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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2013年11月27日

【世界からのニュース】米オレゴン州のスープ工場、毎月通常生産を停止し、食べ物を必要としている人々に提供する食料を生産~ダイアログ「日本の里山と生物多様性への課題と取組み」のご案内 (2013.11.27)

世界のわくわくNews
 

ときどきご紹介しているトリプル・パンディットに、またまた素敵な記事が載っていましたので、ご紹介します~!

~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~

米オレゴン州のスープ工場、毎月通常生産を停止し、食べ物を必要としている人々に提供する食料を生産

チャック・エガートは、「食」に情熱を持ち、米国オレゴン州に本拠を置くパシフィック・フーズという自然食品ブランドの創設者兼CEOとして、健康に良く、おいしい食品の生産を統括している。

顧客に提供する新商品をあれこれ考えることが大好きだが、オレゴン州の出身者としてエガートがそれよりもさらに大事にしているのは、「地元の飢餓の問題を何とかしたい」という気持ちだろう。

エガートは地域の教会に協力して、1週間おきに食品を近隣に届ける活動をしており、会社から年間100 万ポンド(約454 トン)以上の食料をオレゴン・フードバンクに寄付することで、飢餓との闘いにより大きな規模で取り組むことも行っている。

最近、さらに一歩進めて、オレゴン州にある同社のテュアラティン工場で毎月時間を確保し、少なくとも毎月2万4,000 個、年間で合計約57 万6,000 食の無料配布用紙パック入スープをフードバンク向けに生産することにした。この取り組みによって、各地域のフードバンクは寄付を受けた生鮮食品を、食料棚で数カ月間保存できる栄養価の高い食品に変えることができる。

フードバンクに寄付が届くと、材料の一覧が直ちにパシフィック・フーズ社の開発チームに渡り、それを最大限活用したレシピが作られる。その後、そのレシピ専用に工場の生産ラインを一定の時間稼働し、スープを生産する。同社はこのモデルを全米に広げたいと希望している。

同社との提携によって、フードバンクは農家や生産者からの寄付を受ける機会が増え、関係も強化することができる。フードバンクでは、この取り組みによって毎年20万ポンド(約91 トン)以上の食品が廃棄を免れると推定している。

同社の貢献はすでにオレゴン州全体に広まりつつある。「たくさんの野菜をフードバンクに寄付し、バラエティ豊かなスープにする」ことに、数軒の農家が関心を寄せ、交渉が進んでいる。

http://www.triplepundit.com/2013/10/oregon-soup-factory-stops-production-monthly-feed-hungry/

~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~

素敵な取り組みですね-。工場の時間を寄付すること、まさに本業を活かした社会との共創ですね。それによって、食べ物に困っている人々に提供できるものも増やせるし、食品ロスも減るし、いいですね! こうして「つなぐ力」が、これからの企業にもNGOなどの市民活動にも、社会にも鍵となりますね。

食べ物つながりで、大事なテーマについて学び、考え、語る機会があります。ぜひ参加いただきたく、ご案内しますー。

~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~~~~~

「食のサステナビリティ」マルチステークホルダー・ダイアログ(3)
「日本の里山と生物多様性への課題と取組み」12月5日 18時~

わたしたちの食、ビジネス、生活は、里山とどういう関係があるのでしょうか?

とくに、都会で暮らしているとその関係はよく見えません。しかし里山には、私たちにとってきわめて重要な意味があります。その一つが「生物多様性」です。

わたしたちが生きるためには、安全な水や土などが必要です。それらを、安定して手に入れるためには、多様な生き物のすみかとなり、豊かな生命の循環が育まれる里山のような場所が保たれていることがとても大切です。ところが、里山は、いま人の手が入りにくくに多くは荒廃がすすみ、多様性が失われはじめています。

このような課題に対して、ポジティブな動きも始まっています。有機農業で、都市と里山をつなぐ循環型農業に取り組む、株式会社耕すの豊増洋右氏と、水源の保全に多くの専門家と一緒に企業として取組む、サントリーホールディングス株式会社の鈴木健氏をお迎えしてお話を伺います。

それをヒントに、対話を通して、私たちにどんなことができるか、是非一緒に考えてみませんか?

<詳細>:http://change-agent.jp/news/archives/000611.html
<フライヤー>:http://change-agent.jp/news/12.5F.pdf

~~~~~~~~~~~~ご案内ここまで~~~~~~~~~~~~~~

 

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