2年半前にスタートした未来創造ユースチーム、先週末に第5期が終了しました!
小学生から社会人まで、これまで200人近い29歳以下のユースメンバーが日本全国・海外から参加し、6ヶ月間、月1回の勉強会で、変化を創り出すスキルを学び、それぞれの場で実践するとともに、ユースメンバーとのネットワークを作ってきました。
10月からの第6期のメンバーを募集中です。ウェブの呼びかけをご紹介します。
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未来は創り出せる!
自分の未来も、学校や組織、地域、日本、世界や地球の未来も!
何もしなければ、何もしないなりの未来になります。
効果的に考えて、働きかければ、より「こうだったらいいな!」という未来が創り出せるのです。
どうやって考え、働きかければ、望ましい未来・ありたい未来が創り出せるのでしょうか?
(1)ビジョンを描く、
(2)つながりから全体像を見る、
(3)変化の連鎖を考える、
(4)効果的なコミュニケーション、
(5)合意形成
という、「変化を創り出すための5つの力」を身につけませんか?
未来創造ユースチームは、2022年4月に立ち上げてから、すでに200人近くのユースの成長のお手伝いをしてきました。
21世紀に求められる考え方が身につきます。
コミュニケーション力がアップします。
世界が広がります。
自分が大事だと思うことを話すことができます。
小学生から29歳まで、世代の違うメンバーとの意見交換は、ふだんはなかなか経験できない貴重な成長の場となります。
未来創造ユースチームでの活動を内申書やAO入試に活用しているメンバーもいます。
学校では学べない大事なことを学ぶ場として。世代を超えた交流の場として。自分が大事だと思うことをしっかり考えてながら進めていく場として。ぜひ活用してください。
月1回2時間半ほどの勉強会です。熱海の現地参加でも、オンライン参加でもどちらでもOK!
「どんなことをやっているのかな?」「どんな雰囲気なのかな?」と思う方はまずはお試し参加をどうぞ!
お待ちしています。
【第6期 2024年10月~2025年3月】
https://www.miraisozo-youth.com/6th
★基本的には、毎月第3土曜日を予定していますが、都合により第4土曜日の日もあります
★当日参加できないメンバーは、レクチャー部分を事後に視聴することができます
1. 10月19日(土)13:00~15:30:バックキャスティングでビジョンをつくる
2. 11月16日(土) 13:00~15:30:「システム思考」でつながりから構造を考える
3. 12月21日(土) 13:00~15:30:創り出したい変化の連鎖をデザインする(変化の理論)※この日はオンラインのみ
4. 1月25日(土)13:00~15:30:プロジェクトを進めるための効果的なコミュニケーション
5. 2月15日(土)13:00~15:30:合意形成の進め方
6. 3月15日(土) 13:00~15:30:振り返りと今後に向けて
■参加方法:熱海会場(定員:約20名)とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
申し込み時に基本的な参加方法をお選びいただきますが、ゼミごとに参加方法は変えることが可能です。
※熱海会場とは
株式会社未来創造部 2階セミナールーム
住所:静岡県熱海市渚町7-5 エムズ熱海ビル
地図:https://goo.gl/maps/8cFXdp78GdPpXeF79
■参加資格
・開始月時点で満29才以下であること(下限の年齢制限はありません)※継続参加は年齢制限なし
・これまでに活動をしている、または近々活動する予定があること
・熱海会場、または、オンラインでゼミに参加できること
※国籍不問(ただし、ゼミをはじめ、ユースチームのコミュニケーションは日本語のみとなります)
■参加費:受講料無料
※大学生以上は事務管理費:6カ月で6,600円/人
このプログラムは、通常一般の方向けに実施しているプログラムを、ユース向けに無料で実施するものです。
受講料は無料ですが、事務管理費として6カ月6,600円がかかります。
※共感コミュニティ通貨eumoでのお支払いも可能です。
高校生以下の皆さんは、レポート提出を条件に「あしながサポーター」が参加費を支援しますので、無料でご参加いただくことが可能です。
奨学生制度もありますので、ご相談ください。
■定員:約50名(先着順)
<お申込み・詳細はこちら>
https://www.miraisozo-youth.com/6th
これまで200人弱のユースが参加してくれていますから、この調子だと、そう遠くない将来、500人、1000人のユースがメンバーになってくれるのではないか、と思っています。
日本全国で、変えたい!という思いと、変えるためのスキルをもったユースが1000人、それぞれの地域や組織で活動してくれたら、日本は変えられるのではないか? という思い(妄想?)を持って、活動を続けています。
元ユース(^^;)で、ユースの活動をサポートしていただける方は、ぜひ「あしながサポーター」さんになってください。1口6,600円で、1人のユースの参加費をサポートしていただけます。小学生・中学生、奨学生の参加費用やサブゼミなどの活動費用として大事に使わせていただきますので、よろしくお願いします!
https://mirainotane.stores.jp/items/665538b485f9340039f78155
すでに何人かの申し込みもいただいています。第6期も素敵なメンバーと活動を進められそうで、わくわくしています!
さて、世界の高校生たちの素敵な活動を紹介しましょう。
The Business of Doing Better"を掲げるウェブサイト「Triple Pundit」から、編集部の許可を得て、日本語でご紹介します。
https://www.triplepundit.com/story/2024/wildfire-solutions-science-fair/804201
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These High School Scientists Are Building Wildfire Solutions
高校生の科学者たちが山火事の解決策を構築中
5月、世界中の高校から集まった約2,000人の若い科学者たちが、気候変動や病気など社会的に重要な問題についての研究と解決策を発表した。
リジェネロン国際学生科学技術フェアには、地元、地域、州、または全国の科学フェアでトップ賞を受賞した学生のみが出場できる。TriplePunditでは、このフェアに出場した3人の若い科学者らと対談し、山火事の緩和と適応のために彼らが行った研究および作成したツールについて話を聞いた。
山火事の煙のばく露による人の健康への長期的な影響を測定
「ここモンタナ州、特にミズーラでは、山火事による煙の季節が徐々に悪化してきています」と18歳のエイミー・ブートは言う。彼女は自分自身や家族の健康への影響に気づき、山火事の煙が、普段は健康な若年成人の肺機能に長期的にどのような影響を与えるのか、もっと詳しく知りたいと思うようになったのだ。
山火事の煙のばく露による長期的な健康への影響に関する研究はあまりない。そこでブートは、山火事の煙から排出される粒子状物質(微細な固体や液体)に関する米国環境保護庁の過去のデータを調べた。重点を置いたのは、PM2.5つまり直径2.5ミクロン以下の粒子状物質だ。
「PM2.5は肺に侵入し、血流に流れ込みます」とブートは説明した。彼女は、喫煙歴もベイピング歴(電子タバコなど)もない18歳から30歳の人々を募集し、彼らの病歴と、住んでいた場所の毎年のばく露量にもとづいて彼らの山火事の煙への生涯総ばく露量を調査し算出した。そして、参加者一人一人の肺機能を検査した。
「データを分析した結果、山火事によるPM2.5の生涯ばく露量と肺機能の低下には有意な相関関係があることがわかりました。肺活量は、ばく露が繰り返されるにつれて減少を続けました」と語る。
また、ミズーラに住んでいた期間がより長いほど、山火事の煙への生涯ばく露量が増えることにも重要な相関関係があると述べた。
「(調査に参加してくれた人たちは)より若くて健康で活動的でしたから、肺機能の低下がみられたことには驚きでした。彼らは、基礎疾患を抱える高齢者のようにリスクの高いグループに属していたわけではありませんでした」と語った。
この先、ブートは、山火事の煙へのばく露を減らすための緩和策に関して、どの緩和策が最も保護してくれるのかも含めて、より多くの研究が行われることを望んでいる。
「これはとても重要なことです。ますます多くの人々が、山火事の煙に繰り返しさらされているのですから。人類が引き起こした気候変動によって、世界中のそしてここモンタナ州の山火事の増加に拍車がかかっています。ここでは山火事の季節が3倍も長くなっていますし、全体的な山火事の煙のばく露量も世界的に増加しています」とブートは語った。
無線技術を使って森林火災と公園を訪れる人々の安全を監視
「米国では毎年2,000人のハイカーが行方不明になっていて、その数は国内の行方不明者の半数を占めています。私は人の助けになることをしたかったのです」と17歳のジョン・パーソンズは説明した。
パーソンズは、太陽光発電によるトランシーバー・システムを開発した。電波を使った無線通信装置で、森林火災を監視しながらハイカーや公園を訪れる人々の安全を守ろうとするものだ。このトランシーバーは一足分の靴箱ほどの大きさの防水仕様の箱に収められており、箱には小型の太陽光パネルが取り付けられている。
「アイデアですが、公園に入る際ハイカーには、パークレンジャーから渡される小さなデバイスを携帯してもらいます。トランシーバーを入れた箱は、森林内の木々に取り付けることができて、ハイカーが通り過ぎるとGPSで彼らの位置が記録されます。窮地に陥った場合はデバイスのボタンを押せばいいわけです」とパーソンズは説明する。
この箱には煙探知機も入っていて、火災の発生場所がトランシーバー・システムを通してパークレンジャーに通知される。
森林火災を監視する最も一般的な方法は、衛星画像や監視塔の利用だが、夜間や霧の多い状況では効果が薄いとパーソンズは言う。
「なぜこのシステムが必要かというと、国立公園内に大規模なインフラを建設できないからです。その点このトランシーバーはとても小さいです。環境の中で目立たず、ほとんど気づかれません。視覚的な影響もありません」
パーソンズは、このシステムが今のところ最大60メートルの範囲に限られていることを認めている。しかし、彼はこの範囲を改善できると信じている。「他にも改良のアイデアがたくさんあります」と彼は強調した。「ハイカーのモジュールに小さなキーボードをつけて、メッセージを電波にエンコードし、パークレンジャーが事態と場所を特定できるようにしたいと思っています」
パーソンズにとって、科学フェアに参加したのは今回が初めてで、Soumyanath Memorial賞を受賞し、自身と学校で賞金を獲得した。彼はこのプロジェクトを始めるにあたり、オンラインビデオで回路とはんだ付けを独学し、コーディングのスキルを磨いた。
フェアで学んだことを振り返って、彼はこう言った。「いいアイデアがあれば、それに取り組んでみてください。打たないシュートは100%失敗します」
山火事の発生地点を検出するための低コストで迅速な対応策
「2023年の山火事の季節は、カナダ史上最も破壊的なものでした。私は消火活動の迅速化に貢献したいと考えました」と17歳のジェイソン・ザオは話した。
ザオは、山火事を探知し監視するドローンを装備するロケットを設計し、それを製作した。「山火事鎮圧の第一段階は、発生地点の特定です。計画を立てるためには、上空に赤外線カメラを配置する必要があります」と彼は説明した。
通常、山火事の発生地点はヘリコプターを使って発見されるが、ヘリコプターはあまり速くはなく、離陸するために近くに専用の空港が必要だ、とザオは言う。
「最も重要なのは、ヘリコプターには人が乗っているということです。過去4年間で、山火事の監視中に12人の消防士が亡くなっています。私が改善しようとしているのは、そうしたシステムなのです」と語った。
ザオは、消防署が求めるものについて理解を深めるために地元の消防署との会議を設定した。(ロケットの)生産効率を上げるため、ロケット部品の多くを3D技術で設計し製作した。ロケットはドローンを搭載して離陸し、森林に到達するとドローンから分離してパラシュートを開き、地上に降下する。ドローンは発生地点の監視を続ける。
「私のシステムの利点は、ロケットは空港から飛び立つ必要がないことです。ロケットは消防署での保管が可能で、ヘリコプターよりはるかに速い。そして最悪の場合ドローンを失うことがあっても、それでも誰も死ぬことはありません」と語った。
ロケットテストは2度行われた。ワシントン州トリシティズでの最初の打ち上げでは、ロケットが飛んだ高さは1.7kmであった。ザオは設計を調整し、モハーベ砂漠での2回目の打ち上げでは3km以上の高さに達し、飛んだ速度は音速の1.4倍であった。
ザオは、このシステムにおける現状の制限についていくつかの改善を続けている。ドローンの効率の改善、ドローンのバッテリー寿命の延長、センサーと計器の追加、自動操縦で動作するソフトウェアの改善などである。彼のプロジェクトは、特別賞と航空部門の2位という2つの賞を受賞した。
解決策を見出し新たな技術を取り入れるグローバルコミュニティの構築
リジェネロン国際学生科学技術フェアは、学生たちにコンテスト形式で自分たちの研究の質の高さを実証する機会を提供する一方で、若い学生同士の国際的な協力関係を育む場でもある。ザオは、競技に出場するつもりで参加したところ、友情関係を築けたことに驚いたと言う。
「ISEFに出場したことは、人生の最高の経験のひとつになりました。たった7日間で生涯の友をつくることができました」と語った。
パーソンズのコメントもザオと同じだった。「衝撃的でした。人生が変わりましたよ。あんな経験はしたことがない」
ブートも同じだった。
「科学の研究プロジェクトに大変な労力を費やして、自分たちの研究分野の知識が豊富で情熱を持った世界中の人々に出会えたことは、本当に素晴らしかったです。私の周りには、スウェーデン、プエルトリコ、ハンガリー、トルコの人たちがいて、話す言葉はさまざまでしたが、結局のところ、みんな科学研究をした高校生だったのです」と話した。
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世界の高校生たちの取り組み、素敵ですね!
日本でも頑張っているユースを応援していきたいです。