今日は夏至ですね。今年の夏至は、新月と部分日食が重なるため、とてもパワフルな日だそうです。
私は今夜、地元・熱海で、仲間たちと一緒に、スペシャルなキャンドルナイトを行う予定です。
https://mirai-sozo.work/topics/010519.html
何がスペシャルか? ですって? 上記のウェブサイトから紹介させてください。
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<熱海でのスペシャルなキャンドルナイト>
夏至の6月21日(日)、20~22時、熱海の渚小公園で、「コロナ状況下でも連帯しよう!応援しよう!」と、思いをつなぐ「オンライン&募金・キャンドルナイト」を開催します(主催:未来創造部、共催:熱海ビーチクラブ、協力:NPO法人atamista、協賛:熱海ガス株式会社)。
日本初の試みの特徴は以下の通りです。
○コロナ対策
(1)集客はせず、動画配信によって、ビーチでのキャンドルナイトをそれぞれのおうちで楽しんでいただきます。
(2)ろうそくを並べ、点灯し、終了後は消灯・撤収するのは、最低限必要なスタッフ約12名で行います。
(3)スタッフはもちろん、会場の海岸に居合わせた方々にも、マスク着用を呼びかけ、3密を避けるため、必要な場合には誘導するスタッフを置きます。
○世界との連帯
4)「国境なき医師団」への寄付金を集めます。たとえば中東の国イエメンでは、5年にわたって紛争が続き、国内の医療体制が崩壊しています。そんななかで、新型コロナウイルス感染症の流行が深刻となり、南部の都市アデンでは入院患者の4割以上が死亡し、病院は危機的状況に陥っています。約70カ国で新型コロナウイルス感染症への緊急医療援助を展開している「国境なき医師団」にみなさんからの寄付金を届けます。
○地元・熱海との連帯
(5)SDGs(国連持続可能な開発目標)の「誰ひとり取りのこさない」スピリットにのっとり、熱海市内の福祉作業所・福祉施設と連携します。ふれあい作業所のメンバーが使用済みのビンやグラスを集め、洗浄してくれたものを買い上げ、キャンドル・ホルダーとして用います。ふれあい作業所と陽光の園にみなさんからの寄付金を届けます。
○環境問題への取り組み
(6)リユースのビンやグラスをキャンドル・ホルダーに活用するほか、予算の許す範囲で、ミツロウろうそくなど、化石燃料由来ではない、気候変動に加担しないろうそくを用います。
○雨天でも楽しめる
(7)残念ながら雨天の場合は、15時の時点で開催場所の変更を決定し、未来創造部のウェブサイトでお知らせします。雨天の時は、熱海魚市場でのキャンドルナイトを動画配信し、楽しんでいただきます。
<寄付のお願い>
「オンライン&募金・キャンドルナイト」にぜひご参加下さい! 募金はこちらの募金用ウェブサイトから、500円から行うことができます。
https://mirainotane.stores.jp/
募金してくださった方には、前日までに当日の動画配信のURLをお伝えします。当日、募金者のお名前(またはイニシャルなどご指定のもの)を呼ばせていただき、動画で確認いただけます。
集まった寄付金から、オンライン募金の手数料を差し引き、50%を「国境なき医師団」へ、30%をキャンドルホルダー制作を担当する福祉作業所「ふれあい作業所」へ、20%を障害福祉サービス事業所「陽光の園」へ寄付します(主催者、共催者はすべて無償のボランディアとして活動し、ロウソク代など経費はすべて未来創造部が負担します)
コロナ状況下だからこそ、ろうそくのあかりでゆっくりとじっくりと過ごしませんか。ぜひご一緒に。
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ライブ配信のアドレスはこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=oCmCSVkkdgk
どなたでもご覧いただけますので、よかったらのぞきにいらしてください。キャンドルナイトは20~22時ですが、19時半ごろから、準備のようすを含め、配信を開始する予定です。19:45ごろから点灯していきます。
さて、
17年前の2003年に「100万人のキャンドルナイト」を一緒に立ち上げたメンバーと、2回にわたって、オンラインで【コロナの向こうを照らすおしゃべり】をしました。文字編がアップされていますので、ご興味のある方、良かったら是非どうぞ!
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2003年に「100万人のキャンドルナイト」を立ち上げた環境活動家、文化人類学者の辻信一、環境ジャーナリストの枝廣淳子、産直運動・大地を守る会の藤田和芳、文化人類学者の竹村真一、環境コピーライターのマエキタミヤコの5人が、コロナ禍を機に久々にチームを再結集、再び、6月21日夏至のキャンドルナイトを呼びかけることになりました。
その当日に向けて、彼らがキャンドルナイト運動の意義を再確認し、コロナ危機の中で考えたことを共有しながら、「コロナの向こう」を構想する。それぞれの場所でロウソクを灯しながら、オンラインで集い、話し合います。
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6/1 オンライン座談会「コロナの向こうを 照らす明かり」
前半 https://theslothclub.wixsite.com/2020/post/_0601
後半 https://theslothclub.wixsite.com/2020/post/0601_2
6/8 オンライン座談会「コロナの向こうを 照らす明かり」
https://theslothclub.wixsite.com/2020/post/0608_1
https://theslothclub.wixsite.com/2020/post/0608-2
今回のコロナのせいで(またはおかげで)人生が変わったという人も少なくないことと思います。じつは私もその1人だと思っています。6/8のオンライン座談会で自分が話したことの一部を紹介させてください。
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熱海に、小さな仕事部屋としてマンションの一室を買ったのが7年前です。それは、本を書いたり翻訳したりする時に、"自主缶詰"と言って、日常の仕事と違う仕事をまとめてやるため。海が好きなので海沿いの場所を探していて、熱海の小さな部屋を買いました。
それから6年半くらいはひっそりと。途中から住民票を移したんですけど、熱海に住んでいるということは誰にも言わなかったし、地元の人とのつながりも全然なく、時々来て過ごすだけ。そういう暮らしをずっとしていました。
私にはこれまで、「地元」というものがなかったんです。親は転勤族だったので2、3年ごとに転勤、小学校4年生の時は、1、2、3学期、全部違う学校に行ったくらいです。子ども心に、どこかに根を下ろしてはいけないと思っていたんです。それは引き抜かれる時につらいから。なので、「地元」というものを持たないようにして生きてきた。仕事も通訳だったり、今もあちこち旅をしながらする仕事なので、どこかに腰を落ち着けて、というものではない。それが合っていると思っていました。
近年、地方創生とか地元経済のお手伝いで、北海道から九州から、地域のお手伝いをしています。それは、地域の人たちが地元を大切にするお手伝いです。けれど、私自身には地元はない。地元がないから、あちこちの地域のお手伝いができる。そんなふうにずっと思っていました。熱海の仕事場も、匿名性が保てる場所なので、1人でスーパーに買い物に行って、1人で料理をつくって。時々ジョギングしに外に出るくらいで。
コロナの状況になって、小田急の沿線に家があるんですけど、そっちにこもるよりは海のそばの熱海でこもったほうがいいなと思ったので、最低限のものを持って熱海で過ごし始めて、今、4カ月目です。
その中で、初めて「地元」ができたんです。
たまたま、私が環境活動をやっているというのを知った人が熱海にいて、「自分たちもそういうことをやっているから、意見交換しないか」と。コロナ前、忙しく飛び回っていた時は、「意見交換しないか」と言われても行く時間がなかったんですけど、今はそういう時間がたくさんある。熱海は小さい町なので、「どこで集まろう」と言っても歩いて10分あれば行ける。それで、地元でそういう活動をしている人たちとつながって。
4月1日に、本当は新しい会社をつくろうかと言っていたんですけど、仲間の会社の一部門として、「未来創造部」という部門を立ち上げました。ウェブもできています。
https://mirai-sozo.work/
これからいろいろな活動をやろうと思っています。ネット通販を立ち上げて、宿泊業の休業で困っている地元の水産会社の商品を都市のみなさんにつないだり、といった活動を始めています。
(中略)
そういう活動も通じて、自分にも地元ができて、最近では、「私の地元は熱海です」と言えるようになったし、「地元の仲間」とも言えるようになった。コロナで人生が変わった人はたくさんいると思うけど、私の場合は「地元」が発見できました。
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熱海のコロナ支援「海からの贈り物」は、地元の宇田水産のネットショップの販促のお手伝いから始め、現在は、未来創造部のウェブサイトで、ネットショップも立ち上げて、そちらで販売をしています。
https://umikaranookurimono.stores.jp/
「喜んでもらえたら何よりうれしい!」という宇田水産の採算度外視のいろいろなひもののセット、よかったらぜひご利用ください。何度もリピートしてくださっている方も多い人気のひものです。薄塩なので、健康に気を遣っている方にもおいしく召し上がっていただけます。(私も熱海にこもるようになってから、すっかり"魚と野菜とお豆"の食生活になり、体重が高校時代に戻りました!)
この宇田水産のお手伝いをしていて、気づいたことがあります。先日、NHKの「クローズアップ現代+」に出演した時にも話したことなのですが、「ありがとう」が行き交う経済がある、ということです。
作ったけど買い手がなくて困っている生産者と、なかなか買い物にも行けない消費者が、ネット通販でつながる。そうすると、「作ってくれてありがとう」、「買ってくれてありがとう」という言葉がいっぱい交わされる。真ん中で両者をつないでいる私は「ありがとう」交換をしているみたいな気がしてきます。
「ありがとう」で成り立つ経済があり得るんだ!ということを実感しています。それには生産者もびっくりしています。これまでは、言われた数だけJAに卸すとか、漁協に卸すとかしていたけど、今は消費者から直接「ありがとう」が届いてうれしい!と。
消費者の側からも、「これまでスーパーに行って何も考えずに買い物をしていたけど、今回、「海からの贈り物」を通じて、こういう生産者さんがいることを初めて発見しました、という声も聞きます。
誰がどこで作っているかわからないグローバル経済とは違う、この「ありがとうの経済」というものに価値を見いだし始めている人たちがたくさんいる。それは今後にもつながるだろうなと思っています。
そんなことを考えながら、今夜のキャンドルナイトの準備を進めています。
ライブ配信のアドレスはこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=oCmCSVkkdgk
500円からご協力いただける募金サイトはこちらです。
https://mirainotane.stores.jp/
熱海での今後の活動の展開もご期待ください!
「熱海、未来のタネをみつけに」
https://mirai-sozo.work/
Happy Candle Night!