「幸せ経済社会研究所」のウェブサイト
http://www.ishes.org/
には、内外の幸せ×経済×社会に関わるニュースをお知らせする「世界・日本の幸せニュース」というコーナーがあります。
最近、幸せ×経済×社会に関して、政府レベルでも研究者レベルでも、特に世界で大きなうねりが広がっていることを感じます。そこで、幸せ研のサイトでも、春先からこのようなニュースをお伝えすることに力を入れています。
「世界の幸せニュース」にアップされているこの2ヶ月のニュースのタイトルをご紹介しましょう。詳しくは以下のリンクからニュース本文をどうぞ。
http://ishes.org/happy_news/
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2012.05.09
社会・経済的価値と幸福との関連は?――アジア諸国に関する研究
2012.05.07
ギャラップ社調査:世界の10人に1人以上が"苦しんでいる"
2012.04.30
研究報告:幸福度を左右するのは収入よりも社会構造や自然
2012.04.26
国連、「幸福に関するハイレベル会合」を開催
2012.04.23
世界で最も幸福度が高い国はデンマーク
2012.04.20
英国における幸福測定の取り組みは、ワーク・ライフ・バランスを強調
2012.04.18
グローバリゼーションの衰退が地域の回復を促進する
2012.04.16
米国人意識調査:環境保護よりも経済成長を優先する傾向に
2012.04.13
研究報告:幸福な若者、将来高収入の可能性大
2012.04.11
中国温首相、GDP成長目標を7.5%に引き下げ
2012.04.09
情緒安定性と外向性、「幸せ」を後押し
2012.03.28
研究報告:米国のミレニアム世代は社会への還元よりも名声やお金を重視
2012.03.27
ミレニアム開発目標のうち2つを達成
2012.03.26
幸福度、40代半ばからU字型に上昇
2012.03.23
人間発展と環境的限界を同時に理解する:オックスファムの研究者、ドーナツ型の枠組みを提案
2012.03.21
全米幸福度ランキング、1位にハワイ州、最下位はウェストバージニア州
2012.03.19
米国人調査:信心深いほど幸福度アップ
2012.03.16
米国の研究チーム、世界中のツイートから幸福度を分析
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
幸せ研のサイトでは、週に数本ずつ、世界からの幸せをめぐる動向や研究についてのニュースをアップしていきますので、ぜひときどきチェックしてくださいね。
ここ数年の動向を見ていて思うのは、「かつて"幸福"は哲学者や詩人ぐらいしか扱わないものだったんだけどなー。少し前から心理学者が研究対象にするようになり、今では経済学者が先を争って分析しようとしている」。学際的な「幸せ学会」でも立ち上げようかな〜(^^;
心理学者の中でも、かなり前から「幸せの心理学」につながる領域を切り開いてきたのがアブラハム・マズローです。「マズローの欲求5段階説」など聞かれたこともあるでしょう。自己実現やモチベーション、創造性に関わる分野であるため、企業でもよく研修等に採り入れられています。
来週、こういった心理学の勉強会の第1回でマズローの著作を取り上げ、「マズローの欲求5段階説」ほか、彼の理論の基礎について学びます。5回シリーズの勉強会、まだ少しお席がありますので、ご興味のある方、ぜひご参加ください〜
(音声と資料で学ぶ音声受講も可能ですし、欠席時には音声で自習できます)。
「自己成長と企業・組織運営と地域・社会づくりに役立つ心理学」勉強会
マズローの自己実現理論のほか、認知心理学、ユング心理学、来談者中心療法のカウンセリング、行動変容を促すための社会心理学を学びます。
「人の話にじっくりと耳を傾ける」こと(傾聴)は、対話のためにも、良好な人間関係のためにも不可欠ですが、カウンセリングの基礎的な体験演習を行う中で、傾聴の力を身につける(少なくともどういうものかは体験する)ことができます。
私自身も、自分のあり方と活動の土台となっている心理学をもう一度学び、深めつつ、参加者の方々の学びと気づきのお手伝いをできることを楽しみにしています。ご興味のある方、ぜひご一緒にどうぞ!
最後は、幸せや人を幸せにする経済・社会に興味のある方へ、午後の半日、じっくり考えたり語ったりしてみませんか、というお誘いです。第1回の幸せ研会員フォーラムですが、今回は会員に限らず、こういったテーマにご関心のある方、幸せ研ってどういうところか体験してみたい方にもご参加いただけるようにしました。よろしければぜひ、どなたでもご参加下さい。
この1年間の内外の動向や幸せ研で勉強してきたことを一緒に振り返りながら、それぞれの問題意識や気づきを深める時間を過ごしてみませんか。先日国連より発表された「World Happiness Report」の内容についてもレポートする予定です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここからご案内〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【幸せ経済社会研究会 フォーラム】
○日時: 2012年5月26日(土) 13:30〜16:30
○場所: KAGURA salon
http://www.kagurasalon.com/access.html
(住所)
〒162-0843 東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル
TEL: 03-6265-0580 / FAX: 03-6265-0581
(アクセス)
有楽町線・南北線「市ヶ谷駅」出口5より徒歩5分
JR「飯田橋」西口、東西線・有楽町線・南北線「飯田橋駅」出口B2aより徒歩8分
○プログラム
13:15 受付開始
13:30 開会
ディスカッション/対話・全体共有など
16:30 終了
*終了後は懇親会を予定しています(参加費別途、実費)
○ファシリテーター:枝廣淳子(幸せ経済社会研究所 所長)
○参加費(当日受付にてお支払いください):
会員 3,000円/人
会員外 5,000円/人
○定員:40名ほど(お申込み先着順)
○お申込み:
お申込みページよりお手続きください。折り返し、参加票をお送りいたします。
(申込〆切:5月25日)
○運営・問合せ先
有限会社イーズ「幸せ経済社会研究所」事務局(担当:飯田)
〒156-0055 世田谷区船橋1-11-12 産興ビル3F
Tel: 03-5426-1128 / Fax: 03-6413-3762
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ご案内ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゴールデンウィークにかけて出かけていた南仏への出張では、「幸せ」に関しても大きな収穫がありました。
ゆったりした南仏で、気のおけない仲間と(初対面の人がほとんどだったのですが)ゆっくりした時間を過ごしながら、いろいろな話をしたり、教えてもらったりしている中で、幸せについてずーっと考え続けていた"ひっかかり"を解くことができそうな、マズローの理論では収まらなかった部分を整理できそうな、自分なりの枠組みが浮かび上がってきた(ような気がする ^^;)のです。
フォーラムまでにうまく整理できるかわかりませんが、できればひとつの試案として提示し、みなさんの考えやディスカションのたたき台にしてもらえれば、と思っています。とても楽しみです。
※有限会社イーズは、2017年12月25日に移転いたしました。
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