怒濤の5月が終わり、あっという間に6月になってしまいました。みなさま、お元気でいらっしゃいますか。
明日、新しいブックレットが出版されます。
『農業が温暖化を解決する!──農業だからできること』(税込693円)
高温や渇水が頻繁に起こるようになり、国内外で穀物や野菜の生育への悪影響が増大しています。農業は温暖化に脆弱な「被害者」であり、さまざまな適応策がとられています。
その一方で、実は農業は温室効果ガスを排出する「加害者」でもあることはご存知でしょうか?
世界全体の温室効果ガスの約4分の1は、農業分野からの排出なのです。どこから、何が出ているのでしょうか? どうやって減らしていけばよいのでしょうか?
そして、農業だからできることがあります。農業は、気候変動の「救世主」にもなりうるのです! それはどういうことなのか、世界ではどのような取り組みが進められているでしょうか?
世界に広がっている「環境再生型農業」の取り組みも、多くの事例と共に紹介しています。きっと多くの農業関係者のみなさん、そして、温暖化に心を痛めているみなさんのお役に立てると思います。
私たちが熱海を拠点とする株式会社未来創造部で進めている「バイオ炭」の取り組みも、農業だからできる、気候変動対策の1つなのです。大気中のCO2濃度を下げながら、農業の振興にもつなげていきたいと思っています。
私たちに「食べ物」を提供してくれる農業は、温暖化の「原因」でもあり、「救いの女神」でもあります。次世代に残す世界や地球は、私たちの選択にかかっています。
みんなで農業を支え、応援していくために、この本がお役に立ちますように。
~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~
目次
序章
第1章 温暖化の「原因」としての農業
第2章 農業由来の「温暖化の原因」を最小化する
1 世界での取り組み
2 日本の取り組みの動向
第3章 温暖化の「解決策」としての農業
1 世界に広がるリジェネラティブ農業
2 団体、企業、政府の取り組み
3 バイオ炭の可能性
終章――消費者の役割
~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~
薄いブックレットなので、さくっと目を通していただけると思います。ぜひ、被害者・加害者・救いの女神としての農業の位置づけ、そして、「リジェネラティブ(環境再生型)農業」やバイオ炭の可能性について知っていただけたらうれしいです!
『農業が温暖化を解決する!──農業だからできること』(税込693円)