持っています。それに加えて、何をどう見るかによって、同じ現象(たとえば、福島第1原発1号機の爆発)でも、解釈や今後の予測がずいぶん違うのですね。

私も原子力に関しては素人なので、さまざまに錯綜している(ように思える)情報のどれが正しく、どれが正しくないのか、自信を持って判断することはできません。

でも1つだけ確かなことがあります。正しいかどうかは別としても、複数の情報を得ることの重要性です。1つの情報だけで判断してしまうと、もしその情報が違っていた場合、大きな被害につながります。リスクマネジメントとしても、ある幅の情報を知っておくことは役に立ちます。

政府発表やNHKをはじめとするマスコミの報道では語られていないこと、または学者先生の解説とは違うものの見方を知ることができる機会は大事だと思います。いろいろな情報やものの見方を知った上で、「どれが正しいと思うか」は自分で判断すればよいからです。

そういう点で参考になったのが、昨日の20:00より開催された、特定非営利活動法人原子力資料情報室と自由報道協会による「福島原発に関する緊急共同記者会見」です。

たとえば、第一原発敷地の境界部分(炉心から数百〜1キロ離れたところ)で「1時間あたり1015マイクロミリシーベルト」だった、と言われても、それがどういう意味合いを持つのか、素人にはわかりません。

また、報道では「福島第1原発1号機の格納容器内の圧力は、普通は4気圧なのが、その倍の8気圧になっている」という伝え方だったそうですが、「普通」は1気圧であって、「4気圧」というのは、万一水蒸気が入って膨らんでも4気圧以上にはいかないように設定しているということ。つまり「8気圧」というのは、設計の2倍の圧力になるほどの水蒸気が発生している、という重大な異常状況です。そこでは、「どうして格納容器にそれほどの水蒸気が入ったのか?」が大事なのに、記者会見でも誰も質問しないし、政府発表などでも触れていない、などか。

> 福島第一、第二原子力発電所の10機の原子力発電所で、いったい> 何が起こっているのか。今後どんな危険性が迫っているのか。> 政府・東京電力は、事故状況の詳細について公表せず、> 「専門家」のコメントも的はずれと感じませんか。> 私たちは、原子力発電所の設計を行っていた技術者も交えて、> 原子力発電所の基本的な仕組みや設計方法から、福島の原発の深刻な状況、今後> の安全確保対策等の問題について、詳しくお話させていただきます。

と呼びかけておこなわれた記者会見のようすは、こちらで見られます。
http://www.ustream.tv/recorded/13269582

記者会見資料はこちら。
http://cnic.jp/files/earthquake20110311/cnic_pressconference20110312_a.pdf

発言者は以下の方々です。初めて本名で出て下さった原子炉の設計者の方も。

上澤 千尋(原子力資料情報室・原子力安全問題担当)
後藤 政志(柴田 宏行) 東芝・元原子炉格納容器設計者
田中 三彦(日立バブコック・元原子力圧力容器設計者・サイエンスライター
海渡 雄一(弁護士・浜岡原子力発電所運転差止弁護団)
伴  英幸(原子力資料情報室・共同代表)


今日ももう少しすると、第2回の記者会見が始まります。以下お知らせです。
ユーストリームでも見られますので、「マスコミ報道ではわからないものの見方」
にご興味のある方、ぜひどうぞ。


特定非営利活動法人原子力資料情報室

2011年3月13日17:00より
(第2回)福島原発に関する原子力資料情報室 記者会見

【発言者】(予定)
上澤 千尋(原子力資料情報室・原子力安全問題担当)
後藤 政志(柴田 宏行) 東芝・元原子炉格納容器設計者
海渡 雄一(弁護士・浜岡原子力発電所運転差止弁護団)
伴  英幸(原子力資料情報室・共同代表)

【記者会見会場】
原子力資料情報室
〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
http://www.cnic.jp/map.html

★ビデオニュース・ドットコム( http://www.videonews.com/
および岩上チャンネル( http://iwakamiyasumi.com/ )で
Ustream中継で記者会見をご覧いただけます。

【主催】
特定非営利活動法人原子力資料情報室

【問合せ】
原子力資料情報室 http://www.cnic.jp/ 
住所:〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
電話:03-3357-3800 FAX:03-3357-3801

19時半からは外国人記者用の会見を開く予定です。


-----------------------


以下は、原発事故に関する情報リンクです。私自身は専門家ではないので、これ
らの情報についての質問には答えられませんので、ご判断はそれぞれで、という
ことになりますが、情報源として書いておきます。


「原発で事故」「原発で放射能漏れ」と聞いたときの対処法
http://tabemono.info/report/image/ns127_genpathu3.jpg

原発事故に備えて常備しておくもの
http://tabemono.info/report/image/ns127_genpathu.jpg

原発からの距離で違う逃げ方
http://tabemono.info/report/image/ns127_genpathu2.jpg

「原子力事故が起こったら」市民の防災ノート・伊那谷版
http://www.lohasworld.jp/yomimono/atomdez2.html

-----------------------

通信各社の災害用伝言板

▼NTTドコモのiモード災害用伝言板サービス
http://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/110311_01_m.html

 伝言板にメッセージ登録が可能なのは青森県、秋田県、宮城
県、山形県、福島県。
 PCからメッセージを確認する場合はhttp://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi

▼KDDIの災害用伝言板サービス
 EZWEBトップメニューかauoneトップから災害用伝言板へ。
 安否情報の確認はhttp://dengon.ezweb.ne.jp/

▼ソフトバンクモバイルの災害伝言板
→http://mb.softbank.jp/mb/information/dengon/index.html
 Yahoo!ケータイの災害用伝言板メニューかMy Softbankから
アクセス。
 安否情報の確認はhttp://dengon.softbank.ne.jp/

▼NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/saigai/index.html
 災害用伝言ダイヤル「171」と災害用ブロードバンド伝言板
「web171」。

▼ウィルコムの災害用伝言板
http://www.willcom-inc.com/ja/dengon/index.html
 ウィルコム端末からのアクセスはhttp://dengon.clubh.ne.jp/
 他社携帯やPCからのアクセスはhttp://dengon.willcom-inc.com/

▼イー・モバイルの災害用伝言板
http://emobile.jp/service/option1.html#saigai
 アクセスは、ブックマーク(お気に入り)→EMnetサービス
→災害用伝言板→災害用伝言板トップページ。
 安否確認はhttp://dengon.emnet.

安否情報についてはGoogleのPerson Finder(消息情報)があります。
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html
人を探している 消息情報を提供する
現在、およそ 82000 件の記録が登録されています。


無事だった"という情報を集めるサイト。http://buji.me/  被災地にいる大切
なひとと連絡がつかず、やきもきしている人がわたしたちの周りにはたくさんい
ます。このサイトは安否確認ではなく、気になる地域の"無事"情報を集めます。


ツイッター社、本日午後、地震関連情報の公式サイトを立ち上げ。安否確認、避
難情報、救助要請に関する緊急情報の入手、情報伝達のために活用できる アド
レス(携帯のみ)
http://blog.twitter.jp/2011/03/blog-post_12.html

facebookを利用される方は下記に情報が集約されているようです。
3/11 東北地震に関する情報
http://www.facebook.com/0311earthquake.info

Earthquake updates for foreigners in Japan-日本にいる外国人のための情報-
http://www.facebook.com/pages/Earthquake-updates-for-foreigners-in-Japan-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1-/158172120906429

SAVE JAPAN(都道府県別災害救援情報まとめ ハッシュタグ)
http://savejapan.simone-inc.com/

企業負担金がある寄付サイトは200円を寄付すると企業も200円負担し総額
400円が被災地に寄付されたりなどするので効率的に寄付を行うことができま
す 企業負担金のある寄付サイトと概略はこちらにまとめてあります
http://eeg.jp

最後に、大きな被害を受けた気仙沼出身の若者からの、胸の張り裂けそうなメッ
セージです。もし何かできることがある方がいらしたら、ぜひお願いします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://blog.crooz.jp/wish728nozomi/ShowArticle?no=10&guid=On
宮城県気仙沼市地震情報
お願いします

東北宮城県気仙沼市
大炎上しています


災害から1日以上たった今も
外部からの救助が来ていません

(今行われている救助活動は気仙沼市の消防隊員によるものです)


気仙沼は現在ライフライン
(水、ガス、電気)
が完全に停止しています。

テレビが止まっていて
気仙沼の人たちは
自分が今どんな状況にいるのか知ることが出来ません

携帯の電波も繋がりません



気仙沼は雪が降っています
海風は夏でも冷たいです

寒くて寒くて凍えています


助けて下さい


サンドウィッチマンさんも
昨日は気仙沼で避難していました
(気仙沼の状況を伝えるために車か何かで東北放送に向かったそうです)
http://ameblo.jp/takeshi-tomizawa/
http://ameblo.jp/mikio-date/

建物の下敷きになってしまった人

私の母のように周りが海に囲まれ建物に閉じ込められ身動き出来ない人


火はまだ燃えて広がっています

早く助けて下さい



そして
気仙沼のすぐ側にある
『大島』と言う所は


もともと周りが
海に囲まれている離れ小島で
気仙沼と道路が繋がっていません

(大島と気仙沼間の通行は通常フェリーでの行き来をしています)

その大島も今
火が広がっています

つまり
大島の人達は逃げ場がないんです


助けて下さい


お願いします

今すぐ気仙沼を助けて下さい


各放送局や各自治体に
電話しましたが
一向に繋がらないので
小さいけれど私のブログを
利用することにしました


多くの救助隊やメディアに
このヘルプが届くよう
どうか皆さんのブログで
この記事を載せて下さい

お願いします
お願いします
お願いします



宮城県気仙沼市出身代表

遠藤希

メールアドレス
help-k@xxne.jp
(↑救助対の方や情報提供のための臨時メールアドレスなので、申し訳ないですが励ましのメール等はお控え願います)


※有限会社イーズは、2017年12月25日に移転いたしました。
この記事に関するお問い合わせ

 

このページの先頭へ

このページの先頭へ