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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2012年04月02日

「若者の視点からエネルギーを考える〜エネ若(エネやん)の集い」の開催レポート (2012.04.02)

エネルギー危機
新しいあり方へ
 

3月17日(土)に開催した「若者の視点からエネルギーを考える〜エネ若(エネやん)の集い」の写真や感想入りのレポートをアップしました。基本問題委員会にも資料として提出し、報告をしました。若者たちの声、ぜひ読んでいただけたらと思います。
http://www.es-inc.jp/news/20120319_eneyanreport2.pdf

また、この会のようすを取材してアップしてくれています。どんなワークショップだったか、わかりやすいので、ご紹介します。(写真は以下のサイトバージョンからご覧下さい)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/event/20120317.html

「若者の視点からエネルギーを考える〜エネ若の集い」レポート

資源エネルギー庁の基本問題委員会のひとりである枝廣淳子さん主催で、10代〜20代の男女が集まり「エネルギー」について考える集いが開かれました。その名も「エネ若=エネヤン」。

「2030年までのエネルギー」の基本計画を考える資源エネルギー庁基本問題委員会の委員は25人。そのうち女性は4名。60歳以上の委員6割以上を占め、39歳以下の人は1人もいません。

そこで、政策には幅広い人たちの意見の反映をと、枝廣さんは女性の視点から考える「エネ女の集い」を1月に開催。今回は、それにつづき、まさに2030年の社会で中心を担うことになる10代20代の人の視点からエネルギーを考えるための集いです。

●高校生、大学生・大学院生、社会人が34名参加
「エネ若」に参加したのは、高校生12名、大学生・大学院生17名、10〜20代の社会人5名。それぞれ3〜5名ずつで8つのグループにわかれ、6つのテーマを1
つずつ順に、お菓子をつまみながらざっくばらんに話し合いました。

(1) エネルギーについて考えることはなぜ大事なのだと思いますか? 

(2) あなたが「大事だ」「みんなで考えるべきだ」と思う、エネルギーに関わる問題は何ですか?

(3) エネルギーは何のために使われているのでしょうか?

(4) それぞれのエネルギー源の「優れたところ」「リスク(危険性)」を挙げてください。
 ・化学燃料(石油、石炭、天然ガス)・原子力・自然エネルギー(太陽光、太陽熱、風力ほか) 

(5) これからの日本のエネルギーはどうあるべきだと考えますか?

(6) 2030年という先を考えたとき、特に大事だと思うのは何でしょう。
 基本問題委員会に何を重視して議論してほしいですか?

●年齢、環境、感覚、経験からさまざまな意見が
それぞれのテーマについては、まずは1人で考え、その考えをグループで共有しあい、さらにそれを全体で共有します。

高校生のグループ、大学生・大学院生のグループ、社会人のグループ。それぞれのグループが年齢や環境、経験に即した意見や発想でディスカッションが繰り広げられます。

高校生グループでは、学校でこういう話をできる機会がないことなど教育の重要性を。大学生や社会人のグループではエネルギー問題に関する情報や知識も豊富に、日本経済や国際問題など具体性のある話のすすめ方がされていました。

高校生たちの率直な言葉には社会人グループも「しっかりしてるなぁ」と感心。特に「60代の人の青春時代の価値観で考えられても、それは昔の話じゃない?」という高校生グループの意見には、会場から笑い声とともに大きな拍手がわきました。

●どんな日本になりたいか。幸せってなにか
エネルギー基本計画が、GDPの成長率の想定→そのときの需要の計算→その需要
をみたすためにどれだけのエネルギーが必要か、とすすめられることを枝廣さんからうかがったのちに話し合われた、「これからの日本のエネルギーはどうあるべきか」というテーマ。

「GDPは上がりつづけなきゃいけないのだろうか」「日本にはどんな国になって
ほしいか」「子供に何を残すのか」「自分たちの子供たちが、いま自分たちが考えているようなことを考えずにいられるようであってほしい」と各グループごとに話がすすめられていました。

エネルギーを考えることとは、生き方やこの国のあり方を考えることであることが、あぶりだされるのを感じました。話をすすめる中で、高校生が「まず、しあわせの定義から逆算して考えてみない?」と言っていたのが印象的でした。

●枝野大臣と基本問題委員会のみなさんへ直接メッセージ
休憩をはさんで全3時間ほどのディスカッションののち、この日の感想と「枝野大臣と基本問題委員会のみなさんへ」とメッセージを書いて集いは終了しました。このメッセージはこのまま直接、基本問題委員会に提出されました。

この集いにオブザーバーとして参加していた資源エネルギー庁の職員からは「政府との信頼関係をもつにはどうしたらいいのか」という意見を受け、「開示しているデータや情報などをもっと広く知ってもらえる伝え方を考えないといけない」との感想も出ました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

当日のワークショップで使った進行資料(PDF)はこちらにあります。よかったら使ってみて下さい。
http://www.es-inc.jp/news/20120317edahiro_ppt.pdf


またエネルギー政策を巡る動きや基本問題委員会での取り組みなどをジャパン・タイムスのコラムニスト、ステファン・ヘッセ氏が取材して書いてくれました。よろしければご覧下さい〜。

イーズの英文取材記事のコーナー
http://www.es-inc.jp/en/media.html

今回のジャパン・タイムスの記事
http://www.japantimes.co.jp/text/fe20120325sh.html

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