エダヒロ・ライブラリー執筆・連載

2022年12月14日

若い世代と考える未来 (2022年12月12日掲載)

 

それぞれの分野や地域で、持続可能で幸せな未来を創り出そうと行動している、あるいは望ましい未来を創りたいという意欲を持っている若いみなさんの学びとネットワーキングの場として「未来創造ユースチーム」を今年4月に立ち上げました。第1期は全国から80人近い小学生・中学生・高校生・大学生・社会人(29歳以下)が集まり、熱海会場やオンラインで毎月のゼミに参加。9月に半年間の活動を終了しました。

月1回のゼミのテーマは、
 ①バックキャスティングでビジョンをつくる
 ②「システム思考」でつながりから構造を考える
 ③創り出したい変化の連鎖をデザインする(変化の理論)
 ④プロジェクトを進めるための効果的なコミュニケーション
 ⑤社会的合意形成の進め方
 ⑥振り返りと今後に向けて
でした。

私からスキルや方法・事例などを伝え、小学生も社会人も一緒にグループディスカションしながら、それぞれのプロジェクトや考え方を深めていきます。終了後にはレポートを提出してもらうことで、何を学んだか、さらに何を知りたいか、考えてもらいます。関心や取り組みにあわせて自主グループを形成したり、イベントや体験プログラム、映画上映会を一緒に行ったりしました。

最終回に発表してくれた感想からいくつか紹介しましょう。

・枝廣さんが毎回事例を出してくれたので、自分が今後、社会に出て、どのように活動したりすればいいのかなというのを学べたので、良かったです(小学生)

・僕はもともと、海を守りたいとか、社会で役立つことを学びたいと思って参加しました。この半年間でいちばん学んだのは、目標を達成するためにさまざまな方向からアプローチして達成するという方法です。また、ユースチームの皆さんとかかわることで、いろんな新しいアイデアとか、新しい視点から見る方法を学べたような気がします(高校生)

・こんなに若い世代で、問題意識を持って集まっている人たちがいるんだということがうれしいし、勇気にもつながったし、もっともっとつながっていきたいなと思いました。(社会人)

・年上の人といっぱいコミュニケーションができたことで、自分の力につながると思いました。(中学生)

10月には、内容もパワーアップして、第2期ユースチームがスタートしました。ご興味ある方、ぜひつながりましょう! 

 

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