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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2013年06月26日

「世界の食料サプライチェーンでの企業取り組みの現況と課題~SFL/SAIリーダーシップ・サミット2013からの報告」のご案内 (2013.06.26)

食と生活
 
日本ではあまり知られていませんが、世界では、現在必要とする食糧をまかなうだけの農業や食糧供給を確保し、さらに将来の需要に備えて世界の食糧供給能力を増強することを目指す「サステナブル・フード・ラボ」という、企業や市民によるプロジェクトが動いています。 一企業としては大きなことはできない。しかし、ほかの企業や政府、NGO、生産者たちと一緒ならば、大きな変化が作れるのではないか?という思いと志をもつ人たちが呼びかけ合って集まり、立ち上がったプロジェクトです。 この「サステナブル・フード・ラボ」ついて、以前のメールニュースでもご紹介していますので、詳細はぜひこちらをどうぞ! http://www.es-inc.jp/library/mailnews/2006/libnews_id001854.html 私が会長を務めるチェンジ・エージェント社では、以前より「サステナブル・フード・ラボ」の中心人物たちと親交を重ねています。 余談ですが、今は昔の2002年9月、デニス・メドウズ氏らに招かれて初めてバラトングループ合宿に参加したとき、「JFSを立ち上げたところです」と自己紹介したのですが、隣に座っていた背の高い男性が「サステナブル・フード・ラボを立ち上げようとがんばっているところです」と自己紹介(代表のハル・ハミルトン氏でした)。 お互いに新しい運動体を立ち上げる苦労や夢などを語り合ったことを思い出します。それからも会うたびにエールを送り合ってきました。JFSも10年を超えて活動を続けることができていますが、サステナブル・フード・ラボのほうも世界的な動きとなるまで大きく展開しています。 サステナブル・フード・ラボでは毎年サミットを開催し、世界中の取り組みや知見を共有し、深める場を持っており、チェンジ・エージェントの代表、小田理一郎が毎年参加しています。 今年4月に開催されたサミットでも、日本から唯一の参加者として、「サステナブル・フード・ラボ(SFL)」と「持続可能な農業イニシアチブ(SAI)」で食の持続可能性に関する世界の動きについて学んできました。 ぜひ世界の食と農の現場で何が起こっているのか、新しいコラボレーションを体現するサステナブル・フード・ラボでは食ビジネスのこれからをどのように見ているのか、取り組もうとしているのか、広く日本の方々にも知っていただきたいと思い、この会議で報告/議論された世界の食料業界のサステナビリティ概況と課題を報告する場を設けることにしました。 食料ビジネスに関わりそのリスクや事業継続性について検討したい方、サプライチェーンに興味のあるかたなども、どうぞご参加ください! ~~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ■2013年7月11日「世界の食料サプライチェーンでの企業取り組みの現況と課題~SFL/SAIリーダーシップ・サミット2013からの報告」を開催します  http://change-agent.jp/news/archives/000569.html 第4期を迎えるサステナブル・フード・ビジネス研究会の第1回セミナーとして(オープンセミナー)、食料サプライチェーンや他のセクターとの共創による価値創造の事例と課題を報告します。 すべての企業にとって、顧客のニーズを持続的に充足し続けることは重要な使命です。事業継続性は、長く広がるサプライチェーンのどの段階で脅かされるかわからず、供給へのリスクは、原材料資源の確保や価格、環境問題、労働や人権問題などさまざまな形で存在しています。 とりわけ、農業生産は増え続ける人口、肉食へのシフト、バイオ燃料需要に対して、耕地の開発余地が減って土壌劣化が進み、水不足、生態系劣化、気候変動などの問題もあって、供給量を増やすことはままなりません。 また、今後増産の可能性がある耕作地では、生産を支える小規模農家の生活や農村コミュニティ、あるいは基盤となる自然環境の保全と開発をどのように両立して進めるか、従来の一企業の努力の範囲を超えるような複雑で大規模な課題が事業継続リスクの根本にあるといえるでしょう。 欧米の小売、食品流通、メーカーの多くは、こうした大規模課題に立ち向かうため、協働・共創による課題解決の道を模索し、仲間を集めてコンソーシアムを結成しており、その代表的な存在が「サステナブル・フード・ラボ(SFL)」と「持続可能な農業イニシアチブ(SAI)」です。両団体の変革リーダーたちが集う、年次リーダーシップ・サミットが、この4月米国アナポリスで開催されました。 チェンジ・エージェントの主宰するサステナブル・フード・ビジネス研究会は、欧米でのSFLやSAIのように、食料システムの持続可能性と自社の事業継続性のリスク・チャンスを考えたいとする企業・団体とともに、学び、考え、話し合い、変化のうねりを創り出そうと、定期的に勉強会やマルチステークホルダーとの対話を進めています。本セミナー後に、研究会第4期の趣旨、概要などを説明するオリエンテーションを行いますのであわせてご参加ください。 このセミナー/研究会は、食料ビジネスに関わりそのリスクや事業継続性について検討したい方、企業で戦略的CSRやCSVを進めようとする方、ISO26001のステークホルダー・エンゲージメントやマルチステークホルダー・プロセスについて学びたい方などに強くお奨めします。また、公的セクターや市民セクターで、企業との協働を模索する方や、企業とその専門性、知見を共有したいという方にもお奨めです。 ●日時 2013年7月11日(木)    第1部 セミナー(16:30~18:50)    第2部 研究会第4期オリエンテーション(19:00~19:30)     ●場所 東京都千代田区大手町駅周辺 (詳しくはご参加の方へご案内いたします)               ●参加費     第1部 5,000円(税込)/人    第2部 無料 ●対象 食または関連業界の方     サプライチェーンに興味のある方 等 ●ファシリテーター・モデレーター 小田理一郎 ((有)チェンジ・エージェント 代表取締役) ●主催 サステナブル・フード・ビジネス研究会/(有)チェンジ・エージェント *研究会の会員募集中!  詳しくはこちら http://change-agent.jp/news/archives/000563.html ●お申し込み・お問い合わせ (有)チェンジ・エージェント 担当 岩下 E-mail: info@change-agent.jp Tel: 03-6413-3760 詳細、お申し込みフォームは下記サイトでご覧いただけます。 http://change-agent.jp/news/archives/000569.html
 

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