岩波書店から発行されている月刊誌「世界」(4月号)に、『オーストリアの原子力への「ノー」ーなぜ脱原発が可能だったのか』(著:ペーター・ウェイッシュ、ルパート・クリスチャン)が掲載されています。
こちらは、エダヒロが翻訳を担当させていただきました。ぜひお手にとってご覧ください。
<岩波書店 ウェブサイトより>
先進国で初めて脱原発国家となったオーストリア。最初に原発へのノーの声をあげたのは、本稿筆者のウェイッシュ博士はじめ、たったの10人だった。それが、1978年11月、原子力を選ぶかどうかの国民投票で、僅差で反対票が勝利する。スリーマイル島原発事故の前である。そのときすでに完成していた2基目の原発は、一度も稼働しないまま、廃炉となった。なぜこのようなことが可能だったのか。日本の脱原発運動にとって、示唆にとむ報告。
(著者)
Dr. Peter Weish 1936年、ウィーン生まれ。オーストリアの科学者。ウィーン大学、ウィーン農業大学などで環境科学を講じる。オーストリアにおける反原発運動の草分け的存在
Rupert Christian オーストリアのエネルギー政策専門家。