昨日、石巻での12日間にわたる被災地支援事務所でのお手伝いから戻ってきました。この12日間に見たこと、聞いたこと、考えたこと、感じたこと、お伝えしたいといま写真等も含め、まとめているところです。
そのまえに、今週末、この12日間に考えたことも含めて、本当に大事なことは何だろうかをお話しする機会をいただいているので、ご案内させてください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここからご案内〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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トランジション・タウン シンポジウム 5.14
「いま、問われているコミュニティのチカラ、生きるチカラ」
ゲスト:枝廣淳子さん、藤村靖之さん
2011/5/14(土)13:00〜17:30 明治学院大学 白金キャンパス
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http://transitionjapan.cocolog-nifty.com/
3・11の大震災と大津波、そしてその直後の福島第一原発事故、さらに、見えない恐怖をもたらし続ける放射性物質の拡散といった一連の出来事は、わたしたちの生活そのもの、社会のあり方の基盤を揺さぶる、文字通りの激震でした。震災を受けて発刊された雑誌の特集号には「私たちは、どう生きていけばいいのか」「生きよう!」といった言葉が並びました。息ができる、食べ物がある、という生存することそのもののかけがえのなさに始まり、これから先、どういう生き方をすればいいのか? どういう社会を作っていけばいいのか? まさに、生きることの根源が問われているのです。
「過度に石油などの化石燃料に依存した社会経済システム」から「自然との共生を前提とした持続可能な社会経済システム」への移行。それがトランジション・タウンのコンセプトです。それは同時に、どこで作られたものかを意識することなく消費してきた、無駄の多い生活様式から、食料やエネルギー、あるいは必要なものを顔の見える範囲で調達できる「人間の身の丈にあった」生活様式への移行です。
一歩ずつ、トランジションのプロセスを前に進めるため、地域コミュニティのつながりを強化していきながら、持続可能社会のあり方をイメージしていく。そして1ミリでも、そのビジョンに近付いていく。それが、私たちに与えられた課題だと思っています。3・11を大きな歴史の転換点にし、生きることのすべてをこの手に取り戻していくこと。このシンポジウムは、目指すべきビジョンを見つけ出す大きなステップとなるはずです。
みなさまの参加をお待ちしております!
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【日時】2011年5月14日(土)13:00〜17:30(12:30開場)
【会場】明治学院大学 白金キャンパス アートホール(パレットゾーン内)
東京都港区白金台1-2-37
地下鉄白金台駅・白金高輪駅・高輪台駅から徒歩7分
http://www.meijigakuin.ac.jp/access/
【参加費】1,500円(予約) 1,800円(当日)
【定員】 300名
【申し込み】 こちら-> http://kokucheese.com/event/index/10601/
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◆予定プログラム
【第1部】13:00-15:40 講演
13:00-13:30 はじめに「トランジション・タウンとは」
トランジション・タウン ネットワークメンバー
13:30-14:30 基調講演「レジリアンス(自己回復力)のある社会とは?」(仮)
枝廣淳子さん(イーズ代表)
14:40-15:40 講演「エネルギーに依存しすぎない生活」(仮)
藤村靖之さん(非電化工房主宰)
【第2部】16:00-17:30 トーク
「いま、問われているコミュニティのチカラ、生きるチカラ」
パネリスト:枝廣淳子さん、藤村靖之さん
トランジション・タウン ネットワークメンバー
コーディネータ:丹羽順子(トランジション鎌倉)
◆主催:トランジション・タウン ネットワーク
http://transitionjapan.cocolog-nifty.com/
NPO法人トランジション・ジャパン
共催:明治学院大学国際平和研究所
協力:NPO法人懐かしい未来 http://afutures.net/
◆出演者紹介
□枝廣淳子氏
イーズ代表、幸せ社会研究所所長、NGOジャパン・フォー・サステナビリティ代表。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。同時通訳者・翻訳者・環境ジャーナリストとして活躍。環境問題に関する講演、執筆、翻訳等の活動を通じて「伝える こと、つなげること」でうねりを広げつつ、行動変容と広げるしくみづくりを研究。地球環境の現状や世界・日本各地の新しい動き、環境問題に関する考え方や知見を環境メールニュースで広く提供している。2002年に日本の持続可能な社会へ向けての取り組みを英語で世界に発信する。NGOジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)を仲間とともに立ち上げる。2003年にイーズを設立。「自分を変えられる人は、社会も変えられる」をモットーに、自分自身を変え、さらに組織、地域や社会を変えていく『変化の担い手』を育てるための各種コースなどを開催。2011年、「社会や経済を不安定にすることなく、どう地球の限界と折り合いをつけ、真に幸せな社会を築いていくか」「社会の真の進歩や幸せを何によって測るのか」といったチャレンジに正面から立ち向かい、調査研究/情報発信/世論形成/対話/世界の動きとのネットワークづくりといった活動を展開するために、幸せ経済社会研究所を設立。
□藤村靖之氏
非電化工房、発明工房、発明起業塾主宰。大阪大学大学院卒業 工学博士。コマツ技術研究所にて熱工学研究室長などを歴任。1984年に(株)カンキョーを設立。1999年には(株)発明工房を設立。発明起業塾塾長も務める。科学技術庁長官賞、発明功労者賞などを受賞している。おもな著書『愉しい非電化』(洋泉社)、『さあ、発明家の出番です』(風媒社)、『テクテクノロジー革命―非電化とスロービジネスが未来をひらく (ゆっくりノートブック)』(辻信一氏と共著・大月書店)
非電化工房 http://www.hidenka.net
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ご案内ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レジリアンスという、これからの日本や世界を考えていく上での大事な概念について、ずっと考えてきました。バラトングループにその専門家もいるので、いろいろ教えてもらってきました。まとめてお話しするのは今回が初めてとなります。
ぜひ一緒に考えてみませんか?(そして藤村さんのお話もゼッタイに面白いです〜!)
※メールニュースの引用・転載は出所を添えて、ご自由にどうぞ(枝廣淳子の環境メールニュース
http://www.es-inc.jp)