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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2024年01月20日

この1年を振り返って持続可能性は?

大切なこと
 

前号でご案内した、2月26~28日開催の「上勝町SDGsツアー」、残席6となりました!
https://www.guardiantour.com/kamikatsuchoutour

ふらりと行っただけではわからない、"内側から学べる"貴重な機会です。全国から参加される方々との交流も楽しみです。ご関心のある方、ぜひお早めにどうぞ!

現地でも見学させてもらいますが、上勝町では「プラごみ」も何種類にも分別して回収しています。全部で45分別! ずらーっと回収箱が並んでいるようすは迫力があります。

そのつながりで、12月11日付ガスエネルギー新聞に掲載されたプラスチックについての原稿をお届けしましょう。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~

プラスチック条約

温暖化に対するパリ協定はよく知られていますが、プラスチック問題についても国際条約の準備が進められていることをご存じですか。2022年2~3月に開催された第5回国連環境総会で、海洋プラスチック汚染をはじめとするプラスチック汚染対策に関する法的拘束力のある国際文書(条約)を議論するための政府間交渉委員会を立ち上げることが決議されました。今年9月には条文案の議論が始まり、来年末の合意を目指し、交渉が続けられています。

プラスチック汚染に関する国際的な目標としては、2019年のG20大阪サミットで「2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにする(新たな汚染を増やさない)」ことが合意されていましたが、今年5月に広島で開かれたG7サミットでは「2040年までに追加的なプラスチック汚染をゼロにする」ことが合意されました。目標を10年前倒しにし、対象も海洋だけでなく、陸上や大気を含めたすべての環境となっています。こうした目標を設定することは重要ですが、同様に重要なのは、その達成のために各国の取り組みを進めること。そのために国際条約を作ろうとしているのです。

世界では、昨年ノルウェーやルワンダなど20カ国が「プラスチック汚染をなくす高い野心連合」を立ち上げ、「2040年ゼロ」目標を掲げています。現在は50カ国以上が参加し、日本政府も今年5月に参加を表明しています。

条約では、プラスチックの生産から消費、廃棄までのライフサイクル全体が対象となりますが、実際にどうやって目標を実現するのか、国による制度や状況の違い、途上国の支援をどうするかなど、課題山積の状況です。しかし温暖化と同じく、世界中の国が取り組まない限り解決できない、グローバルな問題なのです。

プラスチックは軽量で耐久性があり、好きな形に成形できる上、安価に生産でき、添加剤を混ぜることで望む特性を持たせることができるという、夢のような素材です。だからこそ、あらゆるところで使われるようになりました。私たちが身につけているものや部屋にあるものを見ても、日々どれほどプラスチックのお世話になっているかがわかるでしょう。

プラスチック問題とは、政府や条約が何とかしてくれる問題ではなく、私たち1人ひとりのライフスタイルや、企業各社のビジネスモデルや環境問題への意識・取り組みに関わる問題なのです。

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~

熱海の未来創造部では、海や海岸というフィールドを活かした体験型のSDGsスタディツアーを開催しています。企業研修などのプログラムにも組み入れています。
https://mirai-sozo.work/program/sdgskensyu.html

昨年秋に、このような熱海での企業研修を受講された方々を対象に、熱海市の委託で「熱海市企業研修効果」調査を行いました。とても励みになる結果でした! 先日プレスリリースを出したので、ご紹介します。企業研修の担当の方々向けの体験ツアーも行います!

グラフはこちらからご覧下さい。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~

【プレスリリース】熱海での研修、「仕事によい影響を与えた」と感じる受講生は約9割
ー体験ツアー開催のお知らせー

2024年1月15日
セミナー・勉強会ブルーカーボンプレスリリースワーケーション未来創造部からのお知らせ海洋プラスチック炭化プロジェクト環境教育・ 研修

2023年9月、株式会社未来創造部は熱海市の委託を受け、「熱海市企業研修効果」調査を実施しました。この調査は熱海市で研修を受けたことや、ワーケーションを実施したことよる影響を明らかにするためのもので、調査対象者は、株式会社未来創造部および株式会社machimoriが熱海市内で行っている研修の受講生及び担当者(575名)で、回答率は30%でした。なお、本調査はインターネット調査法を用いて行われました。

本調査から、以下の結果が明らかになりました。
(1)研修満足度
研修の満足度については10点満点中8点以上を選んだ回答者が85.1%を占めており、大多数が研修に満足していることがわかりました。

(2)研修の内容が仕事に良い影響を与えていると感じているか
約9割の受講生が研修の内容が「仕事によい影響を与えている」と感じていました。「感じていない」との回答が、0.6%しかなかったことも、大きな特徴です。

(3)研修のどの要素が仕事に良い影響を与えているか(複数回答)
上の質問で「仕事によい影響を与えている」と感じている受講生を対象に、「研修のどの要素が、仕事によい影響を与えたと感じているか」を、複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは、「講義(座学)を通して得た学び」の68.8%、僅差で「グループワークやディスカッションを通して得た学び」の67.4%、「体験プログラムを通して得た学び」の66.7%が続いていました。

上記の調査結果を通じて、特に熱海での講義と体験プログラムに高い評価をいただいていることがわかりました。

そこで、実際に未来創造部が行っているプログラムを体験していただきながら、社会課題に対して自組織ならどう取り組むか、社員の皆さんに学んで、感じてもらう場として未来創造部の体験プログラムとワーケーションを体験していただくツアーを用意いたしました。

テーマは未来創造部がプロジェクトとして取り組んでいる「SDGs13(気候変動)」を止めるために必要な3つのことです。

ー持続可能な社会について、企業や組織がめざすべき、やるべきことは何なのか、世界の動きとともに知りたい。
ー社員にSDGsについてどのように伝え、取り組んでもらったらいいか、悩んでいる。
ー「ワーケーション」っていうけれど、実際導入は可能なのだろうか。

そんな悩みやお考えをお持ちの企業の人事部、サステナビリティ関係のご担当者様にぜひご体験いただき、来年度の研修企画にお役立ていただければと思っています。

企業研修/越境学習/サステナビリティ研修を、ワーケーションとあわせて体験!
SDGs「目標13(気候変動)」×ワーケーション体験ツアー@熱海・未来創造部
 

開催日時:2024年3月6日(水)13時~3月7日(木)12時
      ※上記の時間前後もワーケーションとして会場をお使いいただけます

対  象:企業の人事部やサステナビリティ関係の管理者様・ご担当者様

募集人数:15名程度(最大20名)

会  場:株式会社未来創造部 2階セミナールーム
      住所:静岡県熱海市渚町7-5 エムズ熱海ビル
      地図:https://goo.gl/maps/8cFXdp78GdPpXeF79

参加費 :お一人  11,000円(税込)
     夕食懇親会代  5,500円(税込)
     2日目の昼食代 1,500円(税込)   

こんな場を体験していただけます:

★未来創造部が伝え、実践している「温暖化を止めるために必要な3つのこと」を脱炭素の第一人者の講義・ファシリテーションをベースに理解いただきます。

★すべての企業にとっての必須課題である脱炭素・SDGsへの取り組みを、現場のリアルを体験することで、座学より深い学びになることを実感していただけます。

★異業種の参加者との意見交換を通じ、より広い学びと気づきを得ていただけます。

★未来創造部が提供している1泊2日の研修プログラムをまとめて体験していただけますので、そのまま自社に取り入れていただくことが可能です。

★新幹線停車駅(首都圏からも近い)熱海で、2日間でもたっぷりとワーケーションを体感していただけます。

※本ツアーに参加された方には事後に「アンケート」にご協力いただくことが必須になります。ご了承ください。
※宿泊は各自でご手配ください(提携宿泊施設のご案内あり)。
※天候等の状況により、プログラムの順番を入れ替える可能性があります。
※参加費には国内旅行傷害保険への保険料を含みます。

プログラム内容(予定)
■1日目 
9:00~13:00 <自由参加>各自ワーケーション
       (★未来創造部のセミナールームを仕事場としてご利用いただけます)
13:00     集合、ご挨拶、オリエンテーション
13:30     気候変動についての内外の動向(レクチャー)
       意見交換
       温暖化を止めるために必要な3つのこと(レクチャ-)
14:30     (1)これから出すCO2を実質ゼロにする
       ーレクチャーと各社の取り組み共有
15:30     (2)大気中に出てしまったCO2を回収する(レクチャ-)
       ー現場体験:ブルーカーボンプロジェクト
       ※藻場再生取り組みを見学し、水中ドローン操作にトライ!
17:00     1日目の振り返り
17:30     各自ホテルにチェックイン
       熱海の海の夕暮れを楽しむタイム
18:30     身体性を取り戻すエクササイズ
      (★美味しいビールを飲むためのおまじない!)
19:00     夕食懇親会
      (★地元の新鮮なお魚や炭を使ったBBQなど!)
21:00     終了、各自ホテルにて宿泊

■2日目
6:30     日の出の15分前に熱海サンビーチへ
       早朝プログラム(日の出ヨガ、ビーチアート)
       各自ホテルへ戻って朝食、チェックアウト
9:00      (3)回収したCO2を固定化する(レクチャー)
       ー現場体験:炭化事業の現場体験
11:00     SDGs「目標13」に関する意見交換
11:30     2日間の振り返り
12:00     昼食会(★ご希望の方には地元のお魚屋さんの特製海鮮丼をご用意)
13:00     研修プログラム終了
        各自ワーケーション
       (ご希望の方は未来創造部のセミナールームをお使いください)
17:00     ワーケーション終了

 
お申し込み:以下のサイトからお申し込みをお願いいたします。
ご担当の内容などを確認させていただきまして、折り返し事務局から参加可否のご連絡させていただきます。
※同じ会社や組織からご参加いただく場合、お一人ずつお申込みのお手続きをお願いします。
御請求書等で参加費のお支払いをまとめてご精算いただくことは可能です。以下のフォーム内の備考欄にご記載ください。

※下記のサイトからお手続きが難しい場合は、事務局までご連絡ください。
https://forms.gle/rbbcRmGF1SpbgSwc7

【お問い合わせ事務局】
株式会社未来創造部  担当:横山
メール:info(@)mirai-sozo.work
 ※(@)を@に変えてお送りください。

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~

詳細はこちらをご覧下さい。

「2023年を振り返って~持続可能性に関わるアンケート」、本日1月20日が最終日となります。まだの方、数分で終わりますので、ぜひご協力ください!
https://forms.gle/tXA8WcKsChqhknzb9

最後に、翻訳にご興味のある方、翻訳者を目指していらっしゃる方へ。
1月27日(土)翻訳道場@オンライン

AIの翻訳力がアップしている中、人間の翻訳者に求められるスキルやセンスが変化しています。ただ「正確に読みやすく訳せればよい」(これ自体タイヘンだけど!)というだけではない、「AI時代の翻訳力」とは何か、ぜひ翻訳道場で体験してください。詳しくはこちらをご覧下さい。

 

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