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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2021年06月19日

「世界で最も持続可能な企業100社」にランクインした日本企業5社はどこ?(2021.06.19)

大切なこと
 

6月30日に、「企業と地域の連携~ニーズと現状、成功要因と阻害要因とは」というセミナーを開催します。

地域支援、新事業開発、人材育成など、さまざまな目的で地域と連携したいと考える企業が増えています。地域の側も、人口減少の影響もあり、新たなアイディアや動ける人々、資金、技術などを求めて、多くの自治体や地域が企業との連携を模索しています。地方創生、SDGsやESG投資なども、「企業と地域の連携」の大きな原動力となっています。

ところが、地方創生ブームの時期に多くの連携協定が結ばれたにもかかわらず、「企業と地域の連携」の成功事例はそれほど多くはないと言われています。なぜなのでしょうか? そもそも、企業や地域は何を求めて連携を模索しているのでしょうか? 思いはあっても実績につながらないのは、何が足りないのか、何が障害になっているのでしょうか? うまくいっている連携に共通する"成功要因"とは何でしょうか? 

昨年度、私が代表を務めるイーズでは、20年前から「ゼロ・ウェイスト」を掲げてまちづくりを進めてきた徳島県上勝町から委託を受けた一般社団法人「ゼロウェイスト・ジャパン」の調査のお手伝いをしました。「ゼロ・ウェイスト・ジャパン」は、行政民間領域の双方でステークホルダーとともに「ゼロ・ウェイスト」を実践する機会の創出支援を行っている団体です。

これまで数値化することが難しかったゼロ・ウェイストのソーシャルインパクトを測定し、ゼロ・ウェイスト事業の成果や企業及び事業連携のメリットを明らかにすることを目的としたものです。具体的には、町内外の企業や有識者へのアンケートおよびヒヤリング調査、メディア分析調査などをおこない、今後の方向性や施策の提案につなげました。

この調査から、ゼロ・ウェイストや上勝町に限らない、「企業と地域の連携」の現状や問題意識、成功要因や阻害要因についてもいろいろなことがわかりました。そこで、この知見を日本全国の地域や企業のお役に立ててほしいと思い、上勝町およびゼロ・ウェイストジャパンの了解を得て、調査結果から「企業と地域の連携」に関する知見を広く伝えるセミナーを開催することにしました。

また、今回の調査で有識者としてヒヤリングに答えてくださった島根県海士町・風と土との阿部裕志代表にもオンラインで登壇いただきます。調査結果を見た上で、「実際のところはどうなのか」を、地域と企業をつなぐ活動をされている阿部さんにお話しいただきます。 地域にとっても企業にとっても、貴重な学びや気づきにつながるめったにない機会です。どうぞご参加下さい!


■開催日時:6月30日(水)19~21時(開場は18時30分頃を予定)

■開催方法:熱海市にあるリアル会場とWeb会議システム(Zoom)を使ったオンラインセミナーとの同時開催になります。

※お申込みサイトがそれぞれ異なりますのでご注意ください。

※お申込みいただいた方に、それぞれ開催前日までに詳細をご案内いたします。迷惑メール等に入らないよう、ご注意ください。

■リアル会場:株式会社未来創造部 未来ビル2階
 (熱海市渚町7-5 エムズ熱海ビル)※定員16名
地図はこちらを→https://goo.gl/maps/8cFXdp78GdPpXeF79

■オンライン会場:Zoomのシステムを使います(お申込みされた方に詳細をお知らせします)

■参加費:リアル会場 1320円(税込)オンライン会場 1650円(税込)

■プログラム(予定)
・枝廣からの調査報告
・阿部代表との対談
・全体質疑応答

■オンラインゲスト:株式会社風と土と 代表 阿部裕志氏
プロフィールはこちらをご覧ください
https://kazetotuchito.jp/#overview

■進行&聞き手:枝廣淳子(株式会社未来創造部代表、幸せ経済社会研究所所長、大学院大学至善館教授)

■主催:株式会社未来創造部  共催:有限会社イーズ

※「オンライン参加」のお申し込みはこちらからどうぞ

※「会場参加」のお申し込みはこちらからどうぞ

※当日は、会場でのリアル参加とオンライン参加のハイブリッド型で運営します。会場でのリアル参加は三密を避けるため、少人数の定員制です。

※STORESのサイトからのお手続きが難しい場合は、以下のメールまたはお電話でご連絡ください。

株式会社未来創造部
(営業時間:午前9時~午後5時)
メール:info(@)mirai-sozo.work
    ※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい
電話:0557-48-7898


自分自身が熱海という実際のフィールドで活動していて思うのは、「企業と地域との連携」「社会課題の発見と解決」など、言うのは簡単だし、だれも反対しないことだけど、それを実際に行おうとすると、本当に大変!ということです。地道な作業ややりとりの積み重ねがなくては、「連携」も「発見」も、ましてや「解決」などできません。

でも地道な作業ややりとりを積み重ねていても、連携や発見や解決ができない場合もよくあります。せっかくやるなら、どうすれば効果的に実際に進めていけるのか? 熱海でもまさに実験継続中です。(それをいっしょに進める場とプロセスとしてATAMI社会課題ラボを設けました)
https://mirai-sozo.work/atami-social-issues-lab/index.html

並行して、調査でわかったこと、これまでの取り組みからわかったことを少しでもお伝えして、効果的な「変化のつくりかた」につなげてもらえたら、と願っています。


月1回の読書会で「幸せ・経済・社会」について考える作業も続けています。6月28日(18:30~20:30)のオンライン読書会では、 『「利他」とは何か』を取り上げます。

CSRやSDGs、ESG投資などの本質を考える上でも役に立つのではないか、と思い、この書籍を選びました。さまざまな意味で現在の社会や今後の世界のキーワードの1つ、「利他」。わかっているようでよくわからないこの概念や意味合いをじっくり考えてみませんか。
https://peatix.com/event/1931400


さて、本題です。「世界で最も持続可能な企業100社」に、日本からは5社がランクイン、3社が50位内に位置していることをご存じでしたか? どの企業だと思いますか?

幸せ研のニュースからご紹介しましょう!

~~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~

「世界で最も持続可能な企業100社」に、日本からは5社がランクイン、3社が50位内

"持続可能性に関する雑誌の出版やリサーチを行うコーポレート・ナイツ社は2021年1月25日、企業の持続可能性に関する業績のランキング『The 2021 Global100(世界で最も持続可能な企業100社)』を発表しました。

2021年版の1位はフランスのシュナイダーエレクトリック(産業複合企業)、2位はデンマークのオーステッド(発電会社)、3位はブラジルのブラジル銀行(金融機関)でした。

日本企業のトップは16位のエーザイです。その他ランクインしたのは、シスメックス(32位)、コニカミノルタ(41位)、積水化学工業(51位)、武田薬品工業(71位)の5社。企業数は2年連続で減少しましたが、50位内にランクインした数は昨年の1社から3社へ増えました。

なお、今年のランキングの対象は、2019年の売上が10億ドル以上の企業です。100社を選ぶにあたり、まずは、環境に深刻な被害を与えていないか、深刻な人権侵害をしていないかなど21の基準でスクリーニングが行われました。このプロセスを経て選ばれた343社について、環境、社会、ガバナンス、経済の4分野の合計24のKPI(重要業績評価指標)を用いて順位が付けられ、上位100社が「世界で最も持続可能な企業100社」として発表されました。

今年の特徴は、新型コロナウイルス感染と「ブラック・ライブス・マター(BLM)」運動の影響が指標に反映されたことです。具体的には、有給休暇の付与状況や役員や幹部の多様性に関するKPIが追加されました。

The 2021 Global100について詳しくはこちら(英語)
https://www.corporateknights.com/reports/2021-global-100/"

~~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~

幸せ研のニュースから、あと5本、お届けします。皆さんはどの記事にいちばん興味を持たれるでしょうか。

~~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~

●コロナ禍で広がるフードシェアリング
https://www.ishes.org/happy_news/2021/hpy_id002883.html"(シェアラブルより)

コロナ禍で雇用の喪失や学校の閉鎖などの煽りを受け、日々の食事に困る人が急増する中、世界各地でフードシェアリングの画期的な取り組みが現れています。その中から3つの取り組みを紹介します。

アプリで気軽にフードシェアリング――オリオ(Olio)、ロンドン/英国
フードシェアリングのアプリ「オリオ」は、余った食べ物を分け与えたい人とそれを必要とする近隣の人とをつなげて食料廃棄をなくす目的で、2015年に運用が開始されました。このアプリは無料・匿名で気軽に利用できます。パンデミックが起こると、仕事を失うなどして食事に困る人が増加する一方、外出制限などで時間にゆとりができて食料廃棄を意識する人が多くなったため、アプリの利用が最も増えたといいます。

ホームレスに健康的な食料を届けたい――エッセンシャル・ファム(Essential-FAM)、オークランド/米国
エッセンシャル・ファムはカリフォルニア州オークランドにあるホームレスのテント村に健康的な食料などを届けています。もともとは学校給食の余剰食料を利用していましたが、学校が閉鎖されてからは、地元の農家やコミュニティグループからの寄付で賄っています。レストランの多くが店を閉めたために、行き場を失った多くの食材にも着目。プロのシェフも一役買っています。

始まりはご近所付き合い――グロー・フリー(Grow Free)、ストラサルビン/オーストラリア
グロー・フリーの活動が始まったのは2013年。南オーストラリア州のストラサルビンで、家庭菜園の愛好家が有機野菜を近所に配ったことがきっかけでした。今ではオーストラリア各地に約300の棚が用意されていて、善意で置かれた家庭菜園の農作物を、誰もが無料で持ち帰ることができます。

※この記事は2020年10月にShareableに掲載されたRuby Irene Pratka氏による記事(Sharing to create more food secure cities during COVID-19)の要約です。

この記事の原文はこちら(英語)
https://www.shareable.net/sharing-to-create-more-food-secure-cities-during-covid-19/"


●収入保障制度に追い風:ツイッター社CEOジャック・ドーシー氏が1500万ドルを寄付!https://www.ishes.org/happy_news/2021/hpy_id002880.html
(Mayors For A Guaranteed Incomeより)

誰もが最低限の収入を得られる「収入保障制度」を推進する全米市長のネットワーク組織「Mayors For A Guaranteed Income(収入保障制度のための市長の会:MGI)」は、ツイッター社CEOのジャック・ドーシー氏から、2020年7月の最初の寄付300万ドルに続き、12月に2回目の寄付1500万ドル(約15億6,000万円)を受けました。

こうした新たな寄付は、所得保障の実証実験の開始・普及を目指しているコロンビア市、ロサンゼルス市を初めとする25以上の都市に、すでに割り当てられています。

市長として初の所得保障実証実験を実施し、MGIを設立したカリフォルニア州ストックトン市のマイケル・タブス市長は、「コロナ禍で国が危機に瀕している今、新しいニューディール政策を起こす時だ。収入を保障することで、これまでの条件付き給付金を超えた、人種的、経済的な公正に取り組む社会的セイフティーネットが必要だ。」と語っています。

ロサンゼルス市長のエリック・ガルセッティ氏は、「この寄付は、『困っている家庭を直接援助することが、市全体の経済、コミュニティ、家庭の安全保障を高めることになる』という、シンプルだが革新的な考えに対する贈り物だ」と語っています。

またMGIは、こうした実証実験に加え、連邦レベルでの現金ベースの政策も推奨しています。この寄付によって、MGIが全米で築いている気運が加速され、市長の中には実証実験をすでに始めたり、これから始めようとする人が増えています。

この記事の原文はこちら(英語)
https://www.mayorsforagi.org/pressroom/2020/12/mayors-for-a-guaranteed-income-receives-15-million-grant-from-jack-dorsey
参考:収入保障を推進する市長の会について(日本語)
https://www.ishes.org/happy_news/2020/hpy_id002807.html"


●インフルエンサーという大きな協力者を獲得して、あなたの活動を盛り上げようhttps://www.ishes.org/happy_news/2021/hpy_id002879.html
(シェアラブルより)

あなたの活動を盛り上げたいとき、コミュニティ組織づくりや資金集め、アドボカシー(権利擁護や主張)を進めるために、SNSで情報を発信して社会に大きな影響を与える「インフルエンサー」のネットワークを活用するにはどうすればよいでしょうか。インフルエンサーと企業ブランドをつなぐプラットフォーム企業「インフルエンシャル」のライアン・デタートCEOから得たアドバイスを抜粋して紹介します。

1.協力者を見つけよう
あなたの活動と相性の良いインフルエンサーを見つけて、慎重に評価する。例えば、そのインフルエンサーはあなたの活動だけを支持しているだろうか? それとも複数の活動に人々の関心を集めようとしているのではないだろうか?

2.協力者を確かめよう
フォロワーが大勢いて、あなたの活動のサポーターであっても、その人が最適な協力者だというわけではない。投稿に対して多くの反応を得ていて、活動のイメージを損なわないコンテンツや、審査などを受けて認証されたアカウントを持つインフルエンサーを探そう。

3.ムーヴメントをつくろう
活動についてより多くの人に知ってもらうのに最も良い方法は、人々に参加してもらうことだ。インフルエンシャルは2020年夏、選挙登録を促す『ロック・ザ・ヴォート』のキャンペーンに携わった。まずコンサートで人々の関心を引き、インフルエンサーが選挙登録を呼びかけるメッセージを広め、フォロワーに拡散するよう頼んだ。そして20万人以上を登録させることに成功した。

デタート氏は、他人のためを考えていて、特定の活動に興味を持つインフルエンサーなら、大抵より行動を起こしそうなフォロワーがついている、と語っています。


※この記事は2020年12月にShareableに掲載されたElizabeth Carr氏による記事(How to work with a social media influencer to advance your cause)の要約です。

この記事について詳しくはこちら(英語)
https://www.shareable.net/how-to-work-with-a-social-media-influencer-to-advance-your-cause/"


●中南米・カリブ地域:CO2排出実質ゼロの経済で2030年までに1,500万の新規雇用創出
https://www.ishes.org/happy_news/2021/hpy_id002871.html

国際労働機関(ILO)は2020年7月29日、中南米・カリブ地域がCO2排出実質ゼロの経済へ移行すると、2030年までに1,500の新規雇用が創出されるとする報告書を、米州開発銀行(IDB)と共同で発表しました。

『中南米・カリブ地域におけるCO2排出実質ゼロ未来の雇用(Jobs in a net-zero emissions future in Latin America and the Caribbean)』と題された報告書によると、排出実質ゼロの経済への移行で、化石燃料による発電、化石燃料の採掘・採鉱、動物性食料生産の分野で750万の雇用が失われます。一方、その数を優に上回る2,250万の雇用の機会が、農業、植物性食料生産、再生可能電力、林業、建設、製造の分野で生まれることもわかりました。

同報告書ではまた、この種の報告書としては初めて、植物性食料を増やしつつ肉や乳製品の消費を減らすという、より健康的で持続可能な食生活への移行が、雇用創出や地域固有の生物多様性への負荷軽減につながることにも光を当てています。このような移行により、畜産、養鶏、酪農、漁業で430万の雇用が失われるものの、農業食品分野ではフルタイム労働者換算で1,900万の雇用が創出されるとしています。

中南米・カリブ地域は、豊富な資源があり人口圧力が比較的低いため、排出実質ゼロの経済への移行に恵まれた状況にあるが、雇用の創出、不平等の削減、持続可能な開発目標の達成につながる排出実質ゼロの経済実現に向けた長期戦略を策定するには、民間部門・労働組合・政府間の社会的対話も不可欠とも報告書は指摘しています。

この記事のプレスリリースはこちら(英語)
https://www.ilo.org/global/about-the-ilo/newsroom/news/WCMS_752088/lang--en/index.htm
この報告書の原文はこちら(英語)
https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---americas/---ro-lima/documents/publication/wcms_752069.pdf"

~~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~

最後に、明日は父の日ですね!

がんばれ、熱海!【おいしくコロナ支援】名物珍味が勢ぞろい!父の日ニコニコおつまみセット販売中です!
https://mirai-sozo.work/topics/011016.html

1年前からスタートした「海からの贈り物プロジェクト」。たくさんの方にご支援いただき、応援している宇田水産さんもなんとか営業を継続させたいと、毎週末、マリンスクエアcafeの店頭で美味しいお魚を振舞ってくれています。しかし、熱海のホテルも旅館も飲食店もなかなかコロナ危機の闇から抜けられずにいるのが現状です。

そこで、「おいしくコロナ支援」では、今回、父の日ギフトとして、お酒にあいそうなおつまみを集めました。お父さんもニコニコ、漁業関係の方もニコニコになる2,500円のセットです。もちろんお父さんだけなく、自分へのご褒美にも! みんなでニコニコしちゃいましょう!

一番のおススメは今が旬の豆アジの干物、10枚! これまで地元熱海で消費されることが多かったのですが、コロナ禍ではその消費すら減少、行き場を失ってしまいました。宇田さんはこのわずか10cm未満の小さな豆アジを一枚一枚さばいて干物にしています。さっと焼くだけで、丸ごと全部美味しくいただけます。

中身の詳細や写真、お申し込みはこちらをご覧下さい。ぜひ"おいしい支援"をよろしくお願いします!
https://mirai-sozo.work/topics/011016.html

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