2月23日(木)に開催されたシンポジウムの動画・資料(外部サイトになります)が公開されていますので、ぜひご確認ください。
※エダヒロは第二部のリレートークでお話しさせていただきました。
(動画は【1:34:07】辺りからご覧いただけます)
サスティナブル・ビジネス・ウィメン主催
企業のためのシンポジウム SDGs「持続可能な生産消費」の具体化~五輪の調達を好機に!~
■日時 2017年2月23日(木)15:00~17:30
■場所 都道府県会館 101大会議室 東京都千代田区平河町2-6-3
■主催 サスティナブル・ビジネス・ウィメン、公益財団法人 自然エネルギー
財団、持続可能なスポーツイベントを実現するNGO/NPOネットワーク
(SUSPON)
■サイト http://www.sustainability-fj.org/seminar/20170223/
【概要】
2016年を概観すると、パリ合意がスピード発効するなど気候変動問題では進展がみられた一方で、イギリスのEU離脱、トランプ現象など今までの常識では予測できないイベントが続き、欧州の難民問題や世界各地でのテロの多発など、社会的な混迷が国際社会共通の課題に浮上した年でした。
今、環境問題に加え貧富の格差などを解消し社会の持続可能性を高めるために国際社会で合意された17のターゲットからなるSDGs(持続可能な開発アジェンダ2030)の取り組みの重要性が増しています。その中でもターゲット12の「持続可能な生産と消費の確保」は、産業界・企業が中心的な役割りを期待されており、グローバルな経済システムの持続可能性を高める手段としても注目されます。特に産業界・企業に期待されることは、世界中に張り巡らされたサプライチェーンの持続可能性を高めることで、これは近年日本でも急速に拡大しているESG投資家が注目する取り組みでもあります。
こうした中、具体的な取り組みとして特に注目されるのが、2020年東京大会に係わる調達です。この機会は、世界的にもまた特に日本企業に対して持続可能なサプライチェーン構築を加速させる契機として期待されています。そこで本セミナーでは、過去のオリンピックでの調達事例や東京オリンピックでの取り組み状況などを具体事例にとりあげ、持続可能なサプライチェーンの構築のためのヒントを探ります。参加頂く多くの企業の方々へ、新たなビジネスチャンスを提供したく存じております。
【プログラム】
<総合司会>
木村麻紀 Green TV japan ジャーナリスト(サスティナブル・ビジネス・ウィメン)
1) 主催者挨拶
・羽仁 カンタ 持続可能なスポーツイベントを実現するNGO/NPOネットワーク(SUSPON) 代表
2) 第1部 講演 "SDGsとサステナブルな調達について"
・蟹江憲史 慶應義塾大学大学院教授 「東京2020に求められるSDGsへの対応」
・丸川珠代 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣(内閣府から適切な方のご参加を依頼中)
・小池百合子 東京都知事 「東京都の持続可能な調達政策」
3) 第2部 リレートーク~会場との質疑応答 "五輪の調達をいかにサスティナブルにするか?"
・モデレーター:河口 真理子 (株)大和総研 主席研究員(サスティナブル・ビジネス・ウィメン)
・大野輝之 自然エネルギー財団 常務理事 元東京都環境局長
「オリンピック憲章における持続可能性への位置づけと立候補ファイル、ロンドン大会から見た課題」
・冨田秀実 ISO20400「持続可能な調達」日本代表エキスパート
「五輪における持続可能な調達」
・梅原由美子 Value Frontier(株) 取締役(サスティナブル・ビジネス・ウィメン)
「リオ大会で講じられた具体的な環境対策と企業の取り組み成功事例」
・枝廣淳子 東京都市大学環境学部 教授(サスティナブル・ビジネス・ウィメン)
「東京大会準備状況"持続可能性ディスカッショングループ"における進捗と予定」
・黒田かをり 一般財団法人CSOネットワーク 事務局長(SUSPON)
「オリンピックへの期待と懸念:市民社会の動きを中心に」
・小林光 慶應義塾大学大学院特任教授 元環境事務次官
「持続可能性への取組みをどうやって発注するかが心配(スポンサー企業への警鐘)」
4) 総括とお願い
・鈴木敦子 (株)環境ビジネスエージェンシー 代表取締役(サスティナブル・ビジネス・ウィメン)
■サスティナブル・ビジネス・ウィメンについて
日本の未来のためには、環境を良くすることで経済を発展させ、経済の活性化が環境を改善する『環境と経済の好循環』を作っていくことが重要。そのためには「女性のチカラがもっと活用されなければならない!」と、2004年に小池百合子環境大臣が、環境関連ビジネスに関わる女性経営者や女性オピニオンリーダー10名(第一期メンバー)と共に開いた懇談会。「環境と経済の好循環」の実現を主題とし、環境ビジネスについて女性リーダーの視点で議論したのが特徴。その後、歴代の環境大臣に引き継がれ、第二期、第三期、第四期とメンバーを加えながら社会への発信を続けてきた。2007年6月に一般社団法人化したが、2013年3月に発展的解散。現在、当時のアクティブメンバーらが集まり「サスティナブル・ビジネス・ウィメン」として再結成。