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エダヒロ・ライブラリー講演・対談

「こどもエコ・ワークショップ 〜地球のセーターって、なあに?〜」

―大和ハウス工業(2007.2.25 東京/ 2007.3.4 大阪)
2007年02月25日
企業主催
講演
 

1年生から6年生までの小学生とその家族を対象に、大和ハウス工業主催「こどもエコ・ワークショップ 〜地球のセーターって、なあに?〜 」が開催されました。
以下は概要となります。


【ワークショップ内容】

■おはなし:13:00〜14:00(60分)


★地球のセーターってなぁに?

気温がどんどん高くなり、北極や南極の氷がとけるほど地球の温度が上がっているよ。どうしてだろう?

二酸化炭素(CO2)は、地球をちょうど良い暖かさに保ってくれる、言わば地球のセーターのようなもの。でも、セーター1枚ならちょうどいいけど、2枚着たらあつくなっちゃうよね? いま地球はセーターを余分に着ている状態なんだ。


温暖化の主な原因のCO2を地球のセーターにみたて、イラストなどを用いて温暖化の原因を分かりやすく説明しました。


★地球の気温をシミュレーション

このまま地球温暖化が進むと、世界の気温はどうなっていくんだろう?


1950年から2100年までの150年間の気温の変化を、1分間に短縮したシミュレーションを見ました。

はじめは緑や青色だった世界地図が、気温が高くなるにつれて、どんどん赤や黄色に変化していく様子に、驚きの声があがりました。


★水を使った実験

地球が吸収できるCO2量を超えて、人がCO2をたくさん出すから、地球が暖かくなってしまうんだね。

大きさの違う大小2つのコップを使って、水の量をCO2量にみたてた実験をしてみよう。私たちは、森や海が吸収できる4倍ものCO2を出しているから、水槽から水をくみ出しても、その4倍の水をまた水槽に入れることになるね。そうすると、だんだん水かさが上がっていって、そのうちあふれちゃう。


この実験を通して、地球がどうしてどんどん暖かくなってきているのかを体感してもらいました。


★ぼくとわたしの「CO2日記」

朝起きてから夜寝るまでの1日のなかで、ぼく/わたし/家族のみんなが、どんなときにに、電力/ガス/ガソリンをつかっているのかを考えてもらいました。

そして、そのCO2を減らすためにどんな工夫ができるか、たくさんのアイディアを出してもらいました。


★CO2を減らすためにできること (みんなのアイディア例)

・明るいときは、電気を使わない。
・屋上に草を植える。
・家をつくるとき、いっぱい窓のある家をつくり太陽の光を入れる。
・自転車こぎで電力をつくる(体力づくりにもなる)。
・太陽電池や風車を家につけて、自分の家の電気は自分の家でつくる。
・雨をためて、お風呂にする。
・冬の寒い日は、ネコをひざにのせる(ネコは体温が高いので)。
・ベランダに夏、朝顔をたくさん植えて影を作って涼しくする。


■ ワークショップ:14:30〜16:00(90分)


★エコ・すごろくゲーム

このゲームは、CO2を減らすために私たちができることをマスにしたすごろくを、こどもたちがコマになって進んでいくものです。みんなで、体を動かして声を出して、エコライフについて一緒に考えてもらいました。


★私の宣言

「ストップ!温暖化」のために「今の私にできること」を、みんなに発表してもらいました。


どの子も、温暖化の仕組みについて真剣に耳を傾け、どうしたらCO2を減らせるか、自分に何ができるかを考えてくれました。子どもならではのかわいいアイデアや大人顔負けの意見なども出ました。

 

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