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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2021年11月02日

ブルーカーボンプロジェクトの活動に向けたクラウドファンディングをスタートしました!(2021.11.02)

新しいあり方へ
温暖化
 

明日、11月3日(水)13~15時、ブルーカーボンネットワーク設立記念シンポジウムを開催します(参加無料)。詳細やお申し込みはこちらからご覧下さい。
https://mirai-sozo.work/topics/011160.html

すでに150名を超える方にご登録いただいており、心強く思っています。当日の朝10時までお申込み可能ですので、関心のありそうなお知り合いなどにもぜひご案内いただけたらうれしいです。


また、本日、ブルーカーボンプロジェクトの活動資金を集めるクラウドファンディングがスタートしました!

★★【豊かな海を取り戻す】温暖化を止めるブルーカーボンの取り組みを熱海から広げたい!★★

クラウドファンディングでは、「スタートダッシュ」が重要だそうです。
スタートダッシュで良い感じで集まると、Webの上部に掲載され、さらに多くの方に知っていただき、支援いただける、という好循環が回り始めると言われています。ぜひこの好循環を私たちのプロジェクトでも創り出したく、皆さんのお力をお借りできたらと願っています。

クラウドファンディングは資金調達はもちろん重要ではありますが、なによりこのブルーカーボンのプロジェクトを盛り上げていきたい、まずはひとりでも多くの人に知ってもらいたいと思っています。

自分にとってもクラウドファンディングは初めてなので、ドキドキ・ワクワクです。このような内容で資金集めを頑張りますので、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~


【豊かな海を取り戻す】温暖化を止めるブルーカーボンの取り組みを熱海から広げたい!

藻場やマングローブを再生し、海の豊かさを取り戻すと同時に、海洋生態系が吸収・固定する二酸化炭素を増やすことで、温暖化対策につなげる「ブルーカーボン」の取り組みが世界中で広がっています。この取り組みを日本でも加速・広げるためのプロジェクトです。

<はじめに・ご挨拶>

はじめまして。静岡県熱海市で活動する株式会社未来創造部の枝廣淳子です。

周囲をぐるりと海に囲まれた海洋国家・日本。現在、私たちの海は温暖化による水温上昇や海洋プラスチック汚染、「磯焼け」と呼ばれる藻場の消失など、危機的な状況にあります。海洋の変化は、漁業者や海産物を扱う事業者、沿岸地域社会だけでなく、私たちの食にも影響を与えています。

「温暖化対策」と「海の豊かさを取り戻すこと」――この2つは私たちの直面する課題の中でも最重要課題の2つと言えるでしょう。

この2つの課題の両方に効く取り組みがあることをご存じでしたか?

それが「ブルーカーボン」なのです!

日本でも横浜や福岡など、すでに取り組みを行っているところもあります。私たちも地元・熱海で取り組みを始めました。これから始めようとしている地域、検討中の地域もありますが、みんなそれぞれで取り組んでおり、効果的なやり方をそれぞれが試行錯誤しています。

そこで、ブルーカーボンに関する取り組みやさまざまな技術、制度をつなぐプラットフォームを作り、情報共有と発信することで活動を加速させたい。同時に、次世代への環境教育を通じて、日本の藻場の再生・ブルーカーボンの取り組みを広げたい。そのために、皆さんのお力をお借りしたいのです。


<このプロジェクトで実現したいこと>

このプロジェクトでは大きく2つのことをめざしています。
一つはブルーカーボンの取り組みを実現していくための地域・プレーヤーをつなぐ支援、もう一つはブルーカーボンの取り組みを広げる支援です。そのために、以下の4つを実現をめざします。

1.ブルーカーボンネットワークの構築
ブルーカーボンや藻場再生に取り組む地域や自治体、温暖化や海の生態系などに関心を寄せる市民、ブルーカーボン・クレジットやブルーファイナンス等の動きを知っておきたい企業、ブルーカーボン関連の技術を開発・販売している企業等をつなぐ場と会員制度を構築し、情報共有・共創の場をつくります。

2.次世代へ豊かな海をつなぐ取り組み
ネットワークの力を活用して、最初の2年間で全国の小中学校20校にオンライン(もしくは熱海市)にて出前授業を行います。その後、100校まで増やしていきたいと考えています。温暖化や海の生態系、海洋プラスチック汚染などの問題、および、豊かな海を取り戻すブルーカーボンの取り組みについて、次世代にしっかりと伝えます。

3.情報発信のためのウェブサイトの構築
ブルーカーボンに関する基礎的な情報のほか、国内外の取り組みや、取り組みを進める上で参考になる技術・支援制度などについて調査・インタビューなどを行い、ウェブサイトで情報発信をします。

4.シンポジウム・セミナー、現地見学会の開催
藻場の大切さやブルーカーボンについて、ひとりでも多くの方々に知っていただき、活動・支援していただけるよう、シンポジウムやセミナー、現地見学会などを通じて、意識啓発の活動に力を入れます。


<プロジェクトに挑戦しようとした理由>

かつて、日本の海にはさまざまな海草や海藻が豊かに広がっていました。そういった藻場は、魚の産卵場所や餌場・逃げ場を提供することで、海の生態系にとっても、漁業にとっても、大事な役割を果たしていました。

ところが、各地で「磯焼け」と呼ばれる現象が進行し、藻場の減少や消滅が進んでいます。海の生態系にとっても、漁業者にとっても、困った状況となっており、藻場を再生しようという取り組みが進められている地域もあります。

藻場の再生は、漁業のみならず、温暖化対策としてもとても重要だと考えられるようになってきました。

海の中で海草や海藻は生長する際に、二酸化炭素を吸収します。この海洋生態系に蓄積される炭素は「ブルーカーボン」と呼ばれ、陸上の森林(グリーンカーボン)と同じく、すでに排出されてしまった二酸化炭素を吸収・除去するものになるのです。この取り組みが世界で注目され、広がっています。

私たち、未来創造部では熱海の海域で、漁業組合や行政の許可を得て、藻場の再生・ブルーカーボンの取り組みを進めています。しかし、すべてが手探りで、知り合いをたどって、同様の取り組みをしている方々に何とかつながって、教えを請うている状況です。藻場の調査や観察に関わる技術や手法も、試行錯誤しています。

現在、こういったブルーカーボンに関わる様々な主体の様々な取り組みは、まだ個々独立して行われていることが多く、残念ながらまだ「お互いから学びあうことで効果的に進める」状況にありません。

幸いなことに、少しずつ活動環境もかわりつつあります。これまでは潜水するしかなかったやり方も、現在は、水中カメラや水中ドローンなどの技術も進展しつつあります。また、政府や自治体も、ブルーカーボンに注目しつつあります。

そこで、各地の取り組みや様々な技術、制度をつなぐプラットフォームを作ることで、日本の藻場の再生・ブルーカーボンの取り組みを加速したい! 広げたい!—そのためのプラットフォームを作りたいと考えました。そうすることで、これから藻場の再生やブルーカーボンの取り組みを進めようという地域のお役にも立てると思っています。

各地の取り組みをつなぎ、情報を共有し、お互いに学びあい、刺激しあい、支えあって、それぞれの取り組みを進めると同時に、より効果的・効率的な藻場再生・ブルーカーボンの取り組みのための技術や制度にもつながる場になればと考えています。

さらに、日本の活動を世界へ、また世界の最新動向を国内に伝えることで、日本のみならず世界のブルーカーボンの動きも支援できると思います。

現時点で、「ブルーカーボン」について知っている人々はあまり多くないかもしれません。一方、温暖化の被害に心を痛めたり、何とかしなくては、と思っている人は増えています。ウェブサイトでの情報発信や、シンポジウム・セミナー、見学会、次世代への環境教育などを通じて、藻場の大切さやブルーカーボンについての理解をひとりでも多くの方々に持っていただけるようにしていきたいと考えています。


<ブルーカーボン熱海モデルをめざしています!>

熱海市に拠点を置く株式会社未来創造部では、ブルーカーボンの取り組みを通じて、温暖化対策だけでなく、漁業や観光を通じた地元経済への支援、環境教育への実践等、地域循環共生圏の実現をめざしています。

このモデルを他の地域でも活かしていただけるよう、日々活動を展開しています。


<資金の使い道>
<実施スケジュール>
<リターンのご紹介>
については、こちらから直接ご覧ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/514844


~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~

500円からご支援いただけます!

ぜひ多くの方にサポートいただき、少しでも<海の豊かさ×温暖化対策>の取り組みを知っていただき、取り組みが広がれば!と思っています。精いっぱい頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

 

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