No. 2843 (2022.08.16)で、下川町の「ケータのケータリング」のお話をお届けしました。
https://www.es-inc.jp/insight/2022/ist_id012206.html
私もお手伝いした「2030年における下川町のありたい姿」、とてもわかりやすく読みやすく掲載されています。まちのビジョンの伝え方のよい例の1つと思います。
https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/kankyoumirai/sdgs/
そして、今年度は「ゼロカーボンシティ」をめざしての取り組みをお手伝いしています。
町民向けの勉強会のようすを、下川町公式 note からどうぞ!
「ゼロカーボンとは?友達に説明できるようになる町民勉強会開催」
https://shimokawa-town.note.jp/n/nfaa75f4d9f1d
いつも下川町がすごいなーと思うのは、単発のイベントやプロジェクトがうまくいく、というのではなく、環境モデル都市の頃からずーっと、次々とプロジェクトを生み出し、いろいろな展開につながりながら、元気に走り続けていることです。
もちろん、いろいろな課題やチャレンジはありますが、1つずつ乗り越えようと取り組みを進めています。町役場だけでなく、町民のみなさんの元気で前向きでどんどん動いていくようすも素敵です。
まちづくりをお手伝いする中で、「いろいろな課題があっても、次々と取り組みを生み出し続けるしくみ」があるかどうかが大事だと思うようになりました。"社会的な装置"、"プラットフォーム"といってもよいかもしれません。それがないと、単発で終わったり、だれかがいなくなると止まってしまったり、してしまうからです。
私は今年の7月に下川町応援大使を拝命し、今年度もお手伝いをさせてもらっていますが、私がファシリテータとしてご一緒する町の「第3回SDGs推進町民会議」にあわせて、私と一緒に下川町を訪問して、下川町がさまざまな施策をどのようにして推進しているのか? いったいどんな「しくみ」や「プラットフォーム」をつくっているのかを学ぶ3日間のツアーを10月上旬に開催しました。
定員16名のツアーはメールニュースでご案内する前に満席となり、満足度の平均は5点満点の5点と、参加者のみなさんの満足度の高いツアーとなりました。
参加者からいただいた感想コメントです。
https://www.guardiantour.com/voice
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○プレゼンによる学習、ワークショップ、見学の時間配分のバランスが良く、短時間で総合的に下川町について学ぶことができた。
○町民会議と勉強会にオブザーバー参加できたことも貴重な体験だった。
○2日目午後の現地視察ツアーとご担当者の説明が良かった
○枝廣さんからのポイント解説・役場職員さんの姿勢・町民のホスピタリティ・現在進行形の施策(町民会議や町民学習会)の見学が良かった
○ツアー価格について、5万円を超えると申し込みのハードルが上がる感覚がありますが、実際に参加してみて、2泊3日の宿泊等やワークショップなどを考慮すると、体験する側にとってはとてもお得な内容だなと思いました。
○実際に町の人たちのお話を伺えたことがとてもよかったです。外から見ただけではわからないストーリーがたくさん聞けたのが収穫です。
○役場の方が視察にも常に同行してくださり、質問に対応してくださったのが、とてもよかったです。
~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~
「日程が合わなかった」「知っていたら行きたかったのに」というリクエストをいくつもいただき、もう一度開催することにしました!
今年度最後の下川町ツアーとなります。森林経営やSDGsをベースとする下川町のまちづくり、次々と動きを生み出す"装置"にご興味のある方、ぜひお見逃しなく!
環境負荷のLCA(ライフサイクルアセスメント)や、地域経済の産業連関表などを手掛ける、イーズの関連会社のグリーン・ガーディアン社との共催です。
https://www.guardiantour.com/shimokawatour
~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~
環境未来都市やSDGs未来都市に選定され、さらにゼロカーボンシティ宣言も行っている下川町。
それぞれの事業を進める中、どのようなプロセスで推進しているのか?
住民との理解はどのようにして得ているのか?
テーマごとにレクチャーを行いながら、下川町ならではの進め方が学べます。
(参考までに下川町の取り組みを簡単にまとめてみました!資料はコチラ。)
https://www.guardiantour.com/shimokawatour からご覧下さい
今回アテンドを担当するのは、下川町のまちづくりを5年以上お手伝いしてきた下川町応援大使の枝廣淳子さんです。
~ 枝廣さんからのメッセージ ~
多くの方に下川町の魅力とその持続性の秘密を知っていただきたいと思っていました。
普通のツアーでは行けない場所に行き、会えない人に会い、知ることのできないヒミツを体感して頂けることを楽しみにしています!
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レクチャーでは実際に下川町の抱える課題をテーマに、町民の方を招いたワークショップを実施! 普通では絶対に体験できないワークショップを下川町という現場で肌感覚で学べます。
先着16名様限定の超少数限定ツアーは、おひとり様 49,800円(税込)、11月24日(木)~26日(土)に開催決定です! 是非ご参加下さい。
~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~
今回も谷町長みずから、下川の歴史や政策、今後の展望を語ってくださる予定です。環境モデル都市からSDGs未来都市へ、ずっとフロントランナーでありつづける下川町の強みを支えるものを、担当職員さんの詳しいお話や本音トーク、「ケータのケータリング」のケータさん、女性グループ「りくらしネット」の事務局ゆっこさんなどのお話を通して感じ、知ることができます。森林からバイオマスエネルギーまで、町の森林・産業・エネルギーの流れをたどる視察も好評ですし、全国からの参加者との交流も魅力の1つです。
詳細やプログラムの内容、お申し込みは、こちらからご覧下さい。
https://www.guardiantour.com/shimokawatour
定員は16名ですが、残席8となっています。みなさんのご参加をお待ちしています!
グリーン・ガーディアン社が旅行を手掛けることができるようになったため、このようなツアーが可能となりました。同社の旅行業に寄せる思いはこちらをどうぞ。
https://www.guardiantour.com/aboutus
また、来週25日に開催される環境省の「地域循環共生圏フォーラム2022」のオープニングで、地方創生・地域循環共生圏の取り組み事例や、持続的な取り組みを支える"装置"や"しくみ"について、お話しさせていただきます。本日21日17時が〆切のようなので、ご興味がある方はぜひどうぞ。
◆9:30~10:20
オープニング「好循環のまちづくり~地域課題を解決し、地域を元気にする!~」
登壇:大学院大学至善館教授、株式会社未来創造部代表取締役、幸せ経済社会研究所所長
枝廣 淳子氏
対談:環境省地域循環共生圏推進室長 佐々木 真二郎 氏
プラットフォームコーディネーター 高橋 真寿美 氏
~~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~~~~~
2022年10月25日(火)に「地域循環共生圏フォーラム2022」を開催します!
「地域循環共生圏づくり」において地域や企業の皆様にとって、これからの取組へのヒントとなるような地域循環共生圏の最新の取組を様々な視点からご紹介します。
まだ申込に間に合います!ぜひ奮ってご参加ください!
【日 時】2022年10月25日(火)9:30~16:30(予定)
【場 所】オンライン開催(Zoom)
【主 催】環境省
【参加費】無料(事前申し込み制)
【定 員】各分科会300名程度
【申 込】お申込みはこちらの専用フォームから https://forms.office.com/r/KDtFYxP4su
【申込締切】2022年10月21日(金)17時
※お申し込みいただいた方には、各分科会の参加URLを掲載したパンフレットを事前にお送りします。
【詳 細】本フォーラムの詳細はこちらから
https://www.facebook.com/events/2593785687424125
※登壇者をアップデートしました!
【プログラム】http://chiikijunkan.env.go.jp/pdf/forum2022.pdf
※登壇者をアップデートしました!
~~~~~~~~~~~~~ご案内ここまで~~~~~~~~~~~~~~
最後に、きっとご興味のある方がいらっしゃると思い、読書会のご案内です。
10月25日(火)開催 『時間についての十二章』を読む
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10月の幸せ研読書会は、『時間についての十二章』(内山節著)を課題書に取り上げます。
永遠のテーマ、「時間」。
私は大学の卒業論文で「時間」をテーマに取り上げるなど、ずっと「時間」というものに関心を寄せ、考え続けてきました。その私にとって、本書は「マーカーだらけ」の1冊です。
著者は本書の中で、次のように述べています。
~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~
人間の存在のなかに流れている時間とは何か、それはいかに変容してきたのか。
自然の存在とともにある時間とは何か。現代社会における時間とは何か.それらのことがわからないのに、どうして私たちは人間や自然、社会についての議論を深めることができようか。
~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~
「里山の時間」、「関係的時間と客観的時間」、「近代社会の時間」、「非構造の時間」など、全12章のさまざまな時間の存在について、哲学者の内山節氏が現代文明に提起する課題と、それらを整理する枠組みとは?
本書を読み込めば、どうして孤独な人が増えているのか、自然破壊が止まらないのか、その「構造」が見えてきます。そしてそこからの脱出法として内山さんが示してくれているものを、どうやって現実化できるか、小さくても試して実験していけないか、すでにそんな取り組みがあるのではないか、といった議論を繰り広げたいと思います。
毎日がせわしなく追い立てられるように過ぎていくのはなぜか。それもわかってきます。
せわしい毎日のなかでも、いえ、毎日がせわしいからこそ、一緒に問題の構造を理解し、どうすればよいのか、じっくりと議論して考えを深めませんか。
みなさんのご参加をお待ちしております。
https://www.ishes.org/news/2022/inws_id003095.html
こちらも残席ありますので、ぜひどうぞ。システム思考とTOC(変化の理論)を一度に学ぶことができます!