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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2014年04月17日

「明日の柏崎づくり事業」と対話力を身につける勉強会のご案内 (2014.04.17)

 

東京電力柏崎刈羽原発のある新潟県柏崎市で、市民の皆さんが、立場や考え方の違いを超えて、エネルギーや産業や雇用、暮らしなども含め、これからの柏崎に向けてオープンに話し合い、協働していくためのキッカケづくりを目指して、シンポジウムや出前講座などを行う事業のお手伝いをさせていただいています。

第1回のシンポジウムのとき、日経新聞に紹介された文章です。

~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~

東京電力柏崎刈羽原発のある新潟県柏崎市。9月に開いた市発案のシンポジウムは推進派、反対派、中間派から選ばれた8人の実行委員が3カ月の議論を経て実現にこぎ着けた。認める理由、反対する理由、安全神話、国のエネルギー政策を支えてきた自負。「専門家の話を聞くのではなく、本当に自分たちの利益になる議論をしよう」と時には酒を酌み交わしながら本音をぶつけ合った。

委員を務めた新野良子さん(61)は「感情的な対立に終わらせず、議論を重ね、成熟させることで互いが歩みよれる」と手応えを口にする。

~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~

2年目の昨年度は、池上彰さんに特別においでいただいてエネルギー情勢についてお話をいただいたり、地元で再生可能エネルギーなどに取り組んでいる事業者の方々との議論などを行いました。

こちらから、これまでの事業を見ていただけるようになりました。

「明日の柏崎づくり事業」(トップページ)

2013年11月18日
『池上彰さんと考える 「これからの柏崎とエネルギー」
   エネルギー情勢の現状とこれから、そして柏崎』

2013年11月24日
「エネルギーと産業・私たちの暮らし~日本、そして柏崎を考える」


池上彰さんが、昨年末に出された著書『池上彰が読む小泉元首相の「原発ゼロ」
宣言』のあとがきに、柏崎のこの事業についてこのように書いて下さっています。

~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~

(前略)委員の顔ぶれを見ると、商工会議所や商工会など原発推進派もいれば、反対運動をしてきた人たちも入つてぃます。

 意見の異なる人たちですが、地元を愛する気持ちは同じ。立場を超えて、議論を続けています。環境ジャーナリストの枝廣淳子さんがコーディネーター役を務めて、勉強会も開いています。

 この11月、私も招かれて、委員の人たちと会いました。

 賛成派と反対派は、それまで犬猿の仲だったのですが、たびたび会を重ね、ときには一緒に酒を酌み交わすことで、お互いの間に信頼が生まれてきています。

「君の意見に賛成はしないが、君がそう考える気持ちはわかる」

 賛成派も反対派も、異口同音に、こう語っていました。

 小泉発言をきっかけに、未来の日本をどう構想するか、議論の輪が広がることを期待します。

 

                         2013年12 月
                     ジャーナリスト 池上彰

~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~

「飲みニュケーション」に力が入っているのはコーディネータのせいだというウワサもあります(^^;

世界最大の原発集積地であるだけではなく、福島第一原発事故を起こした東電の原子力発電所であることから、原発の今後や再稼働をめぐる論議もとりわけ難しいところもあるものの、「だからといって黙っていて、これまでのように賛成・反対派が分かれているだけでは、市の将来を考え、創り出すことはできない」という市や市民の思いを土台に、少しずつですが、議論を進めています。

このプロジェクトのお手伝いをしている中で、繰り返しその重要性を痛感するのが「対話力」と「合意形成力」です。そして、その重要性は柏崎のプロジェクトに限りません。再エネを地域で広げていくにも、組織を変えていくにも、「対話できる力」が必須だと思っています。

そういった問題意識から、5月に「対話力と合意形成力を身につける」勉強会を開始します。毎回、課題図書を軸に学び、スキルを身につけていきます。

前回の「対話力勉強会」開催時には、「家族や職場での関係がよくなった」「地域でのプロジェクトが進めやすくなった」などのうれしい感想もいただいています。

受講者には、当日の出欠にかかわらず、すべての勉強会の講義部分の音声ファイル・資料をお送りしますので、遠方の方、時間的に出席が難しい方も、一緒に勉強できます。

自分を変えたいという方、対人関係を改善したい方、組織や地域、社会を変えたい方、ぜひご参加下さい! 一緒に学び、これからの時代にますます大事になってくる「対話力」と「合意形成力」を身につけていきましょう。

□幸せ経済社会研究会 テーマ別勉強会
    「対話力を身につける」(全5回)
    「合意形成力を身につける」(全5回)

□日程:「対話力を身につける」(全5回)
第1回:5月16日(金)
第2回:5月30日(金)
第3回:6月13日(金)
第4回:6月27日(金)
第5回:7月11日(金)

「合意形成力を身につける」(全5回)
※「合意形成力を身につける」(全5回)は7月後半から開催する予定です。


□会場:3×3Labo(さんさんらぼ)
東京都千代田区丸の内3-2-3 富士ビル3F 338区
       ・JR「有楽町駅」より徒歩2分
       ・東京メトロ有楽町線「有楽町駅」より徒歩1分
       ・東京メトロ千代田線「二重橋前駅」より徒歩1分
       ・都営地下鉄三田線「日比谷駅」より徒歩1分

□時間:18:30~20:45(開場18:15~) ※遅れての参加でも大丈夫です

□講師:枝廣淳子(幸せ経済社会研究所所長)

□定員:約50名

□テーマと課題図書:
※より効果的な学びのために、予定している課題図書の順番が変わる可能性がございます。変更の際には事前にご案内させていただきます。

※課題図書は各自でご用意ください。書籍によっては絶版の本もございますが、当日レクチャーをしますので、お手元に用意できなくても読了していなくても、問題ありません。ぜひご参加ください。対話や議論を通じて実りある時間をぜ
ひご一緒できたらと思います。


「対話力を身につける」(全5回)の課題図書は以下のとおりです。

第1回:『この「聞く技術」で道は開ける』
(著者:ナンシー・クライン 出版社:PHP研究所)(絶版、中古あり)

第2回:『言いにくいことをうまく伝える会話術』
(著者:ダグラス・ストーンほか 出版社:草思社)(絶版、中古あり)

第3回:『手ごわい問題は対話で解決する』
(著者:アダム・カヘン 出版社: ヒューマンバリュー)

第4回:『対話する力 ファシリテーター23の問い』
(著者:中野民夫、堀公俊 出版社: 日本経済新聞出版社 )

第5回:『こんなに働いているのに、なぜ会社は良くならないのか?』
(著者:森田英一 出版社:PHP研究所)

■詳細・お申し込みは、こちらにございます

□お問い合わせ:
幸せ経済社会研究所(担当:岩下、横山)
〒156-0055
東京都世田谷区船橋1-11-12 産興ビル3F(有限会社イーズ内)
Tel: 03-5426-1128 Fax: 03-6413-3762
E-mail: Inquiry(@)ishes.org  ※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい。


※有限会社イーズは、2017年12月25日に移転いたしました。
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