開催日 |
2012年11月15日
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対象 | 日刊 温暖化新聞の企業・団体パートナーの方のみ。
各企業・団体さまより、2名さままでご参加いただけます。
(それ以上のご参加を希望される場合はご相談くださいませ)
※オブザーバーでのご参加希望の方はメールにてお問合せください。(1回限り、2名まで/社・団体)
info(@)daily-ondanka.com |
ゲスト | Think the Earth 上田壮一氏 |
ファシリテーター | 枝廣淳子 |
参加人数 | 26名 |
開催レポート

(ファシリテーター:枝廣 淳子)
企業とNGO/NPOとの連携について、みなさんの会社では、どういった目的で、どういった活動をされていますか? 3.11以降、一人ひとりの意識が変わり、社会の一員としてどう貢献するかを考え、行動する人が増えています。また、SNSなどの広がりにより、一人ひとりが「メディア」になれる時代でもあります。こうした変化のなか、企業は本業と社会の価値(ソーシャルグッド)を生み出す活動とをどう結びつけ、時代の要請にこたえていけばよいのでしょうか。そして、NGO/NPOとの連携や個人とのつながりをどう考えていけばよいのでしょうか。今回のフォーラムでは、具体的な事例に学びながら、こうした点について考えを深めました。
●プレゼンテーション(1)
「~価値共創の時代~ 企業とNPOと個人を結ぶ仕事」
(一般社団法人Think the Earth 上田 壮一 氏)
企業に所属して働く人が多い日本では、「会社が変われば社会が変わる」と上田さんは言います。従来、企業のマーケティングとCSRは分断されていましたが、これからは企業がNPOや個人と協力して、共通の社会的価値をつくり、それを市場にしていく時代です。その橋渡しを担うThink the Earthの事例から、各ステークホルダーがどのようにかかわることで社会の変化を促せるのか、また、社内にそうした人材をいかに育てるかといったヒントを多数いただきました。

(質疑応答のようす)

(ワークのようす)
●プレゼンテーション(2)
寄付の新しいかたちを目指すサイト「1ドロップ」のご紹介
(株式会社サステイナブル・インベスター 瀧澤 信 氏)
パートナー企業のサステイナブル・インベスターさまから、新たに立ち上げた寄付サイト「1ドロップ」をご紹介いただきました。通常、一定額以上でない場合、寄付者と寄付先が直接コミュニケーションする機会は限られています。そこで、寄付者と寄付先を「つなげる」サービスとして生まれたのが「1ドロップ」です。寄付を介した新しいコミュニケーションの場として、ご関心のある方はウェブサイトをご覧ください。
http://www.1drop.jp/
●「相談タイム」
(高知県東京事務所 山崎さま)
このコーナーでは、パートナー企業さんから、他社の参加者に意見を聞いてみたい話題を提供いただき、みんなでディスカッションして知恵を絞ります。今回は、高知県東京事務所 山崎さまから、「国産材をもっと活用するには?」というご相談をいただき、みなさんからのアイデアを付箋に書き出しました。

(ワークのようす)
●事務局より:
【お知らせ】
「日刊 温暖化新聞」ウェブサイトリニューアルのご案内をさせていただきました。間もなく「e's未来共創フォーラム」として生まれ変わり、従来の「日刊 温暖化新聞」パートナー企業・団体さまの情報へもトップページからアクセスしやすくなるなど、いっそう「つながり」を体験いただきやすいサイトになります。リニューアル準備が整い次第、改めてご案内申し上げます。
なお、このフォーラムは、「e's未来共創フォーラム」の異業種交流会として、呼称や位置づけが変わりますが、これまで通りの趣旨で継続して定期的に開催いたします。引き続き、どうぞご参加くださいませ!

(懇親会のようす)
次回のイベント・フォーラムの予定
次回フォーラム内容は確認中です。日程は2013年1月を予定しておりますが、ただいま調整中ですので、決まり次第ご連絡いたします。
参加された方の声から
<本日参加してのコメント>
上田さんのお話を聞いて、販促セクションとCSRセクションの歩み寄りの糸口が少し見えたように思います。
CMで気になっていた取り組みについて詳しく知ることができた。
ディスカッションの場が多い点が、ほかのセミナーと違い、自分の考えを短時間でまとめ話す訓練になったし、より理解が深まった。
NPOの活動の生の声が聞けてよかった。企業、NPOとの協働について改めて考えるきっかけになった。
企業だけでなく、NPO/NGO、一般と協働しながらの取り組みが勉強になりました。
NPO/NGOとの共創ということで、マーケティングやプロモーションがかかわってくる話、企業とNPO/NGO、個人の思惑を意識して巻き込むよい事例や心にささる言葉が多く、学びが多かったです。
<今日学んだことの今後の活用について>
マーケティングという面だけでなく、新しい取り組みを考えたいと思います。
ストックできる貢献活動を企画したいと思います。
相談タイムは生の悩みを聞けることで社会に遍在する問題を実感できる。
ネットワークが毎回広がっていくことがよい点です。
いつも感じることですが、頭をフル回転できる充実した時間を過ごさせていただいています。