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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2011年03月17日

「被災地の復興のために、わたしたちができること。節電・省エネ」(2011.03.16)

大切なこと
 

批判や混乱の多い計画停電について、ある方からいただいたメールを、許可を得て、ご紹介します。

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原発のことや、計画停電の混乱などをみるにつけ、コミュニケーションの重要性を感じています。

正しい情報が必要だと思うのですが、ニュースや政府系の発表内容もうまく連携が取れていないように思います。。。

この週末は、自宅近隣同士でのコミュニケーションに徹しました。文京区なので、計画停電のグループ外なのですが、東電管轄の系統と接続されているので、節電は必要、グループ外だからといって節電しなくていいということではない、という認識で一致しています。

電力会社も行政も初めてのことなので混乱しているのでしょうが、「計画発電」という言葉が独り歩きしそうな感じがしています。

「やるといったり、やらないといったり、これじゃあ無計画停電じゃないか」といったような声も聞こえてきますが、節電は段階的なものだという説明が足りないように思います。

1:需要予測4100万キロワットに対して、3100万キロワットの供給能力

2:これに対して、大口需要家(工場・電鉄・商業施設など)に対して、節電を依頼し、併せて、一般家庭にも節電をお願いした。

3:この事前の節電によって、需要が3100万キロワット内に収まれば、停電はしなくて済む。逆にこれでも足りない場合は、計画停電を実施する。

というロジックだと思いますが、この2の部分の説明が抜けているようにも思います。

鶏と卵のような関係にもみえますが、被災地の電力確保のために、今、東京に住む私たちができることは「節電」だと思います。

東京での節電が、被災地での電力確保につながるのであれば、計画停電だろうが無計画停電であろうが、やることは「節電」で一致するものと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そうなんですよねー。節電が上手にできれば、計画停電しなくて済むのですが、それはその近くにならないとわからないのですよね。だって、電力は貯めておけないので! 

だから「計画停電はありませんでした」というのは、喜ばしい結果なのですが、そのつもりで準備していた側としては「言っていたのに、なんでないのよ」と怒りたくなったりする。。。(^^;

そういう意味でも、(最近吹っ飛んでしまった感があるけど、全然吹っ飛んでいなくてこれまた悪化し続けている)温暖化対策としても、「節電」は大事なキーワードです。

日刊 温暖化新聞の企業・団体パートナーでもあるソトコトさんが、「被災地の復興のために、わたしたちができること」というページをアップされました。

以下にご紹介します。もちろん、できることはこれだけではありませんが、「被災地から遠く離れた自分に何ができるんだろう?」と思っていらっしゃる方がいらしたら、ぜひ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「被災地の復興のために、わたしたちができること」
<ソトコト・ホームページ>
<ロハスクラブ・ホームページ>

2011年3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震による甚大な損害は、私たちがこれまでに経験したことがない災害です。被災地域に暮らしている方々、救助活動や復興活動に尽力されている方々を支援するために、私たちができることのひとつが「節電」です。

未曾有の大地震による、電力施設への被害発生により、私たちの日本は電力が不足しています。特に、被災地域においては、電力の確保は、救援活動や復興活動にとっては極めて重要な問題です。

政府及び東京電力は、3月14日から「計画停電」の実施をアナウンスしています。計画停電は、電力需要が現状の電力供給能力を上回ってしまった場合に実施される手段であり、電力需要を抑制するためには、鉄道、工場、大型商業施設などの社会全体での節電努力、そして、一般家庭での節電努力が必要です。

いま一番大切なことは、まず被災地が必要とするエネルギーを確保することです。そして、そのためには、私たち一人ひとりが「節電」を心掛け、続けていくことが重要です。

電気は、水道やガスの供給にも必要とされるエネルギーであり、被災地での救援活動や復興活動に必要なライフラインの確保のためにも、私たち一人ひとりの節電努力が必要です。

●私たちが生活のなかでできる節電

・外出の際、あるいは、使っていない電気製品のプラグはコンセントから抜きましょう。機器によってはプラグを挿し込んでいるだけで、待機電力を消費してしまう場合があります。

・昼間は、なるべく必要最低限の照明で過ごしましょう。オフィスでは、昼休みの消灯や、通路のなどの照明の間引きも節電になります。

・暖房機器を必要とするこの季節は、朝の時間帯や18:00〜19:00の時間帯が電力消費のピークタイムとなります。電子レンジ、洗濯機、炊飯器などの消費電力の高い機器は、ピークタイムをずらして使用しましょう。

・冷蔵庫にはものを詰め込み過ぎないようにしましょう。また、電気炊飯器の保温時間を減らすのも節電に有効です。

・屋内では、温かい格好をして、カーテンを閉める(断熱効果があります)などして、エアコンやストーブなどの暖房機器を使う時間を減らしましょう。

・テレビよりもラジオのほうが消費電力が小さくてすみます。

電気を大切に使うことで、被災地を励ますことができます。私たち一人ひとりの節電努力が、被災地が必要とするエネルギーを創り出します。物資援助やボランティアなどの人的支援も必要ですが、被災地側の受け入れ態勢も充分ではない今、私たちが、いまそれぞれの暮らしのなかでできるアクションが「節電」です。私たちが日々の暮らしのなかで、節電に努力し、続けていくことは、確実に、被災地のチカラになります。

現在、節電が必要とされているのは、東日本エリア(東京電力、東北電力、北海道電力の管轄内)です。東日本と西日本では、周波数が異なることから東日本に周波数を変換して送電できる容量に上限があります。このため、東京電力、東北電力、北海道電力の管轄外で節電しても被災地のためにという意味では効果は生まれません。

それでも、電力以外にも燃料が足りないという状況もあり、日本全国で節電・節約していたくことはとても大事なことです。そして、「電力消費量を自分たちの意思で減らすことができる」ことを未来に向けて実証・伝えていくためには大きな役に立つと思います!

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そして、イーズでも、これまでのコンテンツからヒントやアイディアをとりまとめてご紹介するページをアップしました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「被災地の復興のために、わたしたちができること。節電努力。」

※※この呼びかけは、ソトコトの「被災地の復興のために、わたしたちができること。節電努力。」に賛同し、同じタイトルで呼びかけています。※※

「いまの状況で私に何ができるのだろう?」と思っていらっしゃる方も多いことでしょう。義援金や救援物資の支援などのほかにも、毎日の暮らしの中で「できること」の1つが節電です。特に、被災地と同じ周波数の圏域の方々は、その節電が被災地への電力につながります。周波数が違っても、ガソリンその他、省エネすることが役に立ちます。

「節電」や「省エネ」については、イーズでも枝廣のメールニュースや書籍等を通して、ご紹介・ご提案してきました。これまでに蓄積した情報から、わたしたちができる「節電」に関する部分をピックアップしました。お役に立てばうれしいです。

被災地の一刻も早い復興を心より願っております。

枝廣・イーズスタッフ一同

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私たちが、生活の中でできる「節電」「省エネ」について、19項目並んでいます。すでに取り組んでいることも多いかもしれませんが、1つでも2つでもヒントになれば、そしてそれぞれの取り組みアイディアのきっかけになればうれしいです。

そして、このメールニュースをPCで読んでいらっしゃる方、もしまだ実施していらっしゃらなければ、確実に節電につながる方法があります〜。

多くのパソコンでは、設定を「省エネ設定」に変えることができます。やり方は、パソコンによって違う場合がありますが、私の場合は、

「スタート」-「コントロールパネル」-「電源オプション」から

を開き、「電源設定」を変更することができます。モニタやハードディスクの電源を切るまでの時間設定を短くしたり、システムスタンドバイや休止モードに入るまでの時間を設定できます。つけたまま使わずにいる時間を短くできます。

詳しくは、検索されるといろいろな解説ページが出てくるのではないかと思います。たとえば、「BIGLOBEスタッフ発!快適ネットライフ」にある「★省エネに効く!省電力モードでパソコンのエコ設定」
http://bit.ly/eZSGnM

(念のために申し添えますが、私は機械音痴なので、パソコンその他の設定に関してご質問をいただいてもお答えできませんのであしからず!)

さてさて、こんなときだからこそ、笑うことも大事!だと思っています。元気が出ないと、いろいろはかどりませんし、いいアイディアも浮かびませんので!

というわけで、先日大いに笑わせてもらい、自分のツイッターにも載せさせてもらったものをご紹介します。(私のツイッターはこちらです。https://twitter.com/#!/junko_edahiro 

> @【コピペ】計画停電に対して各国の反応  ●フランス:恋人が愛を語る ●ドイ
> ツ:太陽電池等備えがある ●日本:国民の節電により需要予測を下回り停電回
> 避、停電が実施されない事に国民激怒


明日も計画停電とのこと。停電がなかったらみんなでお祝いしましょう!(^^;

 

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