[enviro-news 2757] で、自分の住んでいる熱海で、地元の仲間と「未来創造部」を立ち上げたことをお知らせしました。
https://mirai-sozo.work/
夏至の夜には、「集まらなくても楽しんでいただける」バーチャル型のキャンドルナイトを実施し、集まった寄付金を国境なき医師団や地元の福祉作業所などに寄付させていただきました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。最終報告書もできていますので、よろしければご覧下さい。
https://mirai-sozo.work/topics/010578.html
さて、この熱海の未来創造部と、自分の会社であるイーズ・幸せ経済社会研究所、そして、企業研修や組織開発に携わる関連会社のチェンジ・エージェントとの3者で、このたび、「ワーケーション研究所」を立ち上げました。
https://www.facebook.com/WorkationResearch/
「ワーケーション」(Workation)とは、ワーク(Work)とバケーション(Vacation)を組み合わせた造語で、いつもの職場を離れ、休暇を楽しみつつ、リモートワークで仕事も継続する新しいワークスタイルです。
菅官房長官も最近、「ワーケーション」の普及に意欲を示しているとのこと、2020年度の地方創生に向けた施策の基本方針でも「ワーケーション推進」がうたわれ、環境省なども推進すると発表、ワーケーションへの大きな注目が集まっています。
でも、「単に業務や会議の場所を、都市部から地方に移すだけ」ではもったいない! と思いませんか?
今回ワーケーション研究所を立ち上げたのは、「ワークの質を高めるバケーションのあり方」を考え、「質の高い体験・プログラム」と「効果測定」を両輪に、真の生産性・クリエイティビティ(創造性)・幸福度につながるワーケーションを追求し、実現していきたいとの思いからです。
プレスリリースを出しましたので、共有させてください。
(PDFはこちらからご覧ください。図もご覧いただけます。
https://www.es-inc.jp/news/archives/doc/20200731PressRelease.pdf )
~~~~~~~~~ここからプレスリリース~~~~~~~~~
未来を創るワーケーションへ
「ワーケーション研究所」設立のお知らせ
有限会社イーズ(東京・台東区)の代表、枝廣淳子は、8月1日、真の生産性・クリエイティビティ(創造性)・幸福度につながるワーケーションを追求し、実現する「ワーケーション研究所」(Japan Research Institute for Workation)を熱海市に設立します。
■ 設立背景
近年、「ワーケーション」を推進する動きが各所で盛んになっています。「ワーケーション」(Workation)とは、ワーク(Work)とバケーション(Vacation)を組み合わせた造語で、いつもの職場を離れ、休暇を楽しみつつ、リモートワークで仕事も継続する新しいワークスタイルです。
ワーケーションに大きな注目が集まっている企業側の背景として、震災などを契機とした企業の事業継続(BCP) のための拠点分散の取り組み、近年の働き方改革を背景としたフレキシブルな働き方の広がり、さらには、新型コロナウイルスの感染拡大によるテレワークの推進・定着などが挙げられます。
他方、自治体や地域の大きな関心の背景には、人口減少の現実、関係人口拡大から移住・定住者増加への期待などがあります。
しかし、「単に業務や会議の場所を、都市部から地方に移すだけ」ではもったいないと私たちは考えます。
ワーケーション研究所では、ワーケーションへの関心と取り組みの広がりを、仕事の生産性とクリエイティビティ(創造性)、そして働く人一人ひとりの幸福度の向上に資する「ワーケーション」につなげていきたいと考えています。
■ 「ビジネス」の質を高めるための「バケーション」
「ビジネス」と言葉は、busy-ness(忙しいこと)から来ています。やらねばならないことが山積しており、忙しく、めいっぱい詰まった状態では、イノベーションを生み出すことはできません。
それに対して、バケーション(vacation)とは、「vacate」(空っぽにする)という意味です。いったん空っぽにするからこそ、新しい刺激や体験が入ってゆくのです。ワーケーションには、「心地よく自分を空っぽにできる場所や時間があるか」がひじょうに重要です。都市から地方に行けば自動的に空っぽになるわけではありません。「質の高い体験」が不可欠なのです。
そして、そうして得られた気づきやアイディアを、「楽しかったね」で終わらせることなく、創発や共創のプロセスを通じて考え抜き、イノベーションにつなげていくことが肝要です。
■ ワーケーション研究所のミッション:未来を創るワーケーション
ワーケーションをおこなうことで、どれだけ働く人が幸福を感じ、自らを拓くことで、さまざまな刺激や新たなエネルギー、幅広い視野、これまでにない視点を得ることができるか? そして、その体験や気づきを仕事の成果や新たなイノベーションにつなげることができるか? それは都市から地方に仕事の場所を移せば自動的に得られるわけではありません。ワーケーション研究所では、そのために「質の高い体験・プログラム」と「効果測定」が不可欠であると考えています。
「体験の質の高さ」とは、流れる時間と空気の心地よさ、非日常的な体験の機会、「アハ!」という発見や気づきの瞬間などで感じられる価値です。そのような上質な体験とプログラムに支えられて、働く一人ひとりがリフレッシュし、自分らしさを取り戻し、自らの潜在力を発揮する場を得るなかで、「未来創造力」を培うことができると考えています。
また、ワーケーションによる価値を「希望的観測」や「根拠のない想定」で述べるのではなく、きちんと効果測定していくことで「見える化」することも重要であると考えます。社員を送り出す企業にとっても、費用対効果を測ることは必須です。ワーケーションの場を提供する地域にとっても、ワーケーションが地元経済にどのような価値を生み出しているのか、果たして住民の幸せにつながっているのかをモニタリングしていく必要があります。
私たちワーケーション研究所では、「質の高い体験・プログラム」と「効果測定」を両輪として、真の生産性・クリエイティビティ(創造性)・幸福度につながるワーケーション2.0を追求し、実現していきます。
1.質の高いプログラムと効果測定によって、「ワーケーションのトライアングル」(productivity - creativity - well-being)の向上に資するワーケーションのあり方の研究と実践
2.質の高いワーケーションのためのプログラム開発
3.ワーケーションの効果測定手法の開発
4.フィールド(熱海市)でのワーケーションの場の提供
5.ワーケーションに関わる自治体や地域、企業、個人の情報共有・共創のプラットフォームの提供
6.世界のワーケーションに類する取り組み事例や研究の収集・日本への紹介
7.日本のワーケーションの考え方や取り組み事例の世界への発信
8.内外のワーケーションに関わる研究者の共同研究の場やネットワーキングの機会の提供
■ 組織体制
所 長:枝廣淳子(イーズ代表取締役社長・幸せ経済社会研究所所長・未来創造部副代表)
副所長:小田理一郎(チェンジ・エージェント代表取締役社長)
副所長:光村智弘(熱海マリンサービス 未来創造部代表)
・イーズ・幸せ経済社会研究所:https://www.es-inc.jp/ https://www.ishes.org/
全体とりまとめ、プログラム開発、効果測定、国内外のネットワークおよび情報の収集と発信
・チェンジ・エージェント:https://www.change-agent.jp/
プログラム開発、効果測定
・熱海マリンサービス 未来創造部:https://mirai-sozo.work/
ワーケーションの研究ならびに実施のためのリアルの場と体験プログラムの提供
(連絡先)
〒413-0014 静岡県熱海市渚町7-5
熱海マリンサービス未来創造部内 ワーケーション研究所
電話:0557-85-0330
Mail: info(@)workationresearch.net
※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい
https://www.facebook.com/WorkationResearch
※ウェブサイトは現在準備中
■ 今後の活動予定
研究所のミッション5(ワーケーションに関わる自治体や地域、企業、個人の情報共有・共創のプラットフォームの提供)に向けて、今後「ワーケーション研究会」を主宰します。ワーケーションに関心のある自治体、企業、NGOその他組織、研究者、個人の皆さんとともに、情報共有や先進事例の視察等、研究を行っていきたいと考えています。
■ 本リリースに関するお問い合わせ
有限会社イーズ (担当:横山)
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1丁目19-10 PF浅草橋ビル 5F
電話:03-5846-9841
Mail:info(@)es-inc.jp
※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい
https://www.es-inc.jp/
~~~~~~~~~プレスリリースここまで~~~~~~~~~
ワーケーション研究会の詳細は、ウェブサイトの公開時にお伝えしようと思います。「興味がある!」「参加したい」「詳細が出たら知らせてほしい」という方は、こちらまでご連絡ください。詳細が決まり次第、ご案内を送らせていただきます。
edahiro(@)es-inc.jp
※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい
コロナ渦でさまざまな新しいライフスタイル・ワークスタイル、価値観、意識が広がっています。そういった変化を、本当に持続可能で幸せな次の社会につなげられるよう、精いっぱい考え、試行錯誤しながら進んでいきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。