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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2011年06月29日

【短信・雑談】ツイッターとフェイスブック (2011.06.29)

 

ツイッターは数年前からやっていましたが、数ヶ月前にいろいろな方々からのお誘い(圧力?)についにフェイスブックも始めました。

・・・という人、増えているみたいですねー。

数年前までは、講演後に「もっと知りたいので、お書きになった本を教えて下さい」といらっしゃる方が多かったですが、

数年前から「ツイッター、やってます? じゃ、フォローします〜」という方が増えてきました。

先日はついに「フェイスブック、やってます? じゃ、友だちリクエスト送りますので、よろしくー」と声を掛けられました。

ツイッターはともかく、フェイスブックは初心者で、よくわからないまま、少しずつ書き込んだり、「いいね」を押したり、ということをしていますが、最近、同じソーシャルメディアといわれるツイッターとフェイスブックの性格の違い?について「なるほど」と思ったことがあったので、共有まで。(ソーシャルメディアのベテランには当然のことかもしれませんが。。。)

先日、日経新聞に「スズキの鈴木治修会長兼社長は23日の記者会見で、浜松市の本社、静岡、愛知の工場について『地震や津波、原発の影響を受ける可能性がある』として移転や生産の分散を検討していることを明らかにした」という記事がありました。

これまでは原発は地元に交付金等の形でお金をもたらしていましたが、これからは原発地域から企業が逃げる時代に!? 原発地域は法人税が減ってしまう? こうい考え方の企業が増えているのかな?と、とても興味深く読みました。

せっかくなので、こういう記事があったよ、と教えてあげようと思って、ツイッターとフェイスブックのそれぞれに書き込みました。

ツイッターでは、私のツイッターを見ている方々(現在7270人いらっしゃるようです)の中で、この記事を同じように面白いと思った方がご自分のコメントをひと言添えて、RT(リツイート=引用して自分のツイッターで流すこと)されていました。その方のツイッターを見ている人の中で、同じく面白いと思った人がいれば、それぞれのコメントをつけて、RTされることでしょう。

こうしてツイッターでは、多くの人の関心を引く書き込みや情報は、カスケード式にどんどん広がっていきます。これを「拡散」といいます。広げてほしい情報に「拡散求む!」と添え書きして、ツイッターで流すこともよくおこなわれています。

一方、同じような書き込みをしたフェイスブックでは、友達(リクエストを送って承認されて初めて友達になれる:私のところでは現在540人)がその書き込みのあるウォール(掲示板?)を見て、面白いと思ったら「いいね!」を押したり、それぞれの感想や情報をそこに書き連ねていきます。

私の上記の書き込みには、現在46人が「いいね!」と関心を示してくれて、14人の方がコメントを書き連ねています(ちなみに、それぞれのコメントにも「いいね!」をつけることができます)

ウォールへの書き込みは実名で半公開(友達にはみな見える)です。一部ご紹介しましょう。

・「リスク管理としては当然の行動だと思います」

・「財務相、浜岡原発停止は「雇用に影響」と言ってましたが廃炉しないと「雇用に影響」だけにとどまらずですね。」

・「リスクマネジメントでは、リスクが発生する確率に影響度を掛け算します。そこからリスク対策によるリスク削減効果を差し引くと、残存リスクが出ます。今回の一連の出来事は、残存リスクが大きいと判断した方が、リスク対策を見直しているということでしょう。リスクマネジメントの教科書通りのことが起きているのではないでしょうか?」

・「311以降、土地評価額へも大きな変換が見られると思います」

・「企業にとってのBCP的視点では、当然起こりうることかと思います」

・「これを機に、円高もあって益々海外生産が加速するのでは?と心配してます」

ツイッターでは、受けとった人がどういうコメントをしたのか、自分がその人のフォローをしていないかぎりわからないのですが、フェイスブックでは、自分のウォールに書き込まれるので、このように、いろいろな意見や考え、情報をまとめて見ることができます。なるほど、そういう見方もあるね、こういう言葉を使えば企業にも通じるね、など勉強になります。

大げさな言い方をすれば、「知の集積」が可能な場なんだなーと思いました。そして、議論や対話を深めていくこともできます。(ツイッターは怒りや怨みなどの情動を伝えるものが多いのですが、好対照だと思いました)

フェイスブックは、まだ「つかいこなす」の「つ」ぐらいの段階ですが(^^;)、なるほど〜と思ったので共有まで。

あと、フェイスブックはどういうメカニズムなのか、「ずっとご無沙汰だった過去の知り合い」とどんどんつながります。大学時代の同級生やサークルの後輩、むかしの職場の仲間、通訳駆け出しだった頃のクライアントさん、何年もまえの講演を聞いて下さったという方などなど。つながり再生機、みたい。(^^;

また使っていて何か気づいたら共有しますねー。

 

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