9月9日(水)に第62回異業種勉強会をオンラインで開催しました。
今回は「EUタクソノミー」を取り上げ、ゲストスピーカーには、ESG投資やサステナブルファイナンス関連等、政府の委員会で座長や委員を数多く務められている、CSRデザイン環境投資顧問 堀江 隆一さまをお迎えしました。
CSRデザイン環境投資顧問株式会社 代表取締役社長 堀江 隆一さま
<第62回(オンライン開催:第3回) イーズ未来共創フォーラム異業種勉強会>
コロナ禍に考える、経済と環境の両立の実現~EUタクソノミーから学び、日本企業のチャンスにつなげるには
堀江さまからはEUタクソノミーの解説と日本企業への影響や期待のほか、ESGを巡るさまざまな動きや背景についてもお話をいただきました。複雑なESGのうごきや概念を整理していただいたおかげで、全体の流れや関係性を把握しながら、理解を深める機会となりました。
印象的だったお話の一つは、
「EUの考え方の根底には、あるべき姿としての『2050年の脱炭素社会』がある。そこに向けたロードマップができているか否かの点で、グリーンなのか、またはトランジションなのかの判断の要素としている」という点です。
世界各地で顕在化する温暖化の影響を考えると、できるだけ早い段階で脱炭素化を進めていかなければなりません。そのためにお金の流れを変え、その動きを加速するためにEUタクソノミーが設定されつつあるのです。
今後世界は、あるべき姿としての「2050年の脱炭素社会」という正しい方向への動きを加速することでしょう。日本の企業は、政府の方針や目標がどうであれ、世界の動きに足並みを揃えていかねばならなくなります。そのとき、自社の活動や考え方をどう位置づけていくのかーー。どの企業・組織にとっても、今後その目標設定や時間軸の取り方は大きな課題になってくると思います。
これは大きな課題です。異業種勉強会でも引き続き皆さんと学び考え、ヒントや答えを見つけていけたらと思います。
次回開催は、 10月28日(水)を予定しています!
テーマは①海洋プラスチック問題 ②コミュニケーション ③ウィズコロナ時代の地方創生 の3候補で検討中です。
○参加者の皆さんからのフィードバックを一部ご紹介(抜粋)
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・堀江さんのご説明が包括的かつ詳細は簡潔で非常にわかりやすかったです。一枚目のスライドは、これまでカオスだった私の知識が整理されました。
・最新の話を分かりやすく、ご説明頂きとても有益でした。また、ディスカッションも企業の方の話を聞けて勉強になりました。
・講師の先生も専門家でよくご存じで有ったので正確な情報が得られ、非常に良かった。
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(開催のようす)