最近、企業研修やワークショップなどの場面で「コミュニケーションの課題」がよく出てきます。もちろん、以前からコミュニケーションは多くの人や組織の課題ではありましたが、近年、ますますその問題意識が高まっているように感じています。
自分の企業研修でも、ご要望に応えたいと、「対話」、「合意形成」、「部下の話をどう聴いたら良いか」、「どのように論理的に説得力ある形で伝えればよいか」といったセッションを入れることが増えています。
「対話」とは何でしょうか? 「会話」や「議論」とどう違うのでしょうか? どのように対話力を身につければよいのでしょうか?
そのような学びを求めて、次回の幸せ研の読書会を開催します。ぜひご参加ください。ぎりぎりのご案内になってしまったので、当日は無理、という方はぜひ音声講座でエッセンスを得てください!
【オンライン読書会】 2024年11月19日(火)開催
『他者と働くー「わかりあえなさ」から始める組織論』を読む
11月は、宇田川元一氏の『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』を、課題書に取り上げます。
「もしも今、日本の企業が衰退しているのだとすれば、この対話する力、新しいアイデアが生き残れるように、組織の溝に橋を架けていく力が弱っているからではないでしょうか。」(本書より)
この著者の指摘にドキッとした人は少なくないのではないでしょうか。
いま日本でも、「多様性が大事」と言われるようになって、多様な人々からなる組織づくりが進められています。
そのことは大事なことですが、他方、意見も考え方も違う多様な人たちとどうやって物事を進めたり、理解し合ったりすればよいのでしょうか。
私はずっと、あ「ただ多様性があるだけでは十分ではなく、多様性を力に変えるための対話の作法が必要だ」と言ってきました。多様な人々を集めたはよいけど、じょうずに一緒に働くやり方がわからないために、何も決まらない、何も進まな
い、と混乱してしまっている企業も少なくないように思うからです。
本書は、「多様性を力に変えるための対話」のやり方をわかりやすく解説してくれています。"あらゆる人間に効く「対話」の教科書"として、組織内外、そしてプライベートな対話でもとても役に立つことと思います。多様な人たちが集まるこの読書会の場で、実際に「対話」をしながら、一緒に考えてみませんか。
みなさんのご参加をお待ちしております。